不倫サレ離婚&ステップファミリーとなった私が経験してきた問題は「お金」です。本連載は当時を振り返りながら、tumugiとともに実体験に基づく「離婚・再婚のリアル」をお伝えします。
慰謝料をもらうことに落ち着いたけど…
皆さんこんにちは。猛暑が続く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。寄せては返す波のように、新型コロナの感染者数が再び増加しており、16日には全国での一日の感染者数が過去最多となりました。
予定されていた「全国旅行支援」も延期されるなど、夏休みに旅行を計画していた人たちにとっては、まさに悲報といえるでしょう。
ちなみに私は「わざわざ猛暑&人ごみの中に自ら飛び込んでいくなんて、装備もアイテムも一切持たずRPGのラスボスに挑むようなものだ」という考えのため、そこまで悲観的ではありません。
元妻の不倫相手が「殴ってください」!
さて、前回の記事では不倫相手と夜の公園で凍えながら話し合いを行った末、「殴ってください」のセリフを引き出すことに成功したところまでお伝えしました。
メロスとセリヌンティウスのような親友同士であれば、作中の展開のように殴り合って抱擁したかもしれませんが、ハリーとヴォルデモートのような関係性の私たち。結局は慰謝料をもらう、という形で決着がついたのでした。
今回の記事では、不倫の際の慰謝料の決め方や相場、注意点などについて、私の体験を交えながら紹介していきたいと思います。
家族を失い得たもの
寒空の下、私とNさん(元妻の不倫相手)は今回の件をお金の力で解決することにし、その後、具体的な内容の話し合いになりました。
なるべく短期間での解決を望んでいた私は、「一括で払える最大限の金額をすぐに用意して欲しい」と伝えました。するとNさんから提示されたのは、「10万円」というあまりにも常識はずれの金額でした。
正直金額にはあまり期待していなかったとはいえ、さすがの金額に面食らう私。「殴っても意味がない」と言ったことを謝罪のうえ取り消し、渾身の右フックを叩き込もうかと真面目に考えました。
「借金してでも今すぐ300万円用意してこい!」と言いたくなりましたが、最終的に金額としては100万円、それも一括での支払いは無理なため、初回10万円、以降毎月1万円ずつで支払う、という何ともスッキリしない内容で決着したのでした。
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