彼の稼ぎだけでは厳しいのに…仕事を理解されない女性の苦悩

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-09-18 06:15
投稿日:2021-09-18 06:00

否定的な言葉は嫉妬心から?

「『くだらねー』とか『みっともなくて、見ていられない』とか、散々なことを言われますね。でも、彼氏の稼ぎだけじゃ生活していけないし、ライバーの仕事は気に入っています。

 彼氏が否定的なことばかり言うのは、多分ですけど、嫉妬しているからじゃないかなって思っているんです。リスナーさんたちにチヤホヤされている私を、面白くないと思っているんじゃないかなって。

 だから、彼には前よりもベタベタするようにしているし、『私が本当に好きなのは、あなただけ』ってわかるように言葉でも伝えるようにしているのですが、なかなか関係がうまくいきません」

 本当は、自分が気に入っている仕事に対して恋人は良き理解者でいてもらいたいと願っているYさん。しかし月日が経つにつれて、恋人からの風当たりはむしろ強くなっていて、このままだと彼氏と同棲生活を続けながらライバーを続けていくのは厳しいのではと、不安で仕方ないと言います。

ライブ配信で仕事の楽しさに目覚めたのに

「実は私、お恥ずかしながら、これまであまりモテた経験がないんです。容姿も人並みですし、特技があるわけでもないし。だけどライブ配信では容姿が実際よりもよく映ることもあって、知り合ったリスナーさんたちは、私のことを『可愛い』って言って、応援してくれます。

 やっていて楽しいと思える仕事にやっと辿り着いた感じもあるので、彼の嫉妬の感情を抑えてあげれば、多分いろいろとうまくいくはずですよね。

 だけど私には、彼がどうしたら私の仕事に嫉妬しないでくれるのかわからないんです」

 彼の嫉妬心をなだめることさえ叶えば、同棲生活は順調に進むはずだと確信しているYさん。しかし彼氏であるUさんの考えは、どうやら別のところにあるようで……。次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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