「僕が女風で働くなんて」美青年セラピストの告白、性のドクターとして…

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-06-09 14:38
投稿日:2023-05-26 06:00

心も体も傷つけない! 事前カウンセリングは念入りに

質問は全部で20項目以上(写真:iStock)
質問は全部で20項目以上 (写真:iStock)

――未経験の女性もとは驚きです。

「男性経験のないお客様はけっこう多いんですよ。彼と素敵な『初めて』を迎えていただくためにも、事前のカウンセリングは、かなりきめ細かにうかがっています。

『最初はどのように触れてほしいか』『名前は何と呼んでほしいか』『触れられて苦手な部分はあるか』など、全部で20項目以上ご質問させていただき、カウンセリングノートに記入しています。

 特にNG項目は念入りに聞いていますね。お客様の心も体も絶対に傷つけないことは大前提です」

「彼女の夢のため」が理由のひとつ

ネイルサロンの夢を応援(写真:iStock)
ネイルサロンの夢を応援 (写真:iStock)

――素晴らしいです。未経験の女性にも優しく対応してくださるとは、まさに『性のドクター』ですね。詳しいセラピー内容の前に、IT業界でご活躍のジンさんが、なぜセラピストになったのか、お聞きしてもいいでしょうか?

「理由は2つあります。ひとつは、結婚を前提にお付き合いしているネイリストの彼女の夢を実現させることです。彼女は『独立して、自分のネイルサロンを開く』という夢を持っています。その開業資金のために、収入を得たいというのが大きいでしょうか。

 もちろん、僕が女風で働いていることは彼女に内緒ですから、結婚したらキッパリ辞めるつもりです。僕個人では浮気も不倫もNGなので、そこはけじめをつけなくてはと思っています。

忘れられない女性の存在

キレのあるダンスに魅了されて…(写真:iStock)
キレのあるダンスに魅了されて… (写真:iStock)

 もう一つの理由は、『人が好き』ということですね。僕と接することでお客様が笑顔になってくれたり、幸せな気持ちになってくれるのが純粋に嬉しいと感じるんです」

 その言葉通り、ジンさんの笑顔や優しい口調は、癒しの権化とも感じてしまう。彼に愛されている彼女は、さぞ幸せだろう。

 ジンさんは続ける。

「今の彼女の他に、実はもうひとり忘れられない女性がいるんです。20歳の時に習っていたK-POPダンスの女性講師・T先生です。当時のT先生は僕より13歳上の33歳。ロングヘアをピンクとシルバーに染めて、顔立ちは『高貴な猫』という感じでしょうか。

 とにかくカッコよくて、キレのあるダンスに魅了されて……。年の差なんて気にならないほど好きになっていました。プライベートでもアネゴ肌のT先生は、男女問わず人気がありましたね」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


なんでも納豆がけって…夫が「バカ舌」すぎて料理作りたくない!
 家族のために手間暇かけたり、健康を考えて薄味に仕上げた料理も、夫の舌がバカ舌だと作る気がなくなりますよね(笑)。  ...
恋バナ調査隊 2024-03-08 06:00 ラブ
アラフォーが20歳年下と恋愛できるの? 占い師3人に聞いてみると…
 年下男性と恋愛する年上女性はかなり増えてきましたが、10歳以上の年の差となるとまだまだ少数派。  今回は20代男子に...
内藤みか 2024-03-07 06:00 ラブ
サバ読みした年齢で結婚は可能? いやいや、ちゃんと説明を
 大好きな彼に嫌われるのが怖くて、年齢をサバ読みしたまま付き合っているカップルたち。  でも、望んだはずの結婚の話が出...
恋バナ調査隊 2024-03-07 06:00 ラブ
今度こそダメ男に見切りをつける!事前に見抜くポイントとタイミングは?
 素敵な男性がたくさんいる一方で、女性を不幸にするダメ男もいます。でも、ダメ男の多くは、甘い言葉と巧みな会話術で女性がハ...
恋バナ調査隊 2024-03-06 06:00 ラブ
独身だと同窓会参加は気が重い? 40代の結婚は旧友がおすすめな理由3つ
 かつて苦楽を共にした仲間と再会できる「同窓会」。旧友の今を知れる楽しさもありますが、40代を過ぎても独身の人にとっては...
恋バナ調査隊 2024-03-05 06:00 ラブ
「不倫の第一歩」突然の雨、幼稚園、職場…当事者たちが振り返る瞬間5つ
 いけない恋愛だと分かっていながらも不倫に足を踏み入れてしまう男女。そもそもの出会いやきっかけはなんなのでしょうか? 不...
恋バナ調査隊 2024-03-04 06:00 ラブ
彼の“最初で最後の女”になれる♡ 結婚相手に「童貞クン」を選ぶメリット
 彼氏が童貞だと知ったらあなたはどう思いますか?「女性に慣れていないから不安」「今までの反動で結婚してから浮気しそう」な...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ
「良好だけど円満ではない」冷え切っていても妻を抱く48歳男の虚無感
「冷酷と激情のあいだvol.184〜女性編〜」では、結婚8年目を迎えた夫が「40代の女性は性欲が旺盛」と思い込んでいるこ...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
私は家政婦兼風俗嬢?「40女は性欲旺盛」を信じる夫に疲れた43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
なぜ妻が妊娠中に女遊びしたの? サイテーな夫たちの言い訳と末路
 妻の妊娠中に女遊びをする男性は多い模様。妻としては「一番大変な時期にどういうつもり?」と怒りたくなるでしょう。  身...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ
電車同様、彼氏の乗り換えにもコツが必要!?  男女の“つら修羅場”回避術
 彼氏がいながらも、他に好きな人ができる場合もあるでしょう。今回はそんなときの“彼氏を乗り換えるコツ”をご紹介。 電車の...
恋バナ調査隊 2024-03-01 06:00 ラブ
体の相性が良すぎるって何で判断するの? 運命の相手を感じた男女の話
「体の相性がめちゃくちゃいい!」なんて声をたまに耳にしますが、なにをもって「相性が良い」と感じるのか疑問を抱いている人も...
恋バナ調査隊 2024-03-01 06:00 ラブ
春のアプリデビューで幸せを掴む人、掴めない人に3つの違い
 すっかり世の中に浸透した感のあるマッチングアプリ。もうすぐ春なので、マッチングアプリデビューする人も少なくありません。...
内藤みか 2024-02-29 06:00 ラブ
既婚者合コンの怖~い話 行かなきゃ良かったを回避するためにすべきこと
 すでに結婚している男女が交流する“既婚者合コン”に興味がある人もいるのではないでしょうか? 「友達がほしい」「社会と...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
婚活は「同時進行」が当たり前 運命の出会いに制限かける必要はない!
 あなたはどんな婚活の仕方をしていますか? 「彼がダメだったら次の出会いを探そう」と、1人ずつに丁寧に向き合っている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
夫の無題外泊=浮気とは限らないらしいけど、その言い分信じていいの?
 夫が無断外泊したら「女と遊んでるんだ」と浮気を疑ってしまいますよね。ですが、必ずしも浮気とは限らないようです。  事...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ