Hってどんな感じだっけ? 全編濃厚ベッドシーン映画3本でリハビリを

内藤みか 作家
更新日:2023-05-11 10:25
投稿日:2023-05-11 06:00

再燃した愛の果てに

 まず1本目は、瀧内公美さんの体当たり演技が話題になった『火口のふたり』(2019年・日本)。

 過去に男女の仲になった幼なじみの男性と再開するところから物語は始まります。

 以前に親しんでいた体なので、再び関係が始まってからは、もう大変。女性に婚約者がいるからこんなことをしてはいけないと頭ではわかっていても、体がくっつきたがってしまうのです。

 結婚するまでのチャンスとばかり、いつでもどこでも求めあってしまうふたり。路地裏でも、近くに誰かがいても、ひたすらエッチなことをし続けようとします。

 その真っ直ぐすぎる欲情に、こちらも圧倒されてしまうのです。

好きだからこそ…

 次にご紹介する映画は『愛のコリーダ』(1976年・日本)。知る人ぞ知る名作です。実在の事件をヒントにして作られた物語です。

 召使いである女性が、ご主人様である男性と逃避行を決行する物語。

 部屋にいるのは二人だけのはずなのに、張り詰めているかのような空気の緊張がこちらにも伝わってくるほどの表現力。赤い長襦袢がはだけていく様子もかなりエッチです。

 とことんまで欲しがる二人の狂気にも似たのめり込みっぷりに目が離せません。

鍛えられた肉体を…

 最後にご紹介するのは『シンプルな情熱』(2020年・フランス/ベルギー)。

 世界的バレリーナであるセルゲイ・ポルーニンがミステリアスな大使館員を熱演しています。パーティーで出会った女性とW不倫の関係が始まるのですが、鍛えられた肉体を惜しげもなく披露してくれています。

 この大使館員さん、不倫相手の人妻に突然連絡して「今から行く」と伝え、熱い抱擁をするとすぐ去っていきます。

 相当自分勝手な彼なのですが、会っている時はものすごい情熱的に愛してくれるので、どうしても離れられないわけで。

 さらにその瞳の色がとても冷酷で、こんな目で見つめられながらエッチなことをされたら、どんな女性も夢中になってしまいそうです。

 なにしろバレリーナさんですからね、しなやかな体の動きやバネも……ぜひご堪能ください!

欲情こそ愛の証

 以上、映画の大半がベッドシーンという濃すぎる映画をご紹介しました。

 こうした作品を観たら、リアルに誰かに会って愛し合いたい! なんて気持ちが盛り上がるかもしれません。

 一人の女性に欲情し続けてくれる男性って、野生的でステキですよね。

 レンタルするのが恥ずかしいかたは、見放題配信されている作品もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


「子供はいない。自分ファースト妻との仮面夫婦、価値あります?」気持ちがプッツンした40代男性
「冷酷と激情のあいだvol.208〜女性編〜」では、夫婦関係が冷え切って7年が経過し、仮面夫婦の関係に満足していると話す...
並木まき 2024-08-17 08:46 ラブ
「離婚? 既婚者のステイタスを手放すほど私はバカじゃない」仮面夫婦の継続を望む40代女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-17 06:00 ラブ
アラフォー女性が年下男性を沼らせる「相談に乗る」という秘技。若人キラーが実践する“7つの手”を公開
 年下男子キラーと言われるアラフォー女性がいます。彼女はごく普通の、それほど派手ではない女性ですが、20代や30代の男性...
内藤みか 2024-08-15 06:00 ラブ
アラフォーの「結婚前同棲」メリット&デメリット 若い頃とは違うからきちんと考えたい
 20代の頃は、彼氏ができたらすぐに同棲も珍しくなく、勢いに任せて行動できたもの。でも私たちアラフォーともなると、彼氏が...
恋バナ調査隊 2024-08-15 06:00 ラブ
恋愛したいシンママ、シンママと恋愛したい男性。嬉しい!これは嫌!本音LINE3選
 1人で仕事をしながら子育てしているシンママ。そんな頑張る女性に惹かれる男性は少なくありません。  シンママにも恋愛の...
恋バナ調査隊 2024-08-14 06:00 ラブ
入籍直後からセックスレス気味。我が家も“鉄板”レス解消法「同じ寝室で寝具別々」を試した結果は…
 最近あちこちで取り上げられているセックスレス問題。結婚して1年ちょっとの筆者は、まだまだラブラブ♡、レスだなんて…「そ...
2024-08-13 06:00 ラブ
結婚したいのに恋愛スイッチが入らない!隠れた呪縛4つと自由になる方法
「結婚したいけど恋愛スイッチが入らない…」と悩んでいるそこのあなた。もしかしたらあなたには、スイッチがオンにならない問題...
恋バナ調査隊 2024-08-13 06:00 ラブ
夏休みのイライラはセルフプレジャーで解消!母親業こそ「ご自愛」が大事
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  夏休みも...
豆木メイ 2024-08-13 06:00 ラブ
追いLINEは危険すぎ!「待てない女はモテない」理由4つと待つメリット
 気になる男性との距離を縮めようと、自分から連絡したり追いLINEしたりする女性もいるでしょう。でもちょっと待って…! ...
恋バナ調査隊 2024-08-12 06:00 ラブ
小学生から知識だけは豊富。アラフィフ処女が48歳で“女風”を初予約する
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳まで処女だった私ですが、これまでコラムでも綴ってき...
mirae.(みれ) 2024-10-08 11:45 ラブ
「買い物でも夜の生活でも満足させたい」恋人のために“プロ練習”もいとわない60代男性
「冷酷と激情のあいだvol.207〜女性編〜」では、60代のトシオさん(仮名)からの熱烈なアプローチによって、交際を始め...
並木まき 2024-08-17 08:48 ラブ
60代男性とマチアプで出会い交際中。旅行に誘われ“隠れた性欲”に怯える40代女「気持ちが悪い」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-08-10 06:00 ラブ
婚活中のシンパパは宝! “孫が欲しい”アラフォー・アラフィフ女性にもおすすめできる
 業界平均15%と言われる成婚率において約80%の高い成婚率(※)を誇る結婚相談所「マリーミー」代表の植草美幸氏。そんな...
植草美幸 2024-10-24 16:10 ラブ
人生初の女風を予約。肝心のデートで“ドタキャン”食らったアラフォー女性のモヤッ
 寂しくて、恋人をレンタルしようとする女性がいます。女性用風俗サイトなどでは、デートコースを設け、そうした女性のニーズに...
内藤みか 2024-08-08 06:00 ラブ
「魔性の女」を自称する者よ、自信はどこから? 赤っ恥エピとその頭ん中
 自称 “魔性の女” を名乗る女性に限って、痛いエピソードはつきものだったりします。「恋愛相談なら私に任せて!」「男たち...
恋バナ調査隊 2024-08-08 06:00 ラブ
若さ至上主義にうんざり!レス夫の「この人老けたね」の一言が嫌いなワケ
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  夫がテレビに...
豆木メイ 2024-08-06 06:00 ラブ