会える推し求む! どこまでOK?話題の「セクホス」大阪ルポ

久留米あぽろ ライター・コラムニスト
更新日:2024-02-19 12:31
投稿日:2022-12-13 06:00

セクホスは結局どこまでできるの?

 店舗に行こうと思った時、まず「何をしてくれるんだろう」という楽しみがあった。

 もちろん対人なので、相性やその人の営業スタイルによるのかもしれない。だけど「じゃあ、ホストとの違いは何なのか」は気になった部分だった。

 最初に着席してくれたホストに聞いてみると……。

「うーん、ホストクラブって席がオープンだけど、ここはほら……誰からも見えないでしょ? だからね、何でもできるんだよ」

 と言って、腰に手が回る。

 これくらいはホストでもあるのだろうか。分からないけれど、かなりグイグイと接客してくれる。ここぞとばかりに「どこまでできるの?」とも聞いてみたら「ここでできることなら何でもだよ」と、妖艶に舌を出すキャストさん。

 こ、これって……!?

 そのまま、耳元に顔が近づいてきて「キス……していい?」と聞かれた。

 キス、できるんだ。いや、誰とでもしたいわけじゃない人がいるから、こうしてお伺いを立ててくれているはずだ。自分もそうあるべき、と思い、とりあえずそのキャストさんには「ちょっと恥ずかしくて」と断った。

 口コミにも「セクキャバでできることはけっこうできる」と書いてあった。セクキャバでできることって、けっこう幅広いイメージだ。

アフター、枕の匂わせもあるけれど

 そのまま4人のキャストがついてくれたので、1人10分程度だろうか。でも、人によってはかなりがっついてくれるような感じだった。

「今日はこの後どうしてるの? 一緒に過ごす?」といわゆるアフター、枕などを匂わせるような発言もあったが、このあたりは営業なのかもしれない。

 しかし密着ハグの距離感で誘われると、タイプの男性だった場合、営業と分かっていても乗っかってしまいそうだ。これは、マッスルスナックを超える沼を感じる。

 印象としては、ホストとボーイズコンカフェが一緒になったような世界観。キャストたちは私服なので世界観のコンセプトはないけれど、みな乙女ゲームでしか聞いたことのないような歯の浮いたセリフで性を匂わせてくるため、さながら“レディコミ”の世界だ。

 行くところまで行ってしまえば、店内でも店外でもかなりお近づきになれる展開なのかもしれない。今回、私は予算が足りず40分で退散したが「お触り以上恋人未満」の推しが欲しいという人には、沼が深そうだ。

【結果】女性ホルモンドバドバ体験ができる

 実際にセクホスを体験してみた率直な感想はというと……「めっちゃ女になれる」気がした。

 ホストもそうかもしれないが、やっぱり「かわいいね」と褒められると嬉しい。それに、セクホスの場合「襲いたくなっちゃうな♡」「ええ、我慢できないよ……」という乙女ゲームセリフまでついてくる。

 男性から求められたい人や「タイプの人がいればキスフレになりたい」という人には良さそうだ。

 会計も明朗で安心感があり、キャストも個人プレーが主だからか、ギラギラ感がなかった。オープンなホストよりは、人に見つかる心配も薄いので、普通のOLでも行きやすそうだ。

 キスはベロキスまで含まれるようなので「家じゃない場所でベロキス」という非日常体験も楽しめる。女性の喜びを感じたい人は行ってみてほしい。

久留米あぽろ
記事一覧
ライター・コラムニスト
セクシャルウェルネス、ジェンダーなどに関心を持つライター・コラムニスト。女性向けの恋愛・婚活コラムの執筆、シナリオライターとしても活動。シズル感のある取材執筆も得意。日々気になるスポットに突撃し、個人的にレポートを溜め込んでいる。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


今の日本は独身が増えすぎている? 一生ひとり身のメリットとデメリット
 日本では、独身のまま結婚をしない人が増えていますよね。本人が望んで独身でいる場合や、結婚したくてもできない場合など理由...
恋バナ調査隊 2023-10-02 06:00 ラブ
夫の神対応に涙…更年期こそお互いの理解と歩み寄りが必須
 40代から50代になると現れる更年期障害。症状の強さや時期は人によって差がありますが、中には日常生活に支障をきたすほど...
恋バナ調査隊 2023-10-01 06:00 ラブ
恋人の“避妊しないで”に演技で応じる男 好きだけれど結婚はしたくない訳
「冷酷と激情のあいだvol.162〜女性編〜」では、3年間にわたって交際している恋人・リョウタさん(36歳・仮名)にプロ...
並木まき 2023-09-30 06:00 ラブ
結婚は躊躇し、避妊具ナシには応じてくれる彼…37歳女が目論む受胎計画
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-30 06:00 ラブ
夫が「ひきこもり」になったらどうする? 慌てず冷静な対応がマストです
 ある日突然、夫がひきこもりになったらあなたはどうしますか? 仕事にもいかず、ずっと家にいる夫にどう接したらよいのか戸惑...
彼氏にママ活疑惑…クロかどうかチェックする方法3つ、未遂はチョー厄介
「ママ活」といった言葉が広まるにつれて、とある問題が出てきています。それは「彼氏がママ活しているかも!?」なんて疑惑です...
内藤みか 2023-09-28 06:00 ラブ
マジかよ…夫の隠れ借金が発覚!大切な財産とメンタルを守る8つの対処法
 ある日突然、夫の借金が発覚したら、あなたはどうしますか。「これって、私も返済しなくちゃいけないの?」「これから先、我が...
恋バナ調査隊 2023-09-28 06:00 ラブ
結婚したくない若者が増加中!? 蛙化現象もあるらしい、理由を聞いてみた
 今、若い世代で「結婚したくない」という女性が増えているのだそう。いったい結婚のどこにデメリットを感じているのでしょうか...
恋バナ調査隊 2023-09-28 06:00 ラブ
初デートでキョドりたくない!話題が続かない人のモテ会話術
 初デートって緊張しますよね。年齢が上がるにつれて、失敗したくない思いから何を話していいのかわからなくて、口が重くなる時...
若林杏樹 2023-09-27 06:00 ラブ
籍入れたとたんに豹変…よく見極めたい「結婚後に変わる男」特徴7つ
 交際中は優しくて愛溢れる彼氏だったにも関わらず、結婚したとたんに態度が変わる男性がいます。結婚後「こんな人だと思わなか...
恋バナ調査隊 2023-09-27 06:00 ラブ
彼氏のドタキャンから始まるイイ女道 いらっとしたら飲み込むのが得策
 楽しみにしていたデートをドタキャンされたら、誰だって悲しいものです。でも文句を言ったら、それが別れの原因になってしまう...
恋バナ調査隊 2023-09-26 06:00 ラブ
39歳、赤ちゃんを見ると母乳が出るような気に…出産のリミットを考える
 最近、お母さんの腕に抱かれている小さな赤ちゃんを見るとなんだかおっぱいがうずきます。  見てるだけで母乳が出るん...
豆木メイ 2023-09-26 06:00 ラブ
外見が大事ですか? 見た目のことを言う男性の心理&3つの対処法
 どうせ恋愛をするなら、自分の中身をまるごと愛してほしいもの。でも、彼氏がやたらと見た目のことを言う男だと、がっかりしま...
恋バナ調査隊 2023-09-25 06:00 ラブ
「不倫の慰謝料」気になる使い道、サレ妻たちは何を思い、どう使った?
 夫に不倫された場合、相手の女性に慰謝料を請求できます。その相場は数十万円から数百万円ほど。時には1000万円以上になる...
恋バナ調査隊 2023-09-24 06:00 ラブ
当てはまりすぎて自分が怖い!? 恋愛ご無沙汰女性5つの特徴と脱出方法
 気が付いたら「数年、彼氏がいない……」なんて人はいませんか。あまりにもご無沙汰だと、恋愛の仕方すら忘れてしまいますよね...
恋バナ調査隊 2023-09-23 06:00 ラブ
「結婚6年でメシマズは致命傷」妻に抱かない宣言を突き付けた夫の決断
「冷酷と激情のあいだvol.161〜女性編〜」では、結婚6年目にして完全にセックスレスになり、夫婦で話し合うたびに状況が...
並木まき 2023-09-23 06:00 ラブ