「週1の義務的な夜の生活がつらい」心の底から“コロナ婚”を悔やむ女

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-06-03 10:01
投稿日:2023-06-03 06:00

週1回の営みが面倒で仕方ない

 舞子さんは、自分が勝手なことを言っているのは重々承知をしていると前置きをしたうえで、「出会いが限られていたからって、手っ取り早いところで手を打ちすぎた」と話します。

「ぶっちゃけ離婚したいんです。それは夜の生活が、あまりにも義務的だから。

 今でも夫とは週に1回は必ず体を重ねているのですが、それは新婚当時に作ったルールを夫婦ともにそのまま守っているっていうだけです。

 最近では、夫への気持ちが冷めてしまったせいか、週に1度の営みをするのも面倒で仕方がないのですが、それは夫も同じ気持ちのようで、彼の振る舞いからもいかにも義務的なニオイしかありません」

女としての自信をなくしていく

 舞子さんは同世代の女性と比べて、性生活に旺盛なほうだと自己分析をしています。だからこそ「夫婦の営みに不満を感じたら、結婚生活を続けていく意義を見出せなくなった」のだとか。

「こんな理由で離婚するって言ったら、世間に笑われますかね? でも私にとっては、大問題なんです。

 夫が離婚についてどう思っているのかは知りませんけれど、もはや家庭内仮面夫婦って感じだし、夫自身も夜の生活にはうんざりしているはず。私自身も、義務のように夫が私を抱いてくるたびに、女としての自信をなくしています。

 だったら、ちゃんと新しい恋愛をして別の男性に抱かれたほうが私だって幸せになれるかと……。

コロナ禍でスピード婚したカップルのその後が気になる

 タロウさんはこのまま私が離婚をしたいって話をしたら、すんなりOKしてくれますかね? 今の私は、そこが気がかりです。

 私たちみたいに、あのとき独特の閉塞感と孤独感のなかでスピード婚をした夫婦って、みんなうまくいっているのでしょうか?

 私は、この結婚は勢いでしちゃって失敗だったという深い後悔しかないんですけど……。なんで結婚しちゃったんだろう。

 こんなふうになるなら、まずは同棲だけでもよかったのに。コロナ禍の寂しさのせいで結婚を急いだ自分が情けないです……」

  ◇  ◇  ◇

 では舞子さんの夫であるタロウさんは、今の夫婦関係についてどう捉えているのでしょうか。実は、舞子さんが考えている以上にタロウさんは夫婦問題について深刻に捉えていました。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


おいおい…既婚者からLINEで告白、どうかわす? NG返信で1つですべてを失うかも!
 既婚者にLINEで「好き」と言われたら、どう返信するのがよいのでしょうか?  実際に経験がある女性たちにやりとりを見...
恋バナ調査隊 2025-04-19 06:00 ラブ
「女は求められてなんぼよね」還暦女とも男女の仲に…若旦那を共有するセレブ妻らの同盟 #3
 静香さん(35歳茶道講師/既婚子供アリ)は、祖母、母と3代にわたり、都内の邸宅で茶道教室を開いている女性だ。彼女は懇意...
蒼井凜花 2025-04-18 06:00 ラブ
会えなくて不安…彼と休みが合わない問題、どう乗り越えた? 長続きカップルに聞く秘訣
 休みが合わないカップルは、寂しさや不安が膨らんだり、相手への気持ちが分からなくなったりしがち。ただ、長く順調に付き合っ...
恋バナ調査隊 2025-04-18 06:00 ラブ
専業主婦なんてもってのほか! 正社員じゃなくなった途端、モテなくなっちゃう婚活の超リアル
 正社員の時には、婚活アプリに男性からのアプローチがたくさん届いていた……それが退職して無職になった途端、激減したという...
内藤みか 2025-04-17 06:00 ラブ
夫の育成に失敗した女たちの悲劇。「門限0時」に設定したら帰ってこなくなっちゃった!
「夫にはこうであってほしい」と、夫の育成を試みる女性もいるのではないでしょうか? でも育成方法を間違えると、自分で自分の...
恋バナ調査隊 2025-04-16 06:00 ラブ
「もう向き合う気力もない」夫婦のセックスレスに疲れました。自分を守るたったひとつの方法は?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  セックスレスや夫...
豆木メイ 2025-04-15 06:00 ラブ
「GPSアプリ入れて」と要求されたらどう思う? アラサーアラフォー世代の男性のホンネ
 相手がどこにいるのかリアルタイムで把握できるGPSアプリ。若いカップルの間では利用している人が少なくないようです。 ...
恋バナ調査隊 2025-04-15 06:00 ラブ
「ドキドキしてる」にテンション爆上がり!デート前日のLNEは女からが吉
 意中の彼とのデートが間近に迫っている女性は必見! 今回は、男性が喜ぶデート前日のLINEをご紹介します。いったい男性は...
恋バナ調査隊 2025-04-13 06:00 ラブ
「俺もいいトシのおじさんですから」燃える恋愛より穏やかな関係を求める52歳男性の達観
「冷酷と激情のあいだvol.241〜女性編〜」では、カツノリさん(52歳・仮名)との交際を検討している瞳さん(47歳・仮...
並木まき 2025-04-12 06:00 ラブ
「寂しいアラフィフ女認定は嫌!」自分のブランディングに翻弄される47歳女性の見栄
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-04-12 06:00 ラブ
「色白のお肌がいっそう映えますね」呉服屋・イケメン若旦那は熱海の旅館でマクラ営業? #2
 静香さん(35歳・茶道講師/既婚子供アリ)は、祖母、母と3代にわたり、都内の邸宅で茶道教室を開いている女性だ。彼女は懇...
蒼井凜花 2025-04-11 06:00 ラブ
年親を安心させたい。でも、30代で付き合った不倫相手が忘れられません(44歳女性、IT勤務)
 都内のIT企業で働く44歳女性です。年収は1000万円弱で、経済的には自立していますし、年齢的にも子供も望んでいません...
植草美幸 2025-04-11 06:00 ラブ
どんな“優良物件”も劣化させちゃう悲しきモンスター! 男をダメにする女の5つの特徴
「男を見る目がない」「ろくな男がいない」と嘆いている女性の中には、男をダメにする女が含まれているのも事実。あなたもそんな...
恋バナ調査隊 2025-04-11 06:00 ラブ
アラフォー妻が実践するセックスレス解消の秘技。夫と再び燃え上がった3つのステップ
「ダンナがしてくれなくて…」とセックスレスに嘆く女性は少なくありません。  近頃は女性用風俗や恋人レンタルに癒やしを求...
内藤みか 2025-04-10 06:00 ラブ
「気になる人」と「好きになる人」の違いとは? 自分の恋愛感情を6つの判断軸で考えてみよう
「気になる男性がいるけど、恋愛感情として好きになっているかはわからない…」と自分の気持ちに疑問を抱いている女性、必見。今...
恋バナ調査隊 2025-04-10 06:00 ラブ
「浮気してね?」男性の怪しい言動5選。意外でも深掘りしてみる価値あり
 今回は、男性の浮気を見破ったきっかけについて女性に話をうかがいました。中には意外な言動から見抜いた女性も! ちょっとで...
恋バナ調査隊 2025-04-09 06:00 ラブ