「SPEED」のメンバーで歌手の島袋寛子(38)と俳優の早乙女友貴(26)が離婚した。島袋は1月31日、インスタグラムを更新。《この度、早乙女さんとの婚姻関係を解消することとなりました。二人でじっくり話し合い 二人で出した結論です。早乙女さんのパートナーとして 過ごせたこと、心から感謝しています。》と、2人のシルエット画像を添えて、ファンに報告した。
2人は2017年2月11日に結婚。早乙女は当時20歳で、12歳差の“年の差婚”が話題に。ゴールインからの約6年、島袋はインスタなどでたびたび夫婦ショットを公開していて、1年前の結婚5周年記念日にはおそろいのスニーカー履いて寄り添う写真をアップするなど、仲睦まじい姿を見せていた。
しかし、離婚報道を受けてネットでの反応は厳しい声が多数。《別れると思ってた》《若い女に目が行くでしょう》と年の差婚のなかでも、男性が年上のカップルに比べ、姉さん女房への世間の目は冷たいようだ。
2ケタ以上の年の差夫婦は関係の継続が難しい?
芸能界でも、女性が年上の年の差夫婦は少なくない。たとえば、先日結婚発表した俳優の新田真剣佑(26)のお相手は7歳上の元芸能人だと報じられている。2011年に結婚した女優の小雪(46)と俳優の松山ケンイチ(37)は当時8歳差で注目されたが、これまで夫婦仲の危機が報じられたことはない。
だが、10歳下の俳優と女優の鈴木砂羽(50)、10歳下のカメラマンと女優の坂井真紀(52)、18歳下の書道家と女優の熊谷真実(62)、24歳下の一般人と磯野貴理子(59)など、女性が10歳以上の年上で、世間の注目を浴びた夫婦は続々と離婚している。坂井は元夫との間に子どももいた。
2015年の国勢調査によれば、最も多い夫婦構成は夫が妻より年上の夫婦で69.3%。同い年の夫婦は12.9%、夫が妻より年下の夫婦は17.7%だ。決して姉さん女房は珍しくなくなっているが、2ケタ以上の年の差夫婦は関係の継続が難しいのだろうか。やっぱり、夫が若い女性と浮気するから?
「年上妻×年下夫」夫婦仲を維持する条件は…
婚活アドバイザーで「マリーミー」代表の植草美幸氏が言う。
「年の差関係なく、浮気もするし、離婚もします。ただ、傾向としてかなり年上の女性と結婚する男性の多くは『尊敬』できる点を重視してパートナーに選んでいるわけです。もちろん、社会経験や収入もあるでしょう。ここでいう尊敬とは、大人の女性ならではの所作や知識、社会的な常識を教えてくれたり、感情的にならずに大目にみてくれる包容力など。同世代や年下の女性では満たせない部分に、頼ったり、魅力を感じています。
しかし、結婚して家族になると互いに気を抜きますよね。同世代の夫婦なら、一緒に年をとっていきますからちょっと理想と違ってきても、違和感はそれほど覚えないのですが、年の差があるといざ男性が社会人として揉まれて知識や社会的責任が追いついて来た時、『妻に尊敬を持ち続けられなかった』と話すケースは多くみられます。その年上の役割を果たし続けられるかが、夫婦仲を維持するための条件です」
若い男性は見通しが甘い
まだまだ男性が社会的に優位な日本では、頼れない年上妻は、男性が年上のカップルよりも“不利”になる。そして、先の浮気の原因にもなる。
「年の差カップルのお世話をしていると、若い男性の方が、若い女性よりも年上のパートナーの年を取った姿をイメージできていない印象です。24歳の男性が36歳の女性と結婚した場合、『36歳でキレイなんだからずっとこのままだろう』と思ってしまう。
いまはアラフォーできれいで稼ぐ女性はたくさんいますが、年はみな平等にとります。それでも50歳、60歳になった妻をイメージできず、いざその時を迎えて同世代や若い女性と比べて幻滅するというのです。男性本人は若いわけですからね」(植草美幸氏)
結婚しても気が抜けない
10歳以上年下の男性と結婚するなら、結婚しても気を抜かず、知性はもちろん、美意識も高く維持しなければならないと続ける。
「仲のいい夫婦は、夫側が『妻は10歳上の45歳だけど、自分の同級生の女性よりきれいだ』と自慢していますから。女性は気は抜けませんが、それだけの覚悟がなければ同世代の方と一緒になった方が安心して生活できるかもしれません」(植草美幸氏)
一般人よりも美意識の高いはずの芸能人でも離婚している。現実は厳しいようだ。
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