過去の浮気は許せないけど…彼のプロポーズを待つ女性の胸中

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-09-25 06:28
投稿日:2021-09-25 06:00

彼と結婚するか、それとも…

 Eさんは、恋人が浮気をしたのは、おそらくそのときだけだと思うものの、結婚を考えると「一度でも浮気をした男性と、すんなり結婚していいのだろうか。浮気をする人は繰り返すと聞くし」と頭の中を同じ考えがぐるぐると回り、関係を進められずにいるそうです。

「友達に相談をすると、必ず『悩むくらいなら、結婚はやめたほうがいいよ〜』って言われるので、それもあって答えが出ません。既婚者の女友達ほど『迷うんだったら、結婚はやめるべき。結婚なんて勢いだから!』というようなアドバイスをくれています」

 しかし自分の年齢を考えると、Eさんはそろそろ結婚をしたいのも現実的な話で、さらには今の恋人と仮に別れたとしても、また新たな出会いを探して、そこから両思いになって、関係を続けてから結婚に……という道のりを考えると「とてもじゃないけれど、そんな気力はない」とも考えているとのこと。

謝罪したうえでプロポーズをしてほしい

「それに、Tから結婚の話が出てこないのも、実は気になっています。私が結婚に迷っているっていう話は、何度かTにも直接伝えているのですが、Tが私との将来をどうしたいかはまだ聞いたことがありません。

 半同棲みたいな生活が続いているので、ひょっとしたらTは今のままが楽でいいと思っているのかもしれないけれど、私はズルズルとこんな生活が続くのもイヤ。

 もしもTが、過去の浮気をもう一度きちんと反省して私に真剣に謝罪したうえでプロポーズをしてくれれば、私も結婚への一歩を踏み出せる気がしているのですが、そうしてくれないことで、私のモヤモヤだけが大きくなっています。

 もしかして、彼は私と結婚する気がないかもしれないと思ったこともないわけではありません。でも、もう付き合って3年めですし、半同棲までしているのだから、彼もさすがに責任は取ってくれると思うんですよね」

 このように、恋人の過去における過ちを許せないまま、彼からのプロポーズを待ち続けているEさん。では彼氏であるTさんの真意はどうなのでしょうか。そこには、驚くほどの相違がありました。次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「家族なのに!」無関心な夫にブチ切れる前に…旦那の本音と有効な対策法
「家族なのにどうして無関心なの?」と、夫の態度に頭を抱えている女性もいるでしょう。無責任に見えて、イラッとするときもあり...
恋バナ調査隊 2024-05-20 06:00 ラブ
初めて自慰行為を知った日。母激怒、当時はセルフプレジャーなんて皆無
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳までセックスをしたことはなくても「セルフプ...
mirae.(みれ) 2024-05-20 08:09 ラブ
押し広げて奥に進む! ハードな愛撫を求める上級者におすすめ
 ピストンバイブを試してみたいという女性は、ハードな刺激を求めているとみて間違いありません。  しかし、ハードとひ...
桃子 2024-05-19 06:00 ラブ
サレ妻“み”のXが話題さらった件【専門家警鐘】不倫女への“鉄槌”正解は?
 30代サレ妻の「み」と称したXのアカウントが話題になっているのはご存じか。フォローは12万人(現在は削除)で、夫が職場...
「未来永劫結婚ナシの女でもズルズル」40男が眈々と待つ恋人が爆発する日
「冷酷と激情のあいだvol.195〜女性編〜」では、結婚前提で交際を始めた恋人と、交際1年を過ぎても具体的な進展がないこ...
並木まき 2024-05-18 06:00 ラブ
「結婚前提交際だよね?」婚姻関係を露骨に拒む彼と闇落ち寸前の38歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-05-18 09:24 ラブ
彼の本妻になりたい!アラフォー「内縁の妻」が略奪愛を目論むまで #1
「内縁関係」という言葉を聞いて久しい。「内縁関係」とは、夫婦としての実態はあるものの、法的な婚姻が成立していない状態をし...
蒼井凜花 2024-05-24 15:14 ラブ
夏前に元カレと「復縁できる女/無理な女」自爆テロより効果的な仕掛けは
 夏が近づくにつれて増えてくるのが、「元カレと復縁したい」と考える女性たちです。  なんとか彼の気持ちを取り戻そうと、...
内藤みか 2024-05-16 06:00 ラブ
元彼との復縁、前兆あり。リアルでもXでも「おすすめ」されたら…
「彼ともう1度やり直したい」と、復縁を望んでいる女性は要チェック! 今回は、復縁の前兆として見られるサインを6つご紹介し...
恋バナ調査隊 2024-05-16 06:00 ラブ
結婚したくない男たちのホンネ6選 見切るか粘るか決めるのはあなた次第
 アラサー・アラフォー女性なら、今の彼氏との結婚を視野に入れているのではないでしょうか。でも、その彼氏があなたとの将来を...
恋バナ調査隊 2024-05-14 06:00 ラブ
「将来見据えて倹約したいのに…」妻のお出かけ願望が理解できない30代男
「冷酷と激情のあいだvol.194〜女性編〜」では、結婚早々に節約生活を強いられている生活に嫌気が差している新妻・果穂さ...
並木まき 2024-05-11 06:00 ラブ
非正規雇用のアラフォーが結婚した男は、“夜のベッド”が生き甲斐のケチ夫
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-05-11 06:00 ラブ
「子供欲しい」が夫に言えない…タイムリミットに焦る妻の複雑事情
 夫婦であれば、夫に「子供欲しい」と言うのはそう難しくないはず。でも、言えずにモヤモヤしている女性もいるようです。今回は...
恋バナ調査隊 2024-05-10 06:00 ラブ
結婚に優柔不断な彼はいつ見限るべき?「時間を返して」と嘆く女性たち
 定期的に会い続けている仲の男性がいるけれど、今後のことについて話をしようとすると避けられてしまう。そんな悩みを抱えてい...
内藤みか 2024-05-09 06:00 ラブ
①ナル②浮気③競う④群れ サッカー部だった男の嫌いな特徴5、ラス1は
 モテる男の部活といえば、何を思い浮かべますか? そうですね、サッカー部です。学生時代、サッカー部のイケイケ男子に憧れて...
恋バナ調査隊 2024-05-08 06:00 ラブ
幸せになれるのは超わずか…セフレの終わりは突然やって来る
 付き合ってはいないものの体の関係を持つセフレ。「割り切った関係」「楽な関係」であるため、恋愛が億劫になっている人は憧れ...
恋バナ調査隊 2024-05-07 06:00 ラブ