日本で女王様に飼われることに
――ニューハーフ美女の次は女王様ですか。ぜひお聞かせください。
「これはタイではなく日本でのことですが、当時、SM界で有名な女王様・ヒスイさん(仮名、当時30歳/独身)と出会いました。
彼女は、黒いロングヘアにボンテージルックが似合うクールビューティーで、僕より2歳上。知人を介しての出会いですが、ヒスイさんは僕を気に入ってくれて、彼女に『飼われる』ことになったんです。
タイと日本での性体験を通して、僕は自分が『M男』だと理解しました。『嫌だ』『恥ずかしい』と思っても、いつの間にか興奮へと転化できるんです。
「プライベートな奴隷」に恍惚
もちろん、ケガを負うほどの過激なプレイはNGですが、緊縛やムチ打ち、低温ロウソクで責められるのは、ひどく興奮しましたし、強制クンニや顔面騎乗も光栄でしたね。
誰もが憧れる『ヒスイさんだけのM男』としてのポジションは純粋に嬉しかったです。
ヒスイさんを指名する人は、お金を払って彼女にいたぶられるわけですよ。でも僕は違った。あくまでもプライベートな奴隷としての関係を深め合えたんです。
女王様とM男ですから、当然、セックスの関係はありませんが、我慢することさえ快感でした。というのも、僕はこの時点で『脳イキ』ができるようになったからです」
そして覚えた「脳イキ」
――脳イキ、ですか?
「はい、性器に触れない『ノーハンドオナニー』の一種です。催眠状態に置くことで、性的刺激を受けていると脳に錯覚させて、自分を絶頂に導けるんです。
これには妄想力や想像力、集中力が必須でしょうか。射精するパターンや、射精を伴わないドライオーガズムも可能になりました。
SM文学が好きだったことに加え、タイでの刺激的な性体験など多くの要素がベースとなって、僕の妄想力を鍛え、脳イキがスムーズにできるようになったと思います」
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