早いもので2022年も折り返し地点の月でござんす。
半袖を着るようになると「あー、今年も終わりに向かってラストスパート」だなんて、まだ半年残っているのに年中行事とともに動くお花屋さんは、センチメンタル(?)な気分にもなってしまいます。
そんな観点からお話しさせていただくとすれば、6月はブライダルシーズン
でございます。
コロナ禍以降の冠婚葬祭のあり方は、オバちゃんであるワタクシにとっては、「日本の夜明けぜよ!」とでも言いたくなるほどの変わりようでございます。
たとえば、結婚式。たくさんの親戚・知人に囲まれた賑やかな「結婚式とはこういうもの」という固定観念は、もうサヨナラ~な感じ? なんでしょうか。それとも、新しく選択肢が増えたのでしょうか……。
ということで、「DXで冠婚葬祭も変化? フォトウェディングという選択肢」の解説でございます。
DX進む冠婚葬祭に登場したニュージャンル
コロナ禍以前、お呼ばれされたいくつかの結婚式で驚いたのは、目の前の2人を見る時間よりも映像の中の2人を見る時間が多い感覚がございました。
2人の馴れ初めや結婚までストーリー、マッハで編集された今まさに参加している結婚式での出来事だけでなく、参列者を楽しませるような趣向を凝らした構成の映像を見るのは楽しくもあり、宴の主人公たちが映像の主人公にもなって抵抗なくお披露目できる若い世代の感覚に、新しい時代の到来を感じておりました。
そして、コロナ禍以降の冠婚葬祭事業は“人を多く呼べない”という世の中的流れで、激変しました。ブライダル業界でいえば「WEB婚」という新しい挙式スタイルが確立し、ご祝儀もオンライン決済。遠方でもネットをつなげば、参列できるようになったのです。
コロナ禍は良い意味で、ブライダル業界にDX(デジタルトランスフォーメーション)を進ませる後押しをしたのかもしれませんな。
今年に入り、イベントごとが少しずつ上向き傾向になってきたのと並行して、冠婚葬祭も少しずつではありますが、戻ってまいりました。
とはいえ、感染再拡大の懸念などもあって小規模化マインドは定着しつつあり、大規模な披露宴に若干の迷いのある方が多いのかもしれません。
そこで登場してきたのが、「フォトウェディング」というニュージャンルでございますわよ。
平たくいえば「結婚式の前撮り」みたいなもんなんでしょうが……いやいや、オバちゃん世代のワタクシの時代とは、だいぶワケが違うのでございますわよ。
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