メンタル強者が指南「メンタル弱い人」共通の思い込みとは?

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2022-07-13 17:25
投稿日:2022-07-08 06:00
 みなさんは人の気持ちに敏感な方ですか? 相手が気分を害さないように行動したり、言葉を選んだりするタイプですか?
 そういうタイプの人は、気づかずに自分が疲れる生活をしているかもしれません。
 今回は私が実際に指摘された無意識の行動と、その改善方法の話をさせてください。営業後のどろんぱでは、コミがモジョ子にお説教中です。

 

 

 

「図々しいかも?」と思うくらいがベスト

 気持ちが疲れやすい人は、往々にして自分より他人を優先してしまうもの。

 相手がされたら嬉しいだろうとか、きっと気にするだろうとか、誰よりも早く察知してしまい、相手の喜ぶ行動をとってしまう。それは決して悪いことではありません。だけどもう少し自分を優先できるといいのかなと思います。

 私はその昔、仕事終わりに飲みにいったお店で、当時の売れっ子お姉さん(バチバチのメンタル強者)に「気を使いすぎ」と注意されました。

「いや接客業なんだし、それが当たり前では……」と一瞬思いましたが、「店員さんにまで気を使いすぎてる」と言われてしまいました。確かに私は自分が気にしいなのもあって、周りもみんなそうだろうと思い込んで生きていました。

 だって、誰にも嫌な思いしてほしくないじゃないですか。私もしたくないし。少しでも負の状況になるのを避けるために、気配りをしていたつもりでしたが、お姉さんから見ればものすごく息苦しく見えたそうです。

「自分の気持ち」を大事に

「あんたが想像するほど他人はなんとも思ってないよ」。そう言われた時、ちょっと気が楽になりました。いつもニコニコしてなくていい、いつも誰かを褒めなくていい、相手の理想にならなくていい。

 当たり前のことですが、当時の私にとっては目からウロコの衝撃だったのです。最後にお姉さんは、「あんたみたいな子は図々しいかな? と思うくらいの言動するのでちょうどいいよ」とも言ってくれました。

 やわやわメンタルのみなさん、来週はちょっと図々しく生きる練習を、私と一緒にしませんか?

登場人物紹介

モジョ子:自信がほしい主人公。自分のメンタルが弱いので、他の人もみんなそうだと思い込んでいる。そのため嫌な出来事があってもなかなか言い出せない。昔は絹ごし豆腐だったが、今は木綿湯豆腐くらいのメンタルになった。

コミ:モジョ子の先輩で、メンタル強め。嫌なことははっきり言うタイプで、他人とのぶつかり合いを恐れない。お客さんとの口喧嘩は全勝中。ズル賢い面もあるが、すぐママに見抜かれるマヌケさもある。

ママ:どろんぱのママ。圧倒的メンタル強者。人生で落ち込んだ経験がまずない。なのでモジョ子をみると、「なんで凹むんだろ?」と不思議に思う場面が多い。地獄耳。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


大谷の“一平ちゃん騒動”で不安 友人との金銭トラブルQ&A~弁護士解説
 ドジャースの大谷翔平(29)の専属通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法賭博に関与したとして球団から今月20日、電...
【スナック超入門編】どんな場所?若葉印のホステスが実感する5大特徴
 みなさんは、そもそも「スナック」がどんなところかご存知でしょうか?  キャバクラやガールズバーとは何が違うの?...
高級クラブのホステス→ギャラ飲み嬢に 面識なしで突然10万円ギフトが…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「正しくないこと」が「美しくない」とは限らないと知った
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
松田聖子まさかの中大法学部を卒業! 通信制の学び直しで成功する人は?
 先日、歌手の松田聖子さん(62)が中央大学法学部の通信教育過程を卒業したことが話題になりました。近頃、通信制大学で学び...
瞬き厳禁! 春到来の歓びを表現する黒“たまたま”を見逃すな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スタレビの名曲が聞きたい!仏教と深い関係のある「木蓮」とその仲間たち
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、ただいま卒業式や送別など春特有のイベント仕事で、いつにも増して花まみれの毎日...
“炎上常連”麻生さん級の「ルッキズム失言」していませんか?
 最近、よく耳にするのが「ルッキズム」という言葉です。政治家や芸能人が、何気なく言った一言で「ルッキズム発言だ」と叩かれ...
女の敵は女だから?忘れた頃にぼっ発する「専業主婦論争」をガチで考える
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  X(旧Twi...
職場の同僚ランチが苦痛すぎる…一人の時間を確保する4つの冴えた処世術
 業務内容へのストレスより、職場でのランチタイムが苦痛という人は多いですよね。正直、仕事で疲れているのに、休憩時間まで同...
離婚→シンママになり、心底よかったこと4つ 我慢は美徳っていつの話?
 世間では、離婚してシンママになった女性に対して「かわいそう」「大変そう」といったイメージがあるかもしれません。  で...
春まであと少し?
 残雪の甲斐駒ヶ岳を背にすっかり葉も落ちた葡萄畑  春まであと少しが意外と長い
春のお花と記念撮影にゃ! ウサギみたいなしっぽの“たまたま”
 きょうは、ウサギ君みたい! しっぽの短いにゃんたま君に出逢いました。  しっぽが短い猫は長い猫と比べると、臆病で...
ほっこり癒し漫画/第70回「すぷりんぐファミリー」
【連載第70回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
男と女の物語、だからこそ「娚」の当て字が使われた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「場所代は200円いただくわ」堅実というかケチ!名目別に徴収するママ友
 ママ友と仲が良いといっても、子どもありきの関係。価値観や金銭感覚など、すべてが合うとは限りませんよね。  中には、マ...