性交痛の記憶がちらつく…セカンドバージンは“3つの戦法”で乗り越える!

コクハク編集部
更新日:2023-08-24 06:00
投稿日:2023-08-24 06:00

4. 性交時の痛みには漢方薬も試してみて

 性交時の痛みが解消されない人は、漢方薬も活用してみましょう。性交痛は、プレ更年期にもよくみられる症状のひとつです。

 性交痛は、加齢やストレスによるホルモンバランスの乱れによって膣が乾燥することや、膣の粘膜への血流が不足することなどが原因として考えられています。

 そのため、性交痛の改善には、

・血流をよくして膣に栄養を届け膣粘膜に潤いをあたえる
・女性ホルモンのバランスを整える

 といった作用をもつ生薬を含む漢方薬を選びましょう。

 漢方薬は体質の改善に働きかけるため、不安感やイライラなど、さまざまな不調にも同時にアプローチすることが可能です。

 漢方薬なら、毎日のむだけでいいので取り入れやすいですよね。

 ただし、漢方薬を選ぶ際は、ご自身の体質・状態に合っているかがとても大切です。体質に合った漢方薬を飲むことで、からだの不調にてきちんと働きかけることができます。

 どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるために、プロに相談してみるのもいいでしょう。

 性交痛などの、対面では相談しにくい内容でもオンライン漢方サービスなら気軽にメールで相談できます。

 セカンドバージンを乗り越えて、女性としての自分を取り戻しましょう!

5. 性交時の痛みにおすすめの漢方

【プレ更年期の性交時の痛み】に悩む女性におすすめの漢方薬をご紹介します。

5-1. 八味地黄丸(はちみじおうがん)

 疲れやすくて、手足が冷えやすいなどの症状がある人に用いられます。からだ全体をあたため、加齢に伴う泌尿器・生殖器系の衰えを改善へ導く漢方薬です。

5-2. 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

 冷え症で疲れやすく、貧血傾向のある人におすすめです。血流を改善したりホルモンバランスを整えたりして膣トラブルにアプローチします。

6. メンタルケアを行い、エストロゲンを体内に増やせば、セカンドバージンも突破できる

「さっそく実践して、セカンドバージンを突破してみせます!」

「応援しているわよ。また気になることがあったら、いつでもサロンへいらっしゃい」

 優しい表情でサロンを去っていく沙世さんを、えりのボスは笑顔で送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子(いかり・すみこ)

 薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師/薬学修士/博士(理学) 。神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

「あんしん漢方」を詳しく見てみる

YouTube「Medical Health CH」

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


美容ケアに近道はなし! キレイのために毎日やること“基本のキ”6選
 今回は美容ケアで毎日欠かさずやるべきことを、スキンケアと生活習慣に分けて紹介します。最近は美容ケアもたくさんの種類があ...
便秘下痢便秘下痢…つらループ!おなかの弱い“ご自愛”ケア【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
国産プチプラコスメで完成!今っぽ「韓国風メイク」の化け方
 近年韓国ブームもあって、10代20代の若者を中心に韓国メイクが流行しています。有名どころでは「オルチャンメイク」や、韓...
今夏は「うっかり日焼け」がないように…“ベスト肌”への戻し方4STEP
 女性にとって、紫外線は美しさや若さの最大の敵ですよね。ですが、毎日日焼け止めを塗っているつもりでも、ついうっかり日焼け...
爪の形コンプレックスに朗報です 自分で矯正できる美爪4STEP
 お手入れの行き届いた綺麗な爪って、憧れますよね! でも、人によっては自分の「爪の形」にコンプレックスを感じている人も…...
泣いた翌日の目の腫れがヤバ まぶたパンパンを解消する方法
 大人になったって、泣きたい日はあるもの。恋人と喧嘩したり、何かを失ったり、つらい時には思う存分泣いて自分を癒す時間も大...
老眼鏡応用できる!40代女性「老けて見えないメガネ選び」5つの極意
 40代に入ってくると老眼がはじまり、老眼鏡が手放せなくなる人が増えます。中には、メガネをかけた自分の姿に「老けた……!...
おならが超クサイ…ニオイの改善策と専門医“お墨付き”の漢方薬3つ
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
楽天売れ筋1位のナイトブラで“美胸”になれるか?【10日間着用ルポ】
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
インナーケアってなに? カラダの内側から美しくなる方法5つ
 誰だって、若々しい肌を保ちたいもの。そのためには外側からのケアだけではなく、インナーケアが欠かせません。あなたはインナ...
ほうれい線はコンシーラーの入れ方次第! あるあるNG&若見えテク3選
 お肌のくすみやたるみ、しわ、シミ、ほうれい線は、コンシーラーを使って悩みをうまくカバーしたいのに、なかなかうまくいかな...
40代は迷わずやっとこ!今から始める「顔の角質ケア」で目指せ透明肌♡
「40代になってから、肌がくすんで透明感がなくなった気がする」と感じている女性は多いのでは? その原因は、肌に古い角質が...
万年腰痛、諦めるな!苦痛から解き放たれるセルフケア3選【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
汗かく入浴剤3選 体を芯から温めてカラダもココロもスッキリ
 バスタイムは、日々の疲れを癒す大切な時間です。入浴剤を使えば香りによって、よりリラックスした入浴ができます。  そし...
鏡よ鏡、40代の「パール&ラメ」メイクで“痛い女回避”のコツを教えて
 40代を超えると、だんだんと顔のハリや華やかさ、瑞々しさがなくなってきますよね。でも、安易にラメやパールで輝きを取り入...
元アムラーは眉毛に注意!「老け見えメイク」で+10歳に見えるキケン
 しみや毛穴、くまなど、年を重ねると隠したい部分が多くなり、とにかくアラをカバーすることを意識してメイクをするようになり...