「お小遣いが欲しいの」彼女から金銭的援助を求められるバツ1男性の困惑

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-05-06 06:00
投稿日:2023-05-06 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

恋人ができないのは経済的援助を断ってきたから?

 タダシさん(仮名)は、バツイチ独身の44歳。最近になって恋愛欲が高まってきていて、恋人を探しに熱心になってきたそう。しかし、出会う女性の数人から経済的援助を求められてきた過去があり困惑しているとのこと……。

「“パパ活”という言葉も流行ったくらいですから、今どきはそういう援助を申し出ることが前よりも普通になっているんですかね? 僕自身は古い価値観の人間なんで、ちょっと深い関係になっただけで、いきなりお金の話をされることに驚いてしまうのですが。

 ちょうど今、真面目に付き合う感じになってきた30代前半の女性もそんな感じで……。でもこういうのをバサッと断ってしまうから、これまで僕はちゃんとした恋人ができなかったのかな? とも思うので、相手の要望を受け入れるべきなのか、迷っているんです」

「あなたのためにキレイでいたい」と言われても

「パパ活には一切の興味がない」と言い切るタダシさんは、お互いが対等な関係で向き合える恋人を望んでいます。しかし現在親しくしている七香さん(仮名)からは「欲しいコスメや洋服を買いたいから、月に何万円かお小遣いをちょうだい? あなたのためにキレイで居たいから」と言われているのだとか……。

「七香ちゃんは、それが当たり前みたいな口ぶりなんですよね。僕のまわりの同世代は既婚者が多いので、こういう話をしてもピンとこないらしく『お前が払ってもいいと思うなら、数万円を渡してあげればいいじゃん』って軽く言うのですが、僕は金銭的なつながりによる男女の関係を望んでいないから、そう簡単な話じゃない気がして。

 ちなみに、少し前に深い仲になった女性も同じような感じで、体を一度重ねたあとには『今月生活がピンチだから、家賃を助けて欲しい』とか『ハイブランドの新作バッグが欲しい』とか言われて、うんざりして距離を置きました」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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