更新日:2023-09-30 06:00
投稿日:2023-09-30 06:00
穏やかな交際に見えるけれど
リョウタさんは、このまま惰性で交際を続けても佳奈さんの時間を奪うだけで終わってしまい、結果として何も残らないかもしれない不安が強いと話します。
「結婚してもしなくてもどっちでもいいくらい、ゆるっとした自然体の付き合いが理想なんですけど、佳奈とはもうそういう付き合いはできないんじゃないかな……。彼女はどんどん思い詰めているように見えるから。
でもね、もう3年も一緒にいるので、別れるタイミングを逸してしまったというのが本音で、何か決定打がない限り、僕から別れ話を出しても揉めるだけだと思うんですよ。
だから今は周りから見たら穏やかな交際が続いているって感じに見えると思うんですけど、僕としてはいろいろ考えるところがありますね」
愛していないのかもしれない
切ない表情で「結婚に応じてもいいかな」という気持ちと「早く別れなければ」という感情が入り乱れていると話すリョウタさん。
「佳奈のことは嫌いではないけれど、愛しているかって聞かれたら違うのかもしれないです。愛していれば結婚を考えたときに、こんなに憂鬱にならないと思うんですよ。
冷静な自分は『佳奈とは早く別れるべき。さもなければ後になってこじれるだけだ』って囁くし、でも感情的な自分は『佳奈がこんなに自分を求めてくれるなら、一緒にいるのも人生の選択としてアリなんじゃないか?』って結論だし。
どうしたらいいんですかねぇ……」
恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。
まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。
ラブ 新着一覧
「冷酷と激情のあいだvol.158〜女性編〜」では、コロナ禍に入る直前に夫・ユウスケさん(43歳・仮名)の浮気が発覚し、...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
狙った獲物(男)は逃さない、恋愛テクニシャンの肉食女子。独身時代にあらゆる男をかっさらっていた肉食女子って、パートナー...
20代、30代の時は男性とのデート食事で奢られるのが当たり前だった女性も、40代になると「あれ? これって割り勘にすべ...
気になる男性からのLINEには、一喜一憂しますよね。「これはイケる!」と可能性を感じたら、一気に距離を縮めたくなるでし...
恋愛経験の少ない男性の中には、40代でほぼ童貞の人もいます。童貞の彼氏は、恋愛経験が豊富な男性と比べて物足りないところ...
コロナが5類に移行してから、少しずつ復活の兆しを見せはじめている関係があります。それは、不倫。コロナ以前の不倫関係が再...
「出会いの場に行っても、誰も私に興味を持ってくれない」
「関係がまだ浅い人とのデートが緊張してうまくいかない」
「な...
好きな彼にいっぱいキスされたら嬉しいですよね。でもあまりに多いと「どうしたの?」「なにかあるのかな……」と、違和感を覚...
専業主婦は家にいるからといって、決して暇なわけではありません。家事には終わりがありませんから、休みなく働いている人もい...
不倫や浮気の原因の一つとしてあげられるのが「セックスレス」です。
筆者も既にセックスレス状態になって9年ほど経...
彼氏と一緒にいて「あれ? ちょっとツボが合わないな」と気になる時ってありますよね。わざわざ伝えるほどでもないささいなツ...
夫や彼氏とセックスレスになり、悩んでいる女性もいるでしょう。彼への気持ちが冷めているわけでないなら「なんとかしたい」「...
節約してくれない夫に、「何でこんなに使ってるの!? もっと節約してよ!」とモヤモヤ……。浪費癖のある夫に悩む女性も少な...
出会いを求め、マッチングアプリを利用している人もいるでしょう。最近では、アプリを通した出会いは当たり前。しかし、中には...
不倫に溺れると、確率は低いと分かっていても「いつかは私が彼の妻に……」とどこかで期待してしまいますよね。でも、明るい未...