「色恋にかまけるのか!」再婚話をしたら親に再び絶縁された

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2022-08-05 16:02
投稿日:2022-07-26 06:00

出産を決意! いざ両親へご挨拶

 だんだんと妊娠の症状が出てきました。それもお腹の中でこの子が育っている証。つらいつわりが続く中、私はひとりになろうとも出産を決意しました。決意さえ決めてしまえば、淡々と赤ちゃんを迎える準備をしていくだけ。3人目ともなればお手の物です。

 そんな様子を見たひでまるも思うところがあったのでしょう……。一緒に産婦人科に行って、お腹の子を見てもらうことに。うごうごと動く小さなアメーバのような我が子に対面し、考えが変わったようです。

「ちゃんと生きてるんやな……」

 ポツリと呟いたのが印象的でした。実子と連れ子の差や、また結婚生活が上手くいかないんじゃないかという不安が残るものの、ひでまるもようやく再婚を決意。お互いの家族に挨拶をし、ひでまるの住む関西へと引っ越すことになりました。

(バツイチ・子ども2人・再婚といった、決して良い条件とはいえない私を、義家族のみなさんは認めてくれるのかな……?)

 正直言ってとても怖かったし、受け入れてもらえない可能性の方が高いと思っていました。

 そんな不安な気持ちを思わず吐露したときに、ひでまるは「うちの家族は大丈夫やで」と笑い飛ばしたのです。

 半信半疑でしたがひでまるのその言葉通り、ひでまるの家族は再婚に対してとても好意的で、私のバックグラウンドや血の繋がらない子どもたちを優しく迎え入れてくれました。

 さぁ、問題は私の家族です……。

再び絶縁へ

 行きたくない気持ちから後回しにしていた私の家族への挨拶。引っ越し直前になり、もう逃げられない状況だと覚悟を決め、2人で私の実家へと足を運びました。

 インターホンを押すと、まず出てきたのは祖父母。祖父はこの有様に怒鳴り散らしていましたが、最終的に目に涙を浮かべながら、「tumugiをよろしくお願いします」と頭を下げたのです。

 1度目の結婚のときは怒るだけだった祖父が、今回は予想よりも歩み寄ってくれたことに驚きました。

父の呪いのような言葉

 一方で、父は2階にこもったまま断固としてひでまるに会うことすらせず……。最後まで話すことはありませんでした。

 引っ越し前夜、祖父母に夕食を誘われたので実家へ行くことに。そこで、無視されるのを承知の上で父の自室へと向かいました。

 最後の挨拶になるかもしれないーー。私はそう思い、父に感謝と謝罪の言葉をかけます。

 それを聞いた父はおもむろに口を開くと「お前はまた絶対に失敗する」という呪いのような言葉を吐き、1度目の結婚同様、絶縁となったのでした……。

 次回へ続きます。

  ◇  ◇  ◇

本連載は離婚したくてもお金の問題で身動きが取れない“離婚予備軍”の方々に知って欲しい話をお伝えするものです。決して、離婚を推奨するものではありません。ただただ、素敵な未来への糸口やヒントになれば幸いです。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ラブ 新着一覧


“リアル恋愛話”5選。年下男子が40代女性からの誘いに「即OK」するデート先とは?
 ひと昔前の時代と比べると、最近はドラマや漫画のストーリーで年下男子との恋愛が描かれることが増えました。でも、オトナにな...
「社交辞令でも嬉しい…」“全国TOP5”の女風セラピストとDMで、甘いやり取りを楽しむ
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で意を決して女風を体験しセックスの気持ちよさを知っ...
mirae.(みれ) 2024-11-20 16:32 ラブ
俺の美学は高級店を「最低価格」で楽しむこと。自称“ひねくれ者”の57歳男の主張
「冷酷と激情のあいだvol.215〜女性編〜」では、高級志向なのにセコい振る舞いをする恋人トシオさん(57歳・仮名)との...
並木まき 2024-10-05 06:00 ラブ
直売所でも飲食店でも「最安価」しか選ばない。恋人のドケチっぷりに結婚前提交際をためらう47歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-10-05 06:00 ラブ
不倫は悪なのか。作家・鈴木涼美氏が提起する日本の結婚制度の限界…それでもなぜ結婚する?
『不倫論――この生きづらい世界で愛について考えるために』(平凡社)を刊行した作家・鈴木涼美氏とともに、現代女性における「...
ミクニシオリ 2024-10-06 17:31 ラブ
作家・鈴木涼美氏と考える 現代女性の不倫リスク「不倫って気づいたら巻き込まれているもの」
 朝スマホを開くと「またか」と思うくらい、1年に何度も芸能人の不倫ニュースを見かける。いくら有名人とはいえ、特に当人と面...
ミクニシオリ 2024-10-05 06:00 ラブ
“冬季五輪夫婦”上村愛子&皆川賢太郎離婚の衝撃。「円満離婚」するカップルは揉めてないのは本当か?
 フリースタイルスキー・モーグルで五輪5大会連続入賞の上村愛子(44)が2日、自身のインスタグラムを更新。アルペンスキー...
一児の母で現在妊娠中。「それでも抱かれたい…」35歳英会話講師の不倫欲 #1
 世の中の不倫などもはや珍しくもないが、それが「一児の母であり、現在妊娠中」の場合、人としていかがだろう? 今回、取材に...
蒼井凜花 2024-11-08 15:05 ラブ
【アラフィフ婚活】60男より58歳男がいいけど…オンラインデートでドン引き、老舗相談所にも疑心暗鬼
 アラフィフでの婚活は60代以上からの申し込みが多く、同世代とはなかなかマッチングしないとも言われています。  結婚相...
内藤みか 2024-10-03 06:00 ラブ
最強の愛され女性がやらないこと7選。彼から「追われる恋」希望なら試す価値あり
「彼に愛され続けたい」「追われる恋愛がしたい」と思う女性は要チェック! 今回は男性の意見を交えながら、愛され女性がやらな...
恋バナ調査隊 2024-10-03 06:00 ラブ
アリバイ写真で墓穴掘ってるよ。浮気する男のしょーもない弁解&ごまかしLINE6選
 LINEは浮気がバレてしまうきっかけとなることが多いようで…。今回はパートナーが浮気をごまかすために送りがちな、バレや...
恋バナ調査隊 2024-10-02 06:00 ラブ
熟年離婚を今から防ぐ方法。子どもありきの夫婦になっていませんか?
 離婚件数のうち、20%〜30%は熟年離婚が占めているということをご存知ですか。子どもが自立したタイミングで、長年連れ添...
恋バナ調査隊 2024-10-02 06:00 ラブ
ケチと節約は紙一重。ドケチな彼氏のドン引きエピ7選から学ぶこと
 節約とドケチは紙一重です。自分では「節約」だと思っていても、周囲がドン引きするようなドケチになってしまっている人も…。...
恋バナ調査隊 2024-09-30 06:00 ラブ
「飲み屋の女にハマったせいで借金が」49歳男性がラブホデートを続ける切実な理由
「冷酷と激情のあいだvol.214〜女性編〜」では、交際半年ほどになる恋人とのデートが、いつもラブホテルなのに強い不満を...
並木まき 2024-09-28 06:00 ラブ
「40代半ばで毎回ラブホデートなんて…」自分は安い女? 惨めさを募らせる44歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-09-28 06:00 ラブ
内田有紀の“公私相棒”柏原崇に注目。夫が妻をサポートする「裏方でもイイ男」と出会うには?
 女優の内田有紀(48)がトークバラエティー「だれかtoなかい」(フジテレビ系)に出演し、交際中とされる元俳優の柏原崇(...