「夫とやっぱり籍を入れたい」事実婚→法律婚へ移行したい、40歳女の胸中

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-10-28 06:00
投稿日:2023-10-28 06:00

40歳、子づくりのことを考える…

 法律婚を選んでおけば、わざわざ説明をしたりただの同棲だと勘違いされることもなかっただろうと、今となっては「ちょっと後悔している」と話す麻理さん。

 ふたりの関係を今よりも強固なものにするためにも「やっぱり法律婚だな、って結論に至りました」と言います。

「それに、私たちはこれまでは子づくりという子づくりをしてこなかったのですが、私が40歳になって、このままでいいのかなっていう不安も大きくなっています。

 ジョウジが子づくりに積極的ではない理由には、ひょっとして事実婚だから? というのもある気がしているんですよね。

 これは本人を問い詰めても『そうだ』と言ってくれなかったですし、法律婚に変えたからってすぐに子づくりを熱心にやるって話でもないですけど。

 私から見ると、事実婚を選んだせいで当事者であるジョウジ自身も、“夫”である自覚や“家族”っていう認識が甘いんじゃないかなぁって感じるんですよ」

事実婚と同棲ってどう違うの?

 フルタイムで仕事をし、今後もキャリアアップを狙っている麻理さんにとって、事実婚の仕組みは、当時は「法律婚よりも自分に向いている」と考えたとのこと。

 しかし実際に事実婚をしてみて「『同棲と、何が違うんだろう?』って、自分でもよくわからなくなる場面は思っていた以上に多かったです」と振り返ります。

法律的な夫婦になっておきたい

「事実婚でも法律婚でも、当事者の意思が1番重要だと思います。でも、当初は『どっちでもいい』って言っていたジョウジが、なぜ今になって法律婚への難色を示しているのか、私には理解できません。

 このまま事実婚を続ける選択肢もあるけれど、やっぱり私は法律的な夫婦になっておきたいなって。

 私が40代になったという年齢も関係あるかもしれないけれど、将来のためを考えると、どうせ一緒にいるなら、やっぱり法律婚を選択しておくに越したことはないのかもしれないなって結論になったんですよ。

 でも、ジョウジが同じ考えでないことに不満です。いったい彼は、何を考えているんだか……」

 ◇  ◇  ◇

 できれば年内には、法律婚の手続きを済ませてしまいたいと考えている麻理さん。では、パートナーであるジョウジさんは、この問題をどう捉えているのでしょうか。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


彼と価値観が合わない…コロナ禍で浮き彫りもすぐ別れるな!
 コロナ禍になり、生活スタイルが変わった人は多いでしょう。恋人がいない不安や寂しさから恋活に力を入れる人が増えた一方で、...
恋バナ調査隊 2022-04-12 06:00 ラブ
本気で結婚したいなら「遊び終わった男性」が買いって本当?
 過去に浮気をされた経験がある人は、彼氏を選ぶ時に「浮気するタイプかどうか」を基準にしている人が多いでしょう。中には、女...
恋バナ調査隊 2022-04-11 06:00 ラブ
男が失いたくない彼女って? 若さより“人生経験”に勝算あり
 アラサー&アラフォーになると「これを最後の恋にしたい」「失いたくないと思われる彼女になりたい」など、切実に思うようにな...
恋バナ調査隊 2022-04-11 06:00 ラブ
排卵検査薬ない? 絶賛不倫中の子から届いたドン引きLINE5選
 芸能人や著名人による不倫報道はたびたび世間を騒がせていますが、あなたの身の回りでも、不倫をしている人は意外と多いかもし...
恋バナ調査隊 2022-04-10 06:00 ラブ
デートがしたいだけ! 女性から誘う時の秘訣3つと男性の本音
 恋愛中に「彼からデートに誘ってくれたらいいのに!」と思う女性は多いでしょうが、現実はそう甘くはありません。でも、だから...
恋バナ調査隊 2022-04-10 06:00 ラブ
ビビビッを信じて!「一目惚れカップル」の恋は意外に長続き
 恋に落ちる瞬間は人によってさまざま。時には「一目惚れ」をしてしまうこともあるでしょう。一目惚れは成就しづらいというイメ...
恋バナ調査隊 2022-04-09 06:00 ラブ
男性は繊細な生き物デス…彼のプライドを傷つける彼女の言葉
 男性には「男のプライド」があります。雄々しく見えるこのプライドですが、実はちょっとした彼女の言葉でも傷ついてしまうデリ...
恋バナ調査隊 2022-04-09 06:00 ラブ
結婚10年目で発覚!“鬼嫁”と吹聴する夫に不信感が募る38歳妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-04-09 06:00 ラブ
“鬼嫁”と吹聴すれば楽…切実な事情を抱える41歳劣等夫の選択
「冷酷と激情のあいだvol.85〜女性編〜」では、3歳年上の夫・トシキさん(仮名)から、自分の知らないところで“鬼嫁”呼...
並木まき 2022-04-09 06:00 ラブ
交際中の彼が別の女と結婚! 2年間尽くしまくった女性の悲劇
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。SNSの普及で簡単に連絡を取り合えるツールが増えました。しかし、ここが“落と...
山崎世美子 2022-04-09 06:00 ラブ
実は周囲からウザがられてる? 痛い「バカップル」5つの特徴
 仲が良いカップルを見ると、羨ましくなってしまうことってありますよね。でも、中には羨ましいどころか、敬遠される痛いカップ...
江戸時代?私をドーターと呼ぶお客様からの巻物式ラブレター
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-14 18:20 ラブ
イチャイチャタイムに♡ 彼氏と一緒に使える美容アイテム4選
 以前と比べると男性の美意識は上がっていますよね。化粧水を使う人も多く、中にはパックや美容液を使うなど女性と同じくらい美...
恋バナ調査隊 2022-04-07 06:00 ラブ
婚活必勝!春は別れの季節…彼とさよならしても幸せになれる
「春は別れの季節」って、婚活中のアラサー女子にとってはあまり聞きたくない言葉ですよね。結婚を視野に入れ、時間をかけて育て...
恋バナ調査隊 2022-04-07 06:00 ラブ
人妻不倫に悩む本命彼…その心を着実に転換させる3つの方法
 近頃、不倫関係にも男女逆転の波が押し寄せています。今までは既婚男性と恋愛して悩む女性が多かったのですが、最近は既婚女性...
内藤みか 2022-04-07 06:00 ラブ
W不倫常習男“欲まみれ”の口説き文句 お互い様で大丈夫って?
 ダブル不倫によって家庭を壊してしまう人も、残念ながら少なくありません。はじまりは、“魔が差したほんの一瞬”であることも...
並木まき 2022-04-06 06:00 ラブ