今度こそ失敗しないと誓ったのに
――勇気ある決断ですね。続けてください。
「Jさんは今までの彼と違い、DV男でもアル中男でもなかった。もちろん、浮気もありません。いつも私を大切にしてくれて、『そのうち、R美さんのご家族に会いたいな』なんて言うようになったんです。
もちろん、彼にはバツ2であることと、父親の違う2人の息子がいることも打ち明けましたが、Jさんは『そうなんだ……。でもさ、人に歴史ありだよね。そんな過去も含めて、R美ちゃんが好きだ』と言ってくれて……。今度こそ、恋愛に失敗しないと誓ったんです。
ただ、私の家族にはまだ打明けられません。実母に言ったら、また呆れられるでしょうし、息子たちも不信感を抱くでしょう。
3カ月ほど、甘い付き合いが続きました。私はライブやグッズ売りの他、Youtubeも始めました。ええ、収入を得て、ファンを増やすためです。そして独自に『ファンと触れ合う撮影会』『ファンとのボーリング大会』も開催しました。
お金には苦労しましたが、好きなことをしている分、人生の後悔はなかった。でも、再びJさんとの間に暗い影がさしてきたんです。
2人の関係に思わぬ障害が
ある日、私は彼のマンションに呼び出されました。その口調から重い内容だと察したんです。
――両親に君と付き合ってることを話したら、反対されたんだ……。
その言葉に私は息を飲みました。
――なぜ? 離婚歴があるから? 子供がいるから?
――そうなんだ、僕はR美ちゃんの過去は関係ないと言ったんだけど、両親が『2回の離婚をして、父親の違う息子2人がいる8歳も上の女性に、一人息子は渡せない』って言われて……。何とか説得してみるよ。
私は言葉が出ませんでした。確かに、ご両親の気持ちは分かります。Jさんはバツナシの独身です。自分の息子に、私と同じ境遇の女性と付き合っていると言われたら、反対するでしょう。
エロコク 新着一覧