いびつな関係を改善しようとするが
夫は、育児に非協力的なだけでなく、子どもが熱を出しても知らん顔だし、妻であるIさんの体調がすぐれないときですら、子どものことはほったらかしだそう。
とにかく「SNSに投稿するための写真」を撮影するときだけ、“いいパパ”を演じているとIさんは言います。
「身近で見ているだけに『よくやるよね』って呆れます。子どもたちも、そんなパパにはあまり懐いていないですね。
だけど、SNSの写真を撮るためだけに、短時間でもお出かけに連れて行ってくれたり、流行りの食べ物を買ってもらえたりするので、そこは嬉しいみたいです。
でも、子どもたちも成長してきているし、母親であり妻である私からすれば、このままの“いびつな関係”はそろそろ辞めてもらいたいというのが本音。
なので、夫にもここ最近は『なんとかしてもらいたい』と伝えていますが……」
夫との生活を続けることに疑問
家庭のことをもう少しかえりみてもらいたい、子育てにもSNS用の写真撮影だけでなくきちんと協力してもらいたい、家事も少しはやってもらいたい……と、Iさんから夫に対して再三にわたって話をするも、まったく変化はないとのこと。
それどころか、夫が家庭に協力したり関心を向けたりする度合いは、年々減っているとすら感じているそうです。
「“イクメンな俺”をアピールすることには熱意を燃やすくせに、家のことも育児もまったくやらないという神経がわかりません。
私が話をしても聞く耳を持たないところも、腹が立ちますね。
最近では、このままこんな夫と生活を続けていいのだろうか……とも考えてしまいます。もしも他にいい人と出会えたり、私の収入がもう少しでも上がって自立できそうになったりすれば、夫との家庭は解消してもいいのかも、なんて思ってしまうこともあるんです。
だけど、なんで妻にここまで言われて、何も改善しないのか……、夫が考えていることがさっぱりわかりません」
では、Iさんの夫であるAさんの真意とは? そこには意外な本音が隠されていたのです。次回に続きます。
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