ジャニーズを飛び出したタッキーの今後
11月1日にジャニーズ事務所の副社長を退任、同社も退社したタッキーこと滝沢秀明氏(40)。今後の動向が注目されるなか、7日にTwitterを開設し、9日にはウェブ版「スポニチアネックス」で「新会社を設立した」と報じられた。
記事によると、音楽や映像製作、芸能マネジメントなど幅広い事業を手掛けるためで、ドバイの大富豪などがサポートしているという。2017年のタレント時代、日本とアラブ首長国連邦(UAE)の友好親善に向けた業務を行う「日UAE親善大使」に就任した縁からコネクションが構築されたとのこと。
海外進出を裏付ける実績の数々
滝沢氏は報道を受けて、Twitterのプロフィール欄に《新会社??なんの話し?俺は休みたいんだよ~。朝からビビるからやめーぃ》などと反応を見せたが、ジャニーズ事務所時代に手腕が評価されていた同氏ならグローバルに活躍する会社を設立したとしても何らおかしくない。Travis Japanを全米デビューさせ、デビューシングル『JUST DANCE!』を全世界配信した実績もそのひとつだ。
また、Twitter開設時にすぐさま反応した赤西仁(38)、山下智久(37)、錦戸亮(37)はいずれも海外での音楽活動やドラマ出演など、グローバル志向で知られるジャニーズ脱退組メンバー。4日には、滝沢氏の後を追うように、King & Princeのメンバー・平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)が脱退と退所を発表した。特に平野と岸は「海外進出」へのこだわりは強く、ファンクラブ会員向けに脱退&退所を発表した文面からも見て取れる。すでに退所している元メンバー・岩橋玄樹(24)も海外を拠点に活動中だ。
実現したら勝算はあるの?
こうした一連の流れから、ファンの間でも、“タッキーが海外で一旗あげてくれる”と期待する声もあがっているが、タッキーの新会社で脱ジャニーズ組が海外進出を図る可能性は? 実現したら勝算はあるのか。
芸能リポーターの川内天子氏が言う。
「滝沢さんの退社発表から1週間で、Twitterの開設、元ジャニーズの後輩たちの反応、そして新会社設立報道を考えると、次の道に十分な準備を重ねていたことがわかります。彼は『滝沢歌舞伎』をはじめ、ジュニアの育成やデビューなどプロデューサーとしての手腕は有名で、ストイックで真面目、優等生タイプとして知られます。
もともと海外を意識しているとは聞きますし、人脈もある。Travis Japanだけでなく、滝沢氏がデビューさせたSnow Man、SixTONESの楽曲やパフォーマンスも世界で活躍する韓国の『BTS』などに近いものがある。後れを取った韓流アーティストから巻き返しを図るプロデューサーとして、赤西さんらと提携などといった形で仕事をする可能性は十分あります」
日本のエンタメ界に一石を投じる可能性も
川内氏は「海外を視野に入れる発想も、ヤリ手のタッキーならでは」と期待する。報道通り、海外資本で会社を設立するなら、日本の芸能界とのしがらみにとらわれない仕事ができるからだ。
「Twitterを見て、辞めたジャニーズのメンバーが滝沢氏の影響力を改めて感じたことでしょう。会社の存在が公になれば話題に上がっていない元ジャニーズやアイドルの卵も、これからコンタクトを取って、滝沢氏の下で活躍するケースが出てくる。芸能界の変わり目になると期待もしています」
しばらくはファンならずとも、タッキーから目が離せない。
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