選ばなかった人生を歩む「もう1人の自分」と話してみたい

小原玲 動物写真家
更新日:2024-04-05 12:54
投稿日:2024-04-05 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 進学や就職、結婚に出産…。人生には選択を迫られるタイミングがある。もしかして女性は特にそういう場面が多いかもしれないね。

 あの時、もうひとつの道を選んでいたら? あの人と出会ってなかったら?

 子どもの可能性が無限大なように、後悔の種類にもいろんな形がある。

 さっきすれ違ったあの人は、選ばなかった人生を歩むもう1人の私かも。そんな風に考えたら、自分とは別の立場の相手にも少し寛大になれる気がする。

 どこかで待ち合わせて、お互いの近況とか伝えられたらいいのにね。

 もう1人の自分さんに「そちらの世界であなたは幸せ?」って聞いてみたい。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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