奢り奢られ問題の一般化は不可能
リュウジ氏はこの話題に関して「もう発言しません」と投稿し、普段通り料理の発信を続けていますが、周囲の熱はしばらく止まず。未だに奢り奢られ問題に対して言及するアカウントは多くいます。
身近な話題ではあるので、自身の意見を持つこと自体は仕方がないのですが、どちらかの肩を持てば、どちらかを傷つけざるを得ない主張となってしまい、当人たちから離れた場所で、このトピックに関する炎上は続く状況に……。
今回の件が落ち着いても、また別の著名人が奢り奢られ問題に関して発信をすれば、同じように炎上するでしょう。
今回、リュウジ氏は冒頭のツイートで枕詞として「今からめちゃめちゃ好感度の下がる話をするけど」と綴っていました。そして結果的に、リュウジ氏に共感するユーザーも、また批判をするユーザーも多く現れました。
リュウジ氏に限らず、個人の意見を発信したアカウントにも、同じく賛否がありました。そう、この話題は必ず、誰かからの好感度を下げるトピックなのです。
「言論の自由」が叫ばれる世の中。誰にどう思われるかを気にしすぎず、自分の意見を言うのは悪いことではありません。しかし、職場や友人、飲み会でこの話題を出せば、必ず誰かの好感度を下げることになってしまいます。
奢りが発生するのは極めてパーソナルな場面であり、お互いの立場や関係によってシチュエーションが大きく変わるため、決して一般化して語れる問題ではないのです。
どんな関係の相手とどのような名目で集まっているのか、どんな誘い方をされているのか。
環境次第で「奢るべきか」の決め手は変わります。
安易な相談は新たな炎上を生む可能性も
炎上から学べるのは「奢るべきか、奢られるべきか」どうかは、主語を大きく一般化せず、相手との関係性を鑑みて臨機応変に考えるべきだということではないでしょうか。
あくまでお酒が入っている場だと理解した上で、個人のやり取りの中で金額の傾斜度合を判断するのが得策なのではないでしょうか。
安易に周囲の人間関係に相談したり、インターネットで発言してしまうと、自身が炎上の火種となる場合も十分あり得ます。その際、自分自身も対立する意見を持つ人たちから、冷めた目線で見られてしまう可能性もあります。
お金を出してしまった側から考えれば、相談したくなる気持ちも分かりますが……逆上せず、現金を出す前に当事者と冷静に相談できるよう心がけましょう。
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