SとM、変幻自在な「スイッチャー」
元来、僕はM男ですが、こうやってお客様の好みに合わせてSプレイもできる性的嗜好は「スイッチャー」といいます。
SやMに「スイッチが切り替えられる」という意味らしいのですが、僕はこの時初めて、自身がスイッチャーであることを自覚しました。
SM文学が好きなことや、女王様であるヒスイさんに『奴隷』として飼われていた過去も関係しているのでしょうか、相手の嗜好に合わせて与えられた役割を果たすと、心も体も満たされるんです。
今さらながら、タイでレディーボーイと熱い一夜を楽しんだり、女王様に飼われたりした過去が、セラピストの仕事に活かされていると実感しました。
そんなことを考えながらも、僕はカスミさんの口内めがけて、勃起を突き入れました。苦しげに眉間にしわを刻む表情が卑猥で、この上なく美しくて……。一瞬、仕事を忘れそうになったくらいです。
そのうち、射精感がこみ上げてきました。尿道口に熱い塊が猛スピードでせりあがってきて……。
コンドームを外され、口内射精
――おおっ、カスミ……イクぞ!
僕はとどめの一撃を浴びせようと腰を突き入れる瞬間、予想外のことが起きました。コンドームをかぶせていたペニスをつかんだ彼女が、素早くゴムを外したんです。
あっと思う間もなく、むき出しになったペニスからザーメンが噴射し、彼女の喉奥めがけてほとばしりました。
――ング……ングググ……ッ!
カスミさんは頬を紅潮させ、ペニスを咥えこんでいましたね。陶酔しきった表情で最後の一滴までザーメンを搾り取ると、そのまま、コクンと飲み干したんです。
これには驚きましたね。衛生的にもゴムをつけるのはルールとなっていたので……。
でも、そんなことは気にする様子もなく、彼女はザーメンを飲み干して微笑を浮かべました。
――すごく濃厚でおいしかった。
心から満足した表情で、さすがに女風の経験者だけあって、すごいなと思いました。彼女が満足してくれたから良かったのですが、このようなお客様もいることを改めて知りましたよ。
僕らは定期的に性病検査を受けることが義務となっていますが、『彼女にリスクはないのかな』と、ちょっと心配になりましたが」
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