私の中の“どす黒い”ものが…身体だけの恋愛モドキを繰り返す

tumugi・ひでまるツレ婚夫婦ライター

更新日：2022-07-05 17:40

投稿日：2022-06-28 06:00

久しぶりのトキメキと嘘

出会ったその日に海を見に行ったけど… （写真:iStock）

　デート当日、実家には「急な仕事が入ってしまった」と少し罪悪感を覚えながら嘘を伝えて子どもたちを預け、久しぶりに夢のような時間を過ごすことができました。

　相手の方は、IT会社に勤める少し年上の優しそうな人です。ランチを食べながら話が盛り上がり、そのままのノリで海を見に行きました（笑）。

　その後も、お互いの予定があった時に遊ぶ関係性に。もちろん、付き合ってはいませんでしたが、甘酸っぱいこの時間が私にはひどく幸せな時間に感じられました。

　しばらくそんなふわふわした関係が続いていましたが、ついに相手から告白をされてしまいます。気持ちはとても嬉しかったのですが、どうしても自分がシングルマザーだということが言えませんでした。

　私生活については触れないで欲しいという態度で乗り切っていましたが、告白されたからには、この事実を隠し通すのも限界です。私は思い切って、相手に自分について、子どもたちについて伝えることにしました。

恋愛でもシングルマザーは子どもとセット

子どもたちが一緒だとNGなんだ… （写真:iStock）

　すべての話を聞いた相手は、驚きながらも神妙な面持ちで言葉に詰まっていました。

「少し考えさせて欲しい」

　その言葉を残して解散した以降、毎日欠かさず行っていたメールのやり取りはプツンと糸が切れたように終わってしまいました。こちらから文章を送っても、既読すらつきません。きっと、連絡先をブロックしたのでしょう。

（私ひとりはOKでも、子どもたちが一緒だとNGになってしまうのね）

　これがシングルマザーの恋愛の現実。私単体ではなく、子どもとセットで自分が成り立ちます。これは逃れられない定めであり、今まで歩んできた道の結果です。自業自得と言われればそれで終わりですが、あまりにつらい境遇だと思いませんか？

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tumugi・ひでまる

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ツレ婚夫婦ライター

10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー（子連れ再婚）に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中！
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