今回は私のやらかし談などを交えつつ、語彙を鍛える方法を紹介させてください。どろんぱは営業おわり、コミとママが飲みに行くための帰り支度をしています。
感情を言葉にできれば、人付き合いが楽になる
先日、スナックの先輩お姉さんたちとの定例ランチ会で、昔お店であった珍事件の話題になりました。
その中で印象に残ったのは、常連さんが集まってワイワイ飲んでいた夜に、急に立ち上がって何も言わずに帰ったお客さんがいた話。
最初は誰も気に留めなかったのですが、それに一人だけ気づいたお姉さんが後日連絡をしてみたそうです。
するとそのお客さんは、「酔っていたので話題に入れず、急にさみしくなって帰ってしまった」と、こぼされたのだとか。口下手で大人しいその人を十分に考えられなかったと、お姉さんは反省していました。
しかし、この話を聞いた私は「私もやらかした経験あるわ……」と、猛烈な羞恥心に襲われたのです。
自分の感情、素直に話せていますか?
実は私も若かりしころ、なんとなく疎外感があった友達グループから、一人だけ静かに離れたことがありました。
今思うと、これはきっとそのお客さんと同じ状態だったのだと思います。そしてお姉さんと同じく、友達を不安な気持ちにさせてしまったのだと思います。
私の場合は解決に至らず、そのまま疎遠になってしまいました。もしも、あの時に一言「さみしい」と言えていたら……。
感情を伝えられる語彙力があったなら、きっと友人を失わなかったでしょう。
だからぜひ、みなさんは語彙力を高めてください。まずは、ポジティブな感情を口にだしてみましょう。
おいしい、好き、最高……。そしてその後にもう少し、どんなところが? と具体的な詳細をひとつ加えて話してみてください。
また、誰かに自分の好きなものを薦めるのも良い練習になります。
目に見えないことだからこそ、しっかりと言葉にできる人は強いですよ!
登場人物紹介
コミ:どろんぱの人気ホステス。気配り上手でお客さんからもママからも大きな信頼を得ている。ママと飲みに行くのが好き。酒乱なのが玉にきず。
ママ:どろんぱのママ。お店の女の子を娘のように思っている。そのために厳しい指導もするが、アフターケアも万全。ちょっぴり気分屋なところがある。
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