絶頂を迎えた彼女に安堵
――大変でしたね。続けてください。
「そのうち、リオさんが叫びました。
――ああっ、イク……イクッ!
クリトリスを執拗に舐めていた時、彼女が絶頂の兆しを見せたんです。
僕がそのままクリを吸い転がしていると、
――うううっーーくうっ!
のけ反ったリオさんの体がビクビクと痙攣したんです。
崩れるようにベッドに倒れ込んだ彼女を見て、僕は何とかエクスタシーを迎えてくれたと、ホッとしました。
背中や尻に痛みがよみがえってきましたが、ひとまず安堵したのが正直な気持ちです。
「噛んでいい?」に困惑
ただ、これだけでは終わりませんでした。起き上がったリオさんが、
――ねえ、噛んでいい?
そう尋ねてきたんです。
――噛む……んですか?
――そう、今日はS女になりたいって言ったわよね?
――はい……。
――じゃあ、噛んでいいでしょう?
――どうぞ……。
内心ドキドキしながら、仰向けになりました。すると、僕の隣に横たわったリオさんが、いきなり僕の二の腕を掴んで口元に引き寄せ、
――ガブッ!
と噛んだんです。
ううっとこらえましたが、それが相当な激痛なんです。ジリジリと歯の力を込められて、やっと腕を解放された時には、上下の歯形がくっきりと赤く残っていました。
身の危険を感じるほどの嚙みつきプレイ
――ふふっ、こんなに跡が残ってる。気分いいわ。
リオさんはご機嫌なまま、再び二の腕を掴み、ガブッと噛みつきました。今度は肉を噛んだまま、野犬のように顔をブルブルと左右に振ったんです。
食いちぎられそうな痛みが走り、それでも必死に耐えました。時おり、彼女が僕の顔を見上げるので、表向きは平静を保っていましたが、心の中は『早く終わってくれ、もうやめてくれ』と願い続けました。
こうして僕は両腕に噛みつきプレイをされ、最後には乳首も噛まれました。
乳首を思いきり噛まれた時は『このままじゃ噛みちぎられる』と、身の危険を感じ、体をよじりました。
すると、彼女もハッとしたのか、それ以上は求めてきませんでした」
脳イキを試みて激痛を緩和
――噛みつきプレイとは災難でしたね。
「そうですね。これがその時の傷跡です」
ジンさんはスマホを差し出した。二の腕には、上下の歯形が楕円状になってくっきりと残り、紫色や黄色に肌が変色している。あまりにもひどいと、筆者の背筋がうすら寒くなったほどだ。
「この時も『噛まれる痛みに我慢している自分。お客様を救っている自分』を興奮の対象にして、脳イキを試みました。さすがに絶頂には達しませんが、激痛を和らげる手段にはなりましたね」
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