タイパ重視!? いしだ壱成、田口淳之介…有名人のホスト化が止まらない

内藤みか 作家
更新日:2023-07-13 06:00
投稿日:2023-07-13 06:00
 いしだ壱成さん、押尾学さん、田口淳之介さん、そしてついに羽賀研二さんまで。最近、芸能人や有名人のホスト化が止まりません。
 なぜこのような現象が起こっているのか、その秘密には「タイパ」があるのかもしれません。

はじまりはあの人

 有名人がホストクラブで勤務する。もしかしたらその始まりは、2000年のゴージャス松野さんだったのかもしれません。

 女優の沢田亜矢子さんと泥沼の離婚騒動の後、生活の糧を稼ぐためにホストクラブ勤務を始め、努力の末にナンバーワンにまでのぼりつめました。

 その後、2015年にはビッグダディこと林下清志さんも「週1限定」でホストとしての勤務を始めます。

 ご自宅が火事で全焼したため、お金が必要だったのかもしれません。

 このようにホストクラブは、困難な状況に陥った有名人の駆け込み寺のような場所になる時がたびたびあったのです。

コロナ禍とYouTuber

 困った有名人をホストクラブが受け入れてきたのは、もちろん温情もあるでしょうけれど、それによってお店が注目され、来店客も増えるといった算段もあったのかもしれません。実際、彼らに会いに遠方から訪れる女性もいたようです。

 こうした受け皿としてのホストクラブが一変したのは、動画社会と言われるようになったここ2~3年です。

 2022年6月にYouTuberのヒカルさんが1日店長としてホストクラブで勤務し、6739万円の大金を売り上げたのです。

ホストのコンテンツ化

 2020年からのコロナ禍で、ホストは一時苦境に陥りました。

 自粛での休業もあり、クラスターが何度か発生した時もあり、不安を抱えるなか、YouTubeで取り上げられたのは、相当な後押しになったでしょう。

 ヒカルさんの1日ホストの様子はダイジェストは彼のYouTubeでも公開され、280万回を超える再生数となっています。

 これが流れを変える大きなきっかけとなったのは間違いないでしょう。

 ホストクラブでいくら売り上げられるかが、チャレンジコンテンツ化したのです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


家に入ってきたハチの駆除に散財したお金 2023.5.23(火)
 突然ですが、4月~梅雨に注意したほうがいいことって何かわかりますか? 実はこの時期はハチの巣づくりのタイミングで、気温...
いざ勝負! 恋のライバルを蹴散らした“たまたま”の運命の時
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スマホはポケットに入れて…水音に心静まる 2023.5.22(月)
 やることだらけ、情報だらけな日々にどっぷり浸かっていると、何もない時間の過ごし方を忘れてしまいそう。  スマホは...
自分で収穫して食べるとこんなにおいしい 2023.5.21(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
“福利厚生費”で首が回らない? オタ活から卒業するためのステップ5つ
 ここ2、3年ですっかり市民権を得たオタ活。推しの存在に癒され、オタ活に充実感を得ている人も少なくありません。しかし、ふ...
「Z世代は仕事できない」と感じたら…長所を知れば見る目が変わる?
 世代を指す用語としてよく聞くのが「Z世代」という言葉です。「Z世代」とは、1996年頃から2012年頃の間に生まれた世...
早く成長してほしい…後輩が育たない先輩がやりがちなミス
 みなさんは後輩に対してイラッとすること、どのくらいありますか? 私はこれまで後輩の立場になる方が多かったので、そこそこ...
ひとりキャンプの夜対岸 深夜に見たのは… 2023.5.19(金)
 ひとりキャンプの夜対岸は家族連れ等でにぎわっていたが、ゴーゴーと流れる水音でかき消され、こちらは静かだった。  ...
ひんやりして最高にゃ♡ 石の枕で“たまたま”もクールダウン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
丸亀製麺・原菜乃華のダンスにキュン♡「丸亀シェイクうどん」をガチ食い
 2023年5月16日、丸亀製麺からお持ち帰り用の新メニューが発売されました。その名も「丸亀シェイクうどん」。なんと、バ...
歯の矯正治療は自費診療で定価ナシ!で、おいくらに?2023.5.18(木)
「健康的な自前の歯」を維持するべく、歯科矯正を決意したアラフィフ女です。ワイヤー矯正の費用は100万円以上かかるんだよね...
プリンセスたちの「その後の人生」を考えた 2023.5.17(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ナニこれw 芸術家も虜にする「アプリコットファッジ」は発見即買い!
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべき花屋。神奈川の片田舎にありますが、“お花の先生”がたにもご愛顧いただいております。 ...
美部屋を死守してぇ ずぼら40女が実践する掃除術3選 2023.5.16(火)
 GWにキッチンの大掃除とリビングの模様替えをしました。9連休だというのにどこにも行かず、夫と2人てんやわんやの大仕事。...
アプリもう不要!? 映えるエモい写真をiPhoneだけでクリエイトしてみた
「今」という貴重な一瞬をとらえてくれる写真。記憶に残すだけじゃなく、写真にして大切にしておきたい! と思う瞬間ってたくさ...
2023-05-16 06:00 ライフスタイル
二人暮らしで生活費月10万円は可能? とっておきの節約術4つ
 恋人と二人暮らしをはじめて実感するのが、「なかなか貯金が貯まらない」ということ。これから結婚や出産など、大きな出費に備...