婚約中の筆者が考える「マッチングアプリ婚」うまくいく人・いかない人の決定的な違い

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2023-01-10 06:00
投稿日:2023-01-10 06:00

マッチングアプリも現実の恋も、もはや垣根はない

 最近はSNSやYoutubeを通じて、多くの発信者がマッチしやすくなるプロフィール設定を説明してくれています。

 多くの発信の共通点をまとめてみると、マッチングアプリで異性と出会うためには「マイナス印象」を与えないことが大切、と語る方が多いようです。

 年収についてうるさく書かないこと、嫌いな人物像をネガティブに書かないことなど。不審に思われる点がなければ、誰かしらからいいねをもらえて、チャットまでこぎつけられるわけです。

 筆者はここで「上手なチャットの仕方」を指南することは控えます。多くの発信者がテクニックを発信していますが、マッチングアプリで出会った人と結婚していった私の友人たちに、これらの発信を参考にしたという女性がいないからです。

 プロフィールもチャットも、特別なテクニックや交流方法を使わずに結婚する人はいます。そしてむしろ、それは自然なことだと思いませんか?

 異性にアタックされる時、筆者なら本で読んだモテセリフを言われても嬉しく感じません。

 付け焼き刃のテクニックはボロが出やすく、自身の人間性から大きく離れたモテテクを駆使しても、長続きする恋愛には結びつきづらいでしょう。

 自身をプロフィールで表現すること、アイコンで紹介することは、SNSや就活などを通じて多くの人が経験していること。

出会いの場がマッチングアプリだっただけ

 チャットコミュニケーションも日常的です。マッチングアプリだからと急に難しく考えてしまうと、むしろ自分らしさがなくなってしまうのかもしれません。

 マッチングアプリの出会いで結婚していった友人たちは、みなパートナーといることに無理を感じていないように思います。彼女たちにとって、パートナーとマッチングアプリで出会ったという事実にはあまり関心が向いておらず、ただたまたま、出会いのプラットフォームがマッチングアプリだっただけなのです。

 筆者も現在、マッチングアプリで出会った男性と婚約をしています。アプリで異性と会う時も、職場や学校で出会った人、友人に紹介された初対面の人に最初に挨拶する時のような気軽さを持っていました。

 合コンで初めて会った人に趣味や性格の傾向を共有し合う時と同じように、チャットでお互いの話をする。マッチングアプリはいまや、匿名SNSでフォロワーとDMする時のような距離感で利用できるものです。

 一度会って信用できた人とは、友人としてある程度開けたコミュニケーションをすること。出会う前も、必要な情報をシェアし合うこと。マッチングアプリにしろSNSにしろ、インターネットを通じて人と仲良くなるためには、自身も相手に合わせて、オープンになる必要があるのです。

【結論】「知らない人」と特別視せず、オープンになること

 初対面に近い人に銀行の暗証番号を聞かれたり、宗教に入らないかと聞かれたら、誰でも面食らいます。

 筆者がやり取りした人の中にも、名前を聞くと不安がる人、ざっくりした行動範囲すら教えてくれない人などがいました。

 誰かと仲良くなるためには、ある程度自分のことを話していく必要があると思います。距離感は人それぞれかもしれませんが、直接会話ができないアプリ画面の中で不安を全面に出すと、流れが滞りいつの間にか話すことがなくなります。

 大切なのは、マッチングアプリを特別視しないこと。

 友人に紹介される人も、マッチングアプリで出会う人も、同じ「知らない人」です。マッチングアプリは不安を感じればブロックもできると考えれば、むしろ紹介より安全なくらいです。

 マッチングアプリで結婚できた女性たちは、出会いに不安を感じない前向きさや、なんとかなるさという考え方を持つ人ばかりです。

まずはシンプルに考えて行動を

 問題は、起きた時に考えればいい。リスクヘッジは大切なことですが、早いタイミングで心配しすぎる必要はありません。

 2022年は後ろ向きな考えで恋愛がうまくいかなかったという方は、今年は「心配のしすぎは機会損失になる場合もある」ことも頭の片隅に置いてみてください。

 周りでうまくいった人がいたら「なぜ」うまくいったかではなく、その人がどんな性格で、どんな指針を持って行動したかを尋ねてみましょう。

 案外特別なことをしておらず、前向きに検討しただけという人が多いはずですよ。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


ずっとラブラブの秘訣は? LINEのやり取りを見せてもらったら…“こうも違うのか!”と納得の3選
「彼とずっとラブラブでいたい」「喧嘩なんかしたくない」と思っていても、現実ではなかなかうまくいかないもの。徐々に冷めたり...
恋バナ調査隊 2024-10-19 06:00 ラブ
「腹の子のDNA鑑定もする!」妻の不倫に怒号する夫。鑑定の結果は… 35歳英会話講師の不倫欲 #3
 由奈さん(仮名・35歳フリーランス英会話講師/既婚・子供アリ)は、異業種交流会で出会った宗太郎さん(仮名・35歳/既婚...
蒼井凜花 2024-10-18 06:00 ラブ
夫の地雷がおかしい…「今日の夕飯何食べたい?」と聞いたら過剰反応された。どうする?
 人には、それぞれ絶対にこれだけは許せない「地雷ポイント」があります。とはいえ、普通の感覚なら地雷の想像はつきそうなもの...
恋バナ調査隊 2024-10-18 06:00 ラブ
10歳年下男性と結婚して20年。アラカン女性が明かす「ご縁を捕まえて逃さない」意外な戦法とは
 年下男子と結婚したいというアラフォーやアラフィフが増えています。若い男性と結婚していつまでも若々しい自分でいたいという...
内藤みか 2024-10-18 10:16 ラブ
セックスレス10年、結婚生活のQOLを上げるために私が捨てたこと
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  SNSのフォロ...
豆木メイ 2024-10-15 06:00 ラブ
【漫画】「誰の髪の毛ですか?」夫に敬語で問い詰める麻衣。物的証拠は見逃さない…!『サレ妻は妊娠中』#3
【『サレ妻は妊娠中』あらすじ】  専業主婦の麻衣(30)は、大学時代に付き合った初彼氏の誠(30)と結婚して、現在妊娠...
【漫画】「妊娠中は気をつけな」童貞と結婚、初産を控える女友達に“意味深”な忠告を…『サレ妻は妊娠中』#2
【『サレ妻は妊娠中』あらすじ】  専業主婦の麻衣(30)は、大学時代に付き合った初彼氏の誠(30)と結婚して、現在妊娠...
【漫画】バージンを捧げた初めての男と結婚。妊娠安定期に入り、幸せ絶頂のはずが…。『サレ妻は妊娠中』#1
【『サレ妻は妊娠中』あらすじ】  専業主婦の麻衣(30)は、大学時代に付き合った初彼氏の誠(30)と結婚して、現在妊娠...
LINEでの別れ話はアリ?ナシ? 既読無視に隠された“やる側・された側”それぞれの本心は…
 最近では、別れ話をLINEで済ませるカップルが増えている様子。中には相手に既読無視され、モヤモヤが残る中途半端な別れに...
恋バナ調査隊 2024-10-13 06:00 ラブ
彼氏が朝昼夕既読スルーでも「おけ!」の一言で生き返るよ☆温度差つよつよLINE3選
 気になる彼とのLINE、憧れの存在とのLINEは自然とテンションがあがるもの。でも、相手から冷たく感じる返信がきたら、...
恋バナ調査隊 2024-10-12 06:00 ラブ
「アプリの出会いってスゲエ!」バリキャリ女性に求婚した50男の楽観と根拠なき自信
「冷酷と激情のあいだvol.216〜女性編〜」では、交際半年の恋人・タカユキさん(50歳・仮名)からプロポーズをされたも...
並木まき 2024-10-12 06:00 ラブ
更年期突入を控え「稼げるときに稼いでおきたい」。45歳女性“再婚への戸惑い”は特別なのか
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-10-12 06:00 ラブ
「子供は誰の子だ?」うたた寝の悲劇、妊娠中の不倫がまさかの夫バレ 35歳英会話講師の不倫欲 #2
 由奈さん(仮名・35歳フリーランス英会話講師/既婚・子供アリ)は、異業種交流会で出会った宗太郎さん(仮名・35歳不動産...
蒼井凜花 2024-11-08 15:05 ラブ
年の差婚ならではの浮気のリスク。一生お姫様扱いされる? ないない!
「年上のイケおじと結婚したい♡」「10個下の若い男を捕まえて結婚に漕ぎ着けてやる!」このように、上下関係なく「年の差婚」...
恋バナ調査隊 2024-10-11 06:00 ラブ
増殖中の「男装コンカフェ(男装のコンセプトカフェ)」は、想像以上に居心地の良い空間だった!
 近頃、メンズコンカフェならぬ「男装コンカフェ」が増殖中なのをご存知でしょうか。東京だけでもすでに20店舗以上。  一...
内藤みか 2024-10-10 06:00 ラブ