道枝駿佑“マイハル”の無表情は拙い?いいえ、ラストの笑顔のためだった!

ボルドー太田 イケメンソムリエ
更新日:2023-10-22 06:00
投稿日:2023-10-22 06:00

「グリコ」から始まる男女の恋

 で、佐弥子が大学に行くきっかけになったのが、道枝駿佑(21)演じる小笠原拓です。佐弥子がスマホを落としてそれを拾ったのが拓でした。ミッチーが拾ってくれるなら、私もスマホを落としたい!

 これから“スマホ落とし”女子が増えるかもしれません。お礼にと缶ビールを飲みながら、なぜか「グリコ」をやる2人。どういう話から階段で「グリコ」をやることになったのかわかりませんが、ま、ラブコメに免じて許すとしましょう。

 拓が建築学科の学生だと知り、自分も「大学に行きたかった」と心の内を話す佐弥子に、拓は「今からでも遅くないんじゃない。なればいいじゃん、大学生」と。その言葉に奮起し、大学を目指すことになったわけです。

 サグラダファミリ家で拓と再会した佐弥子。そんな偶然あるわけない! と思いつつ、それこそがラブコメの醍醐味なので、これも許すとしましょう。

 ところが、佐弥子が「スマホ」「グリコ」と言っても、拓は「ちょっと何言ってるかわかんない」とサンドの富澤みたいなことを言い、まったく覚えていない様子。

 ですが――。佐弥子の歓迎会のあと、2人きりになった際、階段を「チョ・コ・レート」と言いながら降りる拓。それに気づいた佐弥子に向かって、「本当に大学生になったんだね」と。「覚えてたの?」と驚く佐弥子に、「逆に、覚えてないと思う?」と、この日、一番のスマイルを見せます。

 これに「ウッ。キュッとさせるんじゃないよ」と佐弥子。多くの視聴者が悶絶したことでしょう。

 終始、無表情なミッチーでしたが、それは演技が拙いのではなく、すべてはこの笑顔のためだったのです。ミッチーの笑顔に、明日も頑張ろうと思いました。

なにやら訳ありの年上有名建築家

 そして、もうひとり。佐弥子が10年前から憧れ、なにやら訳ありの有名建築家で、サグラダファミリ家のオーナーでもある安藤政信(48)演じる日向祥吾もこれから本格的に絡んでくる気配。年下男と訳あり年上男の間で揺れる佐弥子、なんとも羨ましい展開です。

 この秋は、広瀬アリスに自分を投影させ、ミッチーと“アオハル”を楽しむといたしましょう。

ボルドー太田
記事一覧
イケメンソムリエ
毎クールすべてのテレビドラマをチェックする最強のドラマウォッチャー。が、その目的がイケメンにあることは誰も知らない。

エンタメ 新着一覧


【芸能クイズ】松本人志が福山雅治と「HEY!HEY!HEY!」で作った“オリジナル料理”の名前は?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
「あんぱん」羽多子らの“あの言葉”にあんぐり…のぶも感動してる場合か。落語家の年齢も気になる
 嵩(北村匠海)は「まんが教室」という番組に出演してほしいという健太郎(高橋文哉)の頼みをしぶしぶ承諾する。そして第1回...
桧山珠美 2025-08-28 15:06 エンタメ
「あんぱん」のぶ、議員のコネ入社なのに“クビ”の謎。急成長したアキラ君と老けないオトナ達に酔いそう…
 嵩(北村匠海)が書いた詞にたくや(大森元貴)がメロディーをつけて生まれた「手のひらを太陽に」は、「みんなのうた」でも紹...
桧山珠美 2025-08-28 15:06 エンタメ
スキャンダル続出の花田優一、美女にモテまくるのは何故? 不誠実男に学ぶ「悪名は無名に勝る」メリット
 元横綱・貴乃花光司と元フジテレビアナ・花田景子を両親に持つ“親の十四光り”の花田優一。  現在、元テレビ東京アナ...
堺屋大地 2025-08-17 11:45 エンタメ
「あんぱん」八木(妻夫木聡)と蘭子(河合優実)、“何か”が始まっちゃう? 嵩は作詞能力をいつ見抜かれたのか
 舞台公演は成功裏に幕を閉じる。数日後、なぜかぼんやりした様子の嵩(北村匠海)。そこに、また一緒に楽しい仕事をしようとた...
桧山珠美 2025-09-04 12:26 エンタメ
カズレーザー、山里亮太…芸人はなぜモテる? 業界人が分析する「メロい」現象が起こりやすい納得の理由
 カズレーザーさんと女優の二階堂ふみさんが結婚した。週刊誌にも撮られなかったどころか、噂すらなかったので世間はびっくり&...
帽子田 2025-08-15 11:45 エンタメ
島崎遥香31歳、40代を迎えても「幸せの更新」方法は変わらない。カテゴライズせず“ぱるる”として生きていく
 昨年、初めての著書『ぱるるのおひとりさま論』(大和書房)を出版するなど、このところ「ひとりが好き」「結婚願望はナシ」と...
望月ふみ 2025-08-14 11:45 エンタメ
ドラマ『しあわせな結婚』の奇妙な違和感。松たか子らの“ちぐはぐさ”は計算どおりなのか?
『光る君へ』『ふたりっ子』『大恋愛』などで知られるベテラン脚本家・大石静さんの完全オリジナル作品として、夏ドラマの中でも...
「あんぱん」六原永輔=永六輔の“言葉”に違和感が…。いせたくや(大森元貴)らの記憶力も凄すぎる
 のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)は互いに隠していたことを打ち明け、新たに前を向く。それから7年の歳月が流れ――、未だ漫...
桧山珠美 2025-08-13 18:06 エンタメ
【芸能クイズ】ヒントは有名コンビ!「佐藤嘉彦・粋子」が本名な芸人は誰でしょう?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
空前のオカルトブーム! 大人も楽しめる「夏のホラーアニメ」3選。平成の“トラウマ級”作品が令和にリメイク
 近年、小説や映画を中心に巻き起こっているホラーブーム。Web記事から単行本化された小説を原作とし大ヒット映画となった「...
ヒカキンは本当に“聖人”だったのか? 炎上騒動で見えたトップYouTuberの人間くささ
 日本を代表するYouTuber・HIKAKIN(以下、ヒカキン)が、パクリ動画を公開したことで炎上しました。  ...
堺屋大地 2025-08-14 10:37 エンタメ
「あんぱん」のぶの不器用設定はどこへ? ボツ原稿を持ち歩く嵩…まだまだあるクエスチョン
 独立した嵩(北村匠海)は独創漫画派という集団に所属し、そこで割り振られた仕事をこなしていた。だが、決して順調とは言えな...
桧山珠美 2025-08-11 17:03 エンタメ
キンプリ岩橋玄樹、A.B.C-Z戸塚祥太ら夏の深夜ドラマ、極上イケメン4選。“フェミ男”の二世息子も俳優デビュー
 常夏の国、ジャパン 日本列島沸騰中です! 連日、熱中症警戒アラートが発令し、無駄な外出はしないようにと呼びかけます。コ...
1位の道枝駿佑を抜いた!2025年上半期「国宝級イケメン」を検索数でランキング。最も調べられた日の出来事は
 7月15日、「ViVi国宝級イケメンランキング 2025年上半期」(以下、「ViViランキング」)が発表されました。N...
こじらぶ 2025-08-10 11:45 エンタメ
「あんぱん」手嶌治虫(眞栄田郷敦)と運命の出会い…だけど。“靴紐”シーンは何かの伏線なの?
 嵩(北村匠海)はカフェで打ち合わせをしていた手嶌治虫(眞栄田郷敦)に声をかけられる。いたたまれない気持ちで会社に戻った...
桧山珠美 2025-08-09 10:38 エンタメ