横から上から…葉をよく見るべし
シクラメンにもいえることでございますが、ガーデンシクラメンの花の数は葉の数と同じだと思ってくださいませ。
良いガーデンシクラメンの株とは、大きさの揃ったたくさんの葉が詰まってこんもり盛り上がって構成されているもの。葉のバラツキがなく、上から見ると株全体が丸く美しい円形を描いているものが個人的には良いと思っております。
本来9月から10月というのは、シクラメン農家さんでは理想温度の中、花や花のツボミを除去し、葉を増やしながら球根の負担を減らして太らせる、という球根の育成に尽力なさっている最中でございます。
長期間楽しみたいというアナタ。
今見える花数を気にするのではなく、花数が少なくてもまるでお椀をひっくり返したようなモッコリ盛り上がった株が将来有望な良い株です。葉数や葉の揃えをチェックするのが良い株の購入ポイントでございます。
ガーデンシクラメンとの「4つのお約束」
水のやりすぎにご用心
ガーデンシクラメンは、ちょっと乾き気味のお手入れが理想でございます。
シクラメンのような球根植物は、水が多いと極論、腐ります。地植えの場合は水はけがよく、花壇の端っこなど風が直接当たりやすい場所が理想。鉢で管理する場合は、浅い鉢で赤玉土などをまぜた水はけのよい状態であることが間違いないポイントでございます。
植え付けは、深く植えるよりも、やや浮かして植えると株にとっても風通りよく、水溜まりの影響も受けづらいので良い感じがいたします。
お隣の植物はなんでもいいってわけではない
前述のとおり、水はあまりお得意ではないガーデンシクラメン。
毎朝水やりが必要なパンジーやビオラなどが超接近しているお隣だと、地獄でございます。隣に水を好む植物を植える場合は、ソーシャルディスタンスでお願いいたします。
花を咲くにもご飯が必要
4月、5月まで咲くガーデンシクラメン、花にずっと咲き続けてもらうにも肥料が必要でございます。
一番効果のあるのは、水やりをあげるタイミングで水に混ぜる液肥でございます。
植え付けるときに入れる元肥は少なめで、液肥は水をあげるたびでも言い過ぎではございません。
優良株は驚きの8月まで咲いた実績がございます。
咲いた花は早めにサヨナラ
咲き終わった花は早めに除去。ちょっとしおれたらサヨナラでもいいくらいでございます。「もったいない!」と思っちゃダメ。早めのお手当ては、株の負担が減るばかりか、カビの原因除去にもつながります。
花を上手く除去するコツは、茎をつまんでクルンとひねれば勝手に取れます。
無理やり引っ張ると株が損傷してしまいますのでご用心!
いかがでしたか? ガーデンシクラメン攻略法。
シクラメンは恋愛運をアップする花と言われております。玄関先に白を基調に、ピンク色などのガーデンシクラメンの寄せ植えを置いてみるのはいかがでしょうか?
お試しあれ。
ワタクシの失敗の数々が、きっとアナタの成功の糧になりますように。遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。
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