婚約中の筆者が考える「マッチングアプリ婚」うまくいく人・いかない人の決定的な違い

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2023-01-10 06:00
投稿日:2023-01-10 06:00

「マッチングアプリ婚」は全体の13.6%の衝撃

 新年を迎えると、なんとなく身が引き締まりますね。昨年はやりきれなかった仕事や恋愛の目標に対して「今年こそは」と燃えている人も多いのではないでしょうか。

 2022年9月に発表された最新の政府統計「出生動向基本調査」では、調査開始以来初めて、出会いの選択肢に「インターネットサービス」が追加されたことが話題になりました。

「SNSやマッチングアプリを含むインターネットサービスを利用して知り合った夫婦が最近の結婚の13.6%を占めた」ことがハイライトとなり、時代の変化を感じるとともにうまく行っている人と、自分との差を噛み締めた人もいるはず。

 私たちの日常で、当たり前の選択肢に並ぶようになったマッチングアプリ。でもいまだ、身の回りでも「うまくいかない」という話を聞く機会も多いのではないのでしょうか。

 マッチングアプリでうまくいく人といかない人の差って、なんなのでしょう。マッチングアプリ歴8年、アプリで婚約者に出会った筆者が考えてみました。

マッチングアプリ普及から10年

 現在国内マッチングアプリ最大手の「Pairs(ペアーズ)」のリリースは2012年。有名外資マッチングアプリ「Tinder(ティンダー)」も、同じく2012年に日本語アプリをリリースしています。

 そこから10年、世間のマッチングアプリへのイメージと印象は大きく変わってきました。筆者がマッチングアプリに始めて触れた2015年頃は、まだ悪い意味での「出会い系」という印象が強く、マルチ勧誘やサクラが「いて当然」という印象を持たれていました。

 コロナ禍が大きく背中を押し、マッチングアプリは手軽な出会いの手段として大きく飛躍しました。危険な出会いを減らすためにアプリ側も努力を重ね、現在はほとんどのマッチングサービスが、身分証明書の提出が必須となっています。

 2017年には株式会社IBJが結婚相談所ネットワークシステムをリリースし、今や相談所もマッチングアプリに近いシステムでお見合い相手を探すように。自身のコミュニティ以外で出会いを求める場合、ほぼ確実にインターネット上でプロフィール検索することを求められるようになりました。

マッチングアプリで結婚した友人たちの特徴

 筆者も自身の友人関係を見直したり、友人に紹介を頼んだりしながら、パートナーのいない時期はマッチングアプリを使い続けていました。

 筆者がアプリでマルチ勧誘・サクラなどの怪しい人間に会ったのは2016年頃が最後。今は多くの人が真剣な恋活・婚活のためにマッチングアプリを使っていると感じます。

 女性は登録に費用がかからないマッチングアプリが多いので、筆者はパートナーができても、あえてアプリを退会せず、休止の表示でアカウントを残し続けていました。

 パートナーと長続きしなかった際はアプリ恋活を再開するのですが、前にやり取りしていた人の中にも、活動を続けているアカウントも多くありました。

 今はアプリに「出戻り」する人もたくさんいるので、ずっと活動を続けていたかは分かりませんが、アプリを通じて生涯を遂げるまでのパートナーを見つけるのは難しいと痛感します。

 しかし、周りを見渡せばマッチングアプリを通じて結婚に至った友人も、両手では数えきらないほどいます。マッチングアプリで結婚にまで至る人、至らない人にはどんな違いがあるのでしょうか。

マッチングアプリに好意的な印象

 まず、マッチングアプリですぐに結婚できた友人たちはみな、マッチングアプリに対して好印象を持っていました。「騙されるかも」「うまくいかないかも」という不安以上に、広い範囲から自分に合う人を選べることを前向きに考えていました。

 プロフィールや写真が特別だったという印象はありません。アプリの説明文で推奨される通り、加工がキツすぎず、画素数の低すぎない写真を数枚アップロードし、自分の特徴をプロフィールに記載していました。

 つまり、マッチングアプリで成功するために、特別なプロフィール作成は必要ないということです。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


LINEは塩対応、でも会うと優しいのなんで? 男性に聞いた5つの理由と脈ありパターン
 会うと優しいのにLINEではそっけない男。両極端の態度に「脈ありなの? なしなの?」と悩んでしまいますよね。いったい彼...
恋バナ調査隊 2025-06-09 06:00 ラブ
近づいちゃダメ! “他責男”のヤバすぎるLINE3選。浮気もドタキャンもぜ~んぶ人のせい
 人のせいにする他責男は、自身の行動を反省したり謝ったりしません。そんな男性との恋愛や結婚はあなたが苦労するはず。気にな...
恋バナ調査隊 2025-06-08 06:00 ラブ
都心一等地から地方移住はムリ!「ビジネスマンは鋭いセンスとおしゃれが大事」と拒否する44歳夫のため息
「冷酷と激情のあいだvol.249〜女性編〜」では、生活水準を下げられず、家計が火の車になりつつある妻・絢子さん(仮名)...
並木まき 2025-06-07 06:00 ラブ
家計は火の車…それでも「節約なんてしたくないの」見栄っ張りな42歳妻がセレブ生活を維持する最終手段
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-06-07 06:00 ラブ
絶えない芸能人の不倫報道。なぜ人は“禁断の恋”をするのか?「背徳感やスリルではない」専門家が読み解く
 ワイドショーの定番、それは芸能人の不倫騒動。謝罪会見に活動休止──愛に溺れた代償はあまりにも重い。世間が「不倫=絶対悪...
蒼井凜花 2025-06-06 06:00 ラブ
男が「連絡先交換」を断る6つの事情とホンネ。脈なしとは限らない?
「気になる彼と仲良くなりたくて連絡先を聞いたのに断られた」なんて出来事があったら、脈なしに感じるでしょう。その場合、諦め...
恋バナ調査隊 2025-06-06 06:00 ラブ
金持ち男と結婚できる女と「できない女」の決定的な違い。アラフォーでも高収入を射止める方法はある
 お金持ちの男性を10人以上の女性で奪い合うPrime Video(プライムビデオ)の人気恋愛リアリティー番組『バチェラ...
内藤みか 2025-06-05 06:00 ラブ
えぇ…夫の「悪気ない一言」で怒りMAX! 妻の私がイラッとした瞬間
 「妻の地雷がどこにあるのか分からない…」なんて男性も多いかもしれません。そこで今回は“夫のイライラする一言”を集めてみ...
恋バナ調査隊 2025-06-05 06:00 ラブ
妻の“夫下げ”発言に泣く男たち。「臭い」「黙ってて」って酷くない? 無意識で放つ一言にご用心
 思わず言ってしまう夫の愚痴。ですが、夫側にも言い分はあるのかも? そこで妻のどのような一言にイライラするか男性陣に聞い...
恋バナ調査隊 2025-06-04 06:00 ラブ
ヒカルに梅宮アンナ…短い交際→結婚のメリットは? 堀北真希ら「0日婚」で成功する夫婦の共通点
 タレントの梅宮アンナ(52)が5月27日に自身のインスタグラムを更新。アートディレクターの世継恭規(よつぎ・やすのり)...
令和ですよ?「女は従順で」という呪縛。時代錯誤な男性と“自分を責めてしまう”女性に伝えたいこと
 夫婦の在り方などテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。 「主張の強い女は可愛げがないから抱きたいと思...
豆木メイ 2025-06-03 06:00 ラブ
「結婚ていいよ♡」クソバイスにイラッ。ジューンブライドの過剰な“幸せアピ”はやめて~!
 6月の花嫁=ジューンブライド。幸せになれるという言い伝えから、6月に結婚する人は多いですよね。でも浮かれすぎには要注意...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
実は「シングルマザー」がモテるって本当? 僕たちが惹かれてしまった理由
 3組に1組は離婚しているとも言われる現代。子どもを抱えたまま離婚する「シングルマザー」も身近な存在となりました。実は「...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
恋人とは「趣味が合わない」方がいい、ってマジすか? 5つの意見に納得…
「恋人とは趣味が合う方がいい」という意見はよく耳にしますが、「恋人とは趣味が合わない方がいい」と考える女性も案外多いのだ...
恋バナ調査隊 2025-06-02 06:00 ラブ
うわぁ…彼女に“激萎え”したLINE3選。そのお世話、裏目にでてるかもよ?
 付き合った当初と違う…と彼女の変化に不満を抱く男性は多い様子。中には「女として見られない」と、気持ちが冷めてしまう人も...
恋バナ調査隊 2025-06-01 06:00 ラブ
「俺は毎日もやしでいいのに」質素な生活を望む47歳夫。家事代行を頼む妻との結婚を後悔する毎日
「冷酷と激情のあいだvol.248〜女性編〜」では、家計に満足なお金を負担せず、家事への労力も渋る夫への妻・美幸さん(仮...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ