超年の差も…女性教師と中学男子が“禁断の恋”をする時代?

内藤みか 作家
更新日:2019-03-15 06:00
投稿日:2019-03-15 06:00
 先日、驚くような事件が起きました。中学生徒とテーマパークに出かけてキスをしたとして、千葉県の44歳の担任教師が懲戒免職処分となったのです。私が驚いたのは、この中学生が男子で、教師が女性だったというところ。しかも女性教師は既婚なのです!この超年齢差がある禁断の愛について考えてみました。

ドラマ中学聖日記と同じ設定

 実はこの設定、昨年秋の連続ドラマ『中学聖日記』と同じなのです。有村架純さん演じる中学教師と担任の男子生徒との恋愛模様を演じて大変な話題になりました。禁断の関係がセンセーショナルだったこともそうですが、有村さんの相手役だった岡田健史さん、そして元恋人役の町山啓太さんのイケメンっぷりと色気も話題でした。私は副業でイケメン評論家をしていますが、この2人を2019年売れるだろうイケメンベスト10の中に入れてます。

 ちまたでは今回の事件もドラマを真似たものだろう、と言われていたのですが、実はそうではありません。なんとドラマが放映される2018年秋より前の2017年12月から2人の関係は1年に渡って続いていたというのです。そして2人でテーマパークにも出かけていたというので、プライベートでも会っていたわけです。

卒業まで待てなかった?

 この男子生徒が中学何年生だったかはわかりませんが、明らかに未成年ですから、女性教師がしたことは一般的には認められるわけはないでしょう。ましてや受け持ちのクラスの生徒と恋愛関係になってしまうことは教師としてあるまじき行為かと。私も、教え子と結婚した男性高校教師の話を聞いたことがありますが、その人は生徒が卒業するのを待って交際をスタートしたそうです。

 この先生は「気持ちを抑えられなかった」「お互いに好きだった」などと釈明しているそうですが、本当にその生徒を好きなら卒業まで待てなかったのかな? と思ってしまいます。でも卒業してもまだ高校生なので、問題はありそう……。せめて18歳になるまでは、教師と生徒の恋愛は社会が認めてはくれなさそうな気がします。

 

20歳以上離れているフランス大統領夫妻

 ここで思い出すのが、フランス大統領のマクロンさん。実は彼は、高校在学中に演劇の指導をしていた女性教師と恋に落ちてしまうんですね。この時2人は15歳と40歳。つまり25歳年上で、しかも既婚で子持ち。これには恋愛に寛容なフランスでも問題とされ、彼は別の学校への転校を余儀なくされたのでした。

 しかし話これで終わりませんでした。後に女性教師が離婚し、2人は結婚するのです!

 最愛の人を得たマクロンさんは彼女と共に快進撃を続け、ついにはフランス大統領の座にのぼり詰めてしまうのですから、この愛は本物だったと周囲も認めざるをえません。そんなわけで、今回、懲戒免職となった女性教師と男子生徒の愛がもし本物だったとしたら、まだ話が続く可能性もあるのかもしれない、とは思うのです。

なぜ“超年の差恋愛”をするの?

 それにしても20歳以上も離れていて恋愛になるの?という意見も多いようなのですが、それは……なるんです。私自身20歳以上年下の男性とお付き合いしたこともありますが、一緒にいるときに年の差はあまり感じません。強いていえばカラオケに行き、曲を選ぶ際に時代の差を目の当たりにするくらいでしょうか。

 なぜ超年の差の相手を選ぶかというと、一種のフェチなんでしょうか、お互いに自然とそういう年齢差の人をいいなと感じてしまうんで、本能みたいなものなんです。そして年々超年上を好む男性が増えている気がしています。こちらのほうが「こんな年上でいいの?」とびっくりしちゃいますが、向こうがいいと言うんでありがたいですね。私自身は20代前半がタイプなので、10代と交際することはおそらく今後もなさそうですが。超年下くんは元気だから、パワーいただけて素敵な存在だ、ということは声を大にしてお伝えしたいです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「しないとだめ?」冷凍庫のような結婚に終止符、45歳バツイチ男が不倫相手との再婚を躊躇するワケ
「冷酷と激情のあいだvol.227〜女性編〜」では、2年弱にわたる不倫関係の末に、相手の男性の離婚が成立し結婚を切望する...
並木まき 2025-03-03 19:12 ラブ
「書類を出すだけじゃん!」不倫成就→略奪婚のはずが、前進しない関係に苛立つ34歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-12-28 06:00 ラブ
脱・2番目の女! 本命になれない女子の残念な特徴4つ、デートでしでかす過ちとは?
「気づくといつも2番目の女になってる…」と悩んでいる女性はいませんか? もしかしたらあなたには、改善すべきポイントがある...
恋バナ調査隊 2024-12-28 06:00 ラブ
おかもとまりは2度目離婚→新彼氏公表。シンママの結婚&恋愛、子供の将来に影響しないスパンは?
 元ものまねタレントで現在はクリエイターのおかもとまり(35)が24日、自身のブログを更新し、新恋人の存在を明かした。友...
36歳女医「婚外恋愛のきっかけは父の不倫疑惑です」ナンパで出会った年下男子は救世主か極悪人か?#1
 あまたある婚外恋愛の中でも、父の不倫疑惑が背景にあるケースは珍しいかもしれない。  今回、取材に応じてくれたのは...
蒼井凜花 2025-03-03 19:12 ラブ
BL、女風に続き2025年は「百合」が流行る? 性別問わず関心高まる“知られざる世界”
 2024年に話題になったワードのひとつに「女性用風俗」があります。テレビ番組やマンガなどでも取り上げられることが続き、...
内藤みか 2024-12-26 06:00 ラブ
手を出さないワケを聞いたら「それ目的じゃない」信じていいかも? 既婚男性の“本気LINE”3選
 既婚男性に好意を持たれても「どうせ遊びでしょ?」と、疑ってしまいますよね。でも“本気度が高いLINE”が届いているなら...
恋バナ調査隊 2024-12-26 06:00 ラブ
自宅に招くと嫌われる?子供にとって「母親の彼氏」は赤の他人…幸せなステップファミリーへの注意点
 シングルマザーで頑張っている人は、母親である前に1人の女性です。離婚後に彼氏ができることもあるでしょう。でも実際には、...
恋バナ調査隊 2024-12-24 06:00 ラブ
30代40代50代…年代別にみる夫婦の危機とは? 2つの対策とともに考える
 長い結婚生活を送っていると、いろいろな課題や困難に心が折れそうになることがありますよね。実は「夫婦の危機」は、年代別に...
恋バナ調査隊 2024-12-24 06:00 ラブ
「夫、いない方がマシ」と感じる瞬間5選。旦那デスノートで気分が紛れないときはどうする?
 生涯添い遂げると誓い合った関係の夫婦。でも、結婚して数年も経つと、「こんな夫ならいない方がマシだわ!」と夫に不満を抱い...
恋バナ調査隊 2024-12-23 06:00 ラブ
「俺を1番に好いてくれるのは誰?」アプリで会った3人の女を天秤にかける51歳男
「冷酷と激情のあいだvol.226〜女性編〜」では、アプリでマッチした恋人候補の男性との関係に悶々とする佳子さん(48歳...
並木まき 2024-12-21 06:00 ラブ
「48歳、恋活始めました」バツイチ女性の悩み。1回マッチングして彼氏ヅラする男性との関係が切れない…
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-12-21 06:00 ラブ
和田正人の妻・吉木りさへの“お尻ペロン”が物議に…実は深刻な「家庭内痴漢」平穏にやめさせる方法は?
 俳優の和田正人(45)が17日放送の日本テレビ系「上田と女がDEEPに吠える夜」に出演。出演者が視聴者の悩みに答える「...
「婚外恋愛の彼から名前を間違われても…」私は都合のいい女? 不倫に沼った34歳主婦の天国と地獄 #3
 共通の知人の葬儀で再会した男性と不倫に発展した春美さん(34歳主婦/子供アリ)。お相手は、春美さんがOL時代にスナック...
蒼井凜花 2025-03-03 19:12 ラブ
お家デート♡ 手料理の材料費は全額持たなきゃだめ? ケチだと思われずに割り勘にする方法
 お家デートで、彼に手料理を振る舞う・彼に手料理を振る舞ってもらうというシチュエーションは多いですよね。そんなとき、材料...
恋バナ調査隊 2025-03-03 19:55 ラブ
クリスマスや年末年始の9連休、被害者Mさんの飛行機チケ事件。遠距離恋愛男の“交通費タカリ”に要注意!
 遠距離恋愛のカップルにとって、クリスマスや年末年始は交際相手に会えるチャンス。恋が盛り上がるシーズン到来です。  し...
内藤みか 2024-12-19 06:00 ラブ