切り花が「長持ちする場所」ってどこ?遠ざけたい意外な天敵

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-12-07 06:00
投稿日:2022-12-07 06:00

近くに何がありますか?

 意外と盲点なのが、“エチレン”の存在。私たちの身近に発生するエチレンガスといえば、果物や植物などの熟成・老化により自然発生ガスで、植物ホルモンの一種です。お花を飾る場所といえば、リビングやダイニングキッチンが多いと思いますが、その横にエチレンガスを発生させるような果物や野菜は置いてありませんか。

 エチレンガスを多く発生する果物として1番有名なのが、旬のりんご。他にも洋梨、桃、柿、みかん、アボカド、メロン、トマト。完熟した果物や傷がある果物・野菜も多く発生するといわれています。

 そういえば、冷蔵庫の野菜室でしおれたレタスやキュウリを発見したことはありませんか(ワタクシなんざぁ、キュウリが“ただの水”に変身しているビニール袋を発見しますよ~)。で、その隣にはたいてい完熟トマトが“同居”しています……。

 また、枯れた花・しおれた花も同様で、同じ花瓶の中、あるいはアレンジメントフラワーの中に発見したら、もったいないから残すのではなく取りのぞきましょう。元気だったお花にも影響を及ぼしてしまいます。

 開運的にも“枯れ・しおれ”のお花は運気を下げる要因にもなりますゆえ、直ちに取り除いた方がよいに決まってますのよ。

しおれた花を取ったあとは?

 でも「しおれた花を取っちゃうと穴が開いちゃうじゃん」とご不満を抱く際の解消方法は以下の3つ。

1. 新たに花を足す

 新たにお花を買って修正するのなら、顔が大きい花であれば少ない本数で埋まります。花束でもアレンジメントフラワーでも同様です。

2. 短く切って空間をなくす

 花瓶に活けた花束ならさほど支障はありませんが、器に挿してあるアレンジメントフラワーの場合、しおれた花を除去すると穴が目立ちます。吸水スポンジに挿さっている茎を一度抜くと分かりますが、スポンジの接着部分の茎が黒く変色している花も……。

 この現象はガーベラやバラなどによく見られますが、黒い部分をすべて切り落として新たに挿し直すと格段に日持ちが上がります。

3. これも斬新な新しいカタチだ!

 穴があるのは気のせいだ! 気合いで乗り切れ! と考えを改め、自然に任せる……でもいいような気がワタクシいたしますよ(笑)。

  ◇  ◇  ◇

 どうです? 冬時期の花持ち方法。おやおや! という発見もありましたか。ぜひご参考にいただければ幸いです。あなたのお家のお花たちが冬のポカポカな幸せな団らんのお手伝いができますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


とことん落ちないと浮上できない 放っておいてあげる優しさ
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「花屋前にいる」「どこ?どこにでもいる顔だから」実は傷つきLINE3選
 誰かの何気ない一言に深く心が傷ついた経験は誰しもあるはず。  相手の性格にもよりますが、ほとんどは相手に悪気がな...
お疲れ様はNG、お元気様はOKのナゼ…職場のうざいローカルルール5選
 社会一般ではない通じない「職場独特のローカルルール」が存在する会社って多いですよね。入社したての社員からすれば、ドン引...
青空に踏切の音が映える 季節は秋でも絶対に手放せないもの
 ここ数年ですっかり浸透したものに男性の日傘がある。 「男が日傘なんて」という謎の気負いも、死を覚悟する日差しには...
たまたまもゴロンと全開!幸せそうなにゃんたま様に昭和CMを思ふ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年のババア、もとい「中年女性」になった私たちへ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「聞いてよ!」「で、結論は?」せっかち君のLINEはタイパ重視ですって
 世の中には、1秒でも時間を節約したい「超せっかちな人」が存在します。なぜ生き急いでいるのかはわかりませんが、とにかく少...
#1 芸能界に執着する35歳女の密かな楽しみ。裏アカで吐き出す腹黒い本音
「いらっしゃい、シゲさん今日は早いんだね」  阿佐ヶ谷駅の北口の飲み屋街・スターロードにひっそりたたずむ小さなスナ...
平日夜8時、話題のオーケー銀座店の惣菜コーナーに行き完全敗北した件
 10月17日、東京・銀座3丁目のマロニエゲート銀座2内に「オーケー銀座店」がオープンして話題になっていますね。銀座の一...
#3「バカにされてる?」元彼のイヤミがつらい。女が椎名林檎を歌う理由
【#1、#2のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな...
#2「普通の女」に負けた美人は怨念まみれのSNSがバズり快感を覚える
【#1のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな彼女の...
「鉛筆なめなめ」「セクハラはやめて」悲しきおじさんビジネス用語3選
 会社に勤めている人なら、50代以上のおじさんたちが「おじさんビジネス用語」を使っているのを聞いたことがあるかもしれませ...
経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。  だけど昔の経験に...
あなたにとっての「過去」はいつ? 過去を閉じ込めた空間で
 過去という言葉の意味が広すぎて、思い浮かべるイメージがまったく違うと気づいた。  ある人は自分が小さかった頃を、...
奢り奢られ問題…リュウジ氏にもう港区くるなよ?の反論、私達が学ぶこと
 ネットを大いに騒がせた「奢り奢られ問題」。料理研究家のリュウジ氏のSNS投稿が火種となり、多くの意見が寄せられました。...
15キロ太ったからつまんないの? “サイズ44”に教えられた自分の本音
 2度の出産と加齢と腰のヘルニアを経て、5年をかけて15キロ太りました。実はそれについては人が思うほどは気にしていない…...