中村獅童×初音ミク「超歌舞伎」2022参戦ルポ 2022.9.8(木)

コクハク編集部
更新日:2022-09-08 06:00
投稿日:2022-09-08 06:00
 9月8日から、京都四條南座で劇場公演がスタートする超歌舞伎「永遠花誉功(とわのはなほまれのいさおし)」。
 一足先に、千秋楽を迎えた東京公演(新橋演舞場)を観劇したので、演目のネタバレをせずに、その魅力を伝えていきたいと思います!

“超”歌舞伎とは?

 超歌舞伎は、歌舞伎俳優・中村獅童&ボーカロイド・初音ミクの共演で、毎回注目を集めています。
 
 2016年「ニコニコ超会議」で初演され好評を博し、今年で7年目の上演を迎えます。古典歌舞伎とNTTの先端技術(Kirari!)を融合することで誕生した“進化する歌舞伎”です。その名の通り、従来の歌舞伎を超える演出が楽しめるんです。

 超歌舞伎の魅力は、舞台を見れば一目瞭然。立廻りは、古典の枠組みをはずれないこだわりを見せながら、あっと驚くバーチャルな仕掛けがふんだんに盛り込まれています。

 筆者は生で観劇するのは、今回が初めて。そこにいるかのようなミクさん、本当に“ぬるぬる”と動き、艶やかに踊ってみせます。

【超歌舞伎の楽しみ方】1. イヤホンガイドはマスト

 本公演は、「超歌舞伎のみかた」で幕を開けます。冒頭約25分間、歌舞伎の約束事や演出の注目ポイントを魅力たっぷりに教えてくれます。

「超歌舞伎のみかた」終了後、イヤホンガイド(700円 税込み=以下同)がスタートします。これがマジで“神アイテム”なんです。実況は、ネットタレントの百花繚乱。解説は高木秀樹。お二方の癒されるボイスで、よりわかりやすく楽しんでみられます。

『いま、入って行ったのは手下たちです〜』といった感じで、物語の展開から、衣装の柄、歌詞の解説まで、イヤホンガイドがなければ気づけない細部まで解説してくれます。

 イヤホンガイド以外にも、役者さん自ら説明してくれる場面が随所にあります。中でも、歌舞伎の語源である「傾く(かぶく)=常識から外れる」から、説明してくれたのにはびっくりしました。歌舞伎の観劇に慣れていない人でも置いていかない、アットホームな雰囲気に感動しました。

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