飯テロと思いきや…「キス×kiss×キス」は女子の大好物満載!

ボルドー太田 イケメンソムリエ
更新日:2022-10-31 14:34
投稿日:2022-10-30 06:00

今クールの水ドラ25はず~っとチュッチュチュッチュ

 いったい私は何を見せられているんでしょうか。

 水ドラ25「キス×kiss×キス~メルティングナイト」(テレビ東京)のことです。テレ東の深夜ドラマだから、どうせいつものような飯テロでしょ、と何の予備知識もなしに見てもうびっくり。

 物語などはあってないようなもの。ストーリーもそこそこに、ず~っとチュッチュチュッチュ、チュッチュチュッチュ。しかもドえらいアップになるので、もうヤラシイったらありゃしない。見てはいけないものを見てしまったような錯覚に陥ります。

「KISS KISS KISS」とキスが3つ以上続くと、つい電気グルーヴの「シャングリラ」を口ずさんでしまいがちな世代としては、ちょっと恥ずかしくなってしまうようなそんなドラマです。

ドラマというより「キスカタログ」

 30分で2話ずつ。19日深夜放送の初回は「浴衣でキス」&「カフェカー休憩チュウ」、26日放送は「リモート会議チュウ」&「ラストキス」。ドラマというよりは、これはキスカタログ。キスにこんなにバリエーションがあるとは知りませんでした(編注:記事内にはドラマに関する多少のネタバレを含みます)。

見どころは?

 今のところNO.1萌えキスは、「カフェカー休憩チュウ」です。上唇をハムハム、下唇をハムハム。それだけでなく音がイヤラシさを増幅させるのです。ちなみにこのチューを見せつけてくれたイケメンくんは仲野温(24、なかの・おん)でした。

episode3「リモート会議チュウ」は、やってみたいで賞

 で、やってみたいで賞は、「リモート会議チュウ」。自宅でリモート会議中に、年下彼氏がテーブルの下に入って、足を触ったり舐めてきたりと邪魔をしてきて、結局、電波が悪いことにしてリモート会議を抜け、チュッチュチュッチュしまくるという、キスに到達するまでのシチュエーションがもはやセクシービデオ。

 猫ちゃんのような年下の甘え上手な彼を演じているのは那須泰斗(23、なす・たいと)。こんな年下くんならペット代わりに飼ってもいいかも、という妄想をかき立ててくれます。

新婦に未練タラタラかと思いきや…

 何度も言うようにキスありきのドラマなのですが、そのなかでも“おっ”と思ったのが、「ラストキス」でした。結婚パーティの席で、新郎新婦ともうひとり、2人と仲が良かった男性が1人。3人はいつも一緒だったという前提があり、1人あぶれてしまった男性に同情する人も。実は新婦に未練タラタラかと思いきや……。

 じつは、新婦ではなく、男性が好きなのは新郎のほうだったというもの。パーティを抜けて、最後のキスをする2人に衝撃が走りました。BLを入れ込んでくるとは思いもしなかったもので。

 で、このキスがどのエピソードよりも長いのです。三宅亮輔(27、みうら・りょうすけ)、樫尾篤紀(26、かしお・あつき)の名前、覚えておきましょう。

 このドラマ、もともとはdTVなどで配信されている最高のキスシーンだけを映像化した恋愛疑似体験ショートドラマのシリーズ作品で、シリーズ累計再生数は2.2億回超え、500万人以上の女性が視聴したといいます。

私だけの推しイケメンを探す旅

 そんな女子の大好物を今回満を持しての地上波放送ということのようです。なかにはまだウィキペディアに名前もないような俳優もいまして、演技のほうは正直まだまだですが、そんなイケメンくんたちが一生懸命キスする姿はなかなか萌えます。

 なによりも、私だけの推しイケメンを見つけるには最良のドラマか、と。たまごっちならぬイケメンっち。よこしまな気持ちでイケメンを育てたい、母性溢れる女子にオススメのドラマです。

ボルドー太田
記事一覧
イケメンソムリエ
毎クールすべてのテレビドラマをチェックする最強のドラマウォッチャー。が、その目的がイケメンにあることは誰も知らない。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


令和ロマン・高比良くるまが“騒動”で得た「天下を獲る」ために必要な武器
 オンラインカジノ問題をめぐって活動を休止していた令和ロマンの高比良くるまさんが4月28日、約2か月ぶりに復帰しました。...
田原俊彦よ、「※ただしイケメンに限る」はもう通用しない。世のオジサンは彼の“勘違い”から学ぶべし
 6月15日放送の『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)にて、ゲスト出演した田原俊彦が、女性アナウンサーにセクハラを...
堺屋大地 2025-07-14 11:50 エンタメ
【募集】夏ドラマ何見る? 期待してる&ガッカリを教えて!『ひとりでしにたい』『ちはやふる』『しあわせな結婚』etc
 コクハクでは2025年名夏ドラマを対象としたアンケートを実施します。7月よりスタートする夏ドラマ、「期待している」「面...
「あんぱん」嵩らの“腹痛”は史実とちょっと違う? 懐かしい2人の登場には狂喜乱舞! 生きていてよかった…
 東京に到着したのぶ(今田美桜)たちは、さっそく聞き込みを始めるが「ガード下の女王」はなかなか見つからない。みんなで屋台...
桧山珠美 2025-07-11 18:33 エンタメ
「あんぱん」メイコ、夢はお嫁さんでいいのか? 健太郎(高橋文哉)ともう1人の“三角関係”を妄想する
 東京出張の前日。みんなで取材する代議士の資料を確認していたのぶ(今田美桜)は、岩清水(倉悠貴)が話す「ガード下の女王」...
桧山珠美 2025-07-10 18:34 エンタメ
timelesz、新体制が“古参ファン”に受け入れられる日は来るのか? 旧ジャニ「シャッフルメドレー」不参加の賛否
 7月5日、櫻井翔(43)が総合司会を務める音楽特番「THE MUSIC DAY 2025」(日本テレビ系)が放送され、...
こじらぶ 2025-07-10 11:50 エンタメ
石田ひかり53歳、今を生きる女性に伝えたい“楽しく生きていく”ためのメッセージ|映画『ルノワール』
 1986年のデビューから、映画『ふたり』『はるか、ノスタルジイ』や、連続ドラマ『悪女』、連続テレビ小説『ひらり』、『あ...
望月ふみ 2025-07-10 11:50 エンタメ
『あんぱん』ツダケンの“にゃあ”が秀逸だにゃあ!「月刊くじら」には色々とツッコミどころもあるが
『月刊くじら』創刊号は2日で2000部を売り切り、好調な滑り出しを見せる。嵩(北村匠海)は『月刊くじら』編集部に異動に。...
桧山珠美 2025-07-09 17:00 エンタメ
【10万いいね】鈴木えみ、20年前→現在の比較写真が“美しすぎる”と絶賛「変わらなすぎ!」「今の方が可愛い説まである」
 ファッションモデルから俳優業まで、幅広い分野で活躍する鈴木えみさん(39)。2025年7月7日に自身のInstagra...
春ドラマの評判を調査!本命『最後から二番目の恋』は2位。1位は意外な快進撃。日常系が人気、刺激疲れか?
 2025年の春ドラマが、次々とフィナーレ。今期はSNSでバズった顔ぶれも多く、ドラマファンからしても楽しいシーズンだっ...
「あんぱん」嵩は受かるのか…って次週予告編でネタバレか? アンパンマン声優の姿もチラリ
 のぶ(今田美桜)の家で暮らすことになったメイコ(原菜乃華)は、夢に向かって一歩を踏み出す。そしてのぶも、月刊誌の刊行に...
桧山珠美 2025-07-05 08:00 エンタメ
『あんぱん』のど自慢といえば「ひよっこ」有村架純を思い出す。メイコが歌うのはどの歌なのか?
 夕刊の話がなくなり、時間を持て余すのぶ(今田美桜)だったが、夕刊の代わりに月刊誌を出せることに。岩清水(倉悠貴)と歓喜...
桧山珠美 2025-07-03 18:11 エンタメ
TOKIO 国分太一騒動で危うい“料理イケメン”たち「男子ごはん」での気になる発言
 またひとり、旧ジャニーズのタレントが消えてしまいました。今度はTOKIOの国分太一(50)です。今月20日、無期限の活...
東海林(津田健次郎)はエラいのかポンコツなのか? ともあれ“ツダケン”の魅力的な演技に惚れ惚れ
 高知新報が夕刊発行の申請をし、のぶ(今田美桜)は編集長を任された東海林(津田健次郎)と先輩記者の岩清水(倉悠貴)と共に...
桧山珠美 2025-07-01 18:19 エンタメ
【再募集】2025春ドラマどうだった?面白かった&ガッカリを教えて!『あんぱん』『最後から二番目の恋』『対岸の家事』etc
 引き続き、2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。続々と最終回を迎えた4月よりスタートの春ドラマ、あなた...
「あんぱん」竹野内豊らが退場→津田健次郎と倉悠貴が新たに補充。イケメン好きにも優しい朝ドラに感謝したい
 闇市で渡された東海林(津田健次郎)の名刺を頼りに、高知新報にやってきたのぶ(今田美桜)。しかし、東海林は全く記憶にない...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ