遠方在住の男がわざわざ“いいね”する理由 マッチングアプリってやつは…

内藤みか 作家
更新日:2023-11-02 06:00
投稿日:2023-11-02 06:00

上京した時のワンナイト用

 次に多いのが、プロフィールに「〇月〇日に東京に行きます! 会える人いませんか?」と書いている人。

 東京に行く理由は就活だったり出張だったり、コンサートや舞台観劇目的などイベント目的の人もいます。

「東京に行った時に仲良くできる女性が欲しい」
「できれば泊めてもらえれば宿代も浮くし」

 などと本音を語られた時は、M美さんは呆れたそうです。

「つまり安く遊びたい魂胆ですよね? 便利な女扱いされるのはイヤなのでやり取りは中断しました」とキッパリ拒否したそうです。

既婚者の不倫目的も

 さらに悪質なのは「実は妻子がいる」と打ち明けてくる男性。もしくはプロフィールに「既婚者だけどそれでもOKの人いませんか?」などとあらかじめ書いている人もいます。

 東京出張の際に遊びたい、でも風俗は高いから、といったセコい理由で一般女性に狙いを定めるタイプです。

「不倫はイヤだし、もし奥さんにバレて慰謝料を払うのも怖いから、絶対に断ります。既婚者登録NGのマッチングアプリの時は、通報する時もあります」(M美さん)。

 なかには独身だと嘘をついて女性とマッチングする男性もいます。遠距離だと嫁にも知られずに好き放題できると思っている人がいるので、注意が必要です。

本気の人もいるがハードルは高め

 遠方の男性何人かとやり取りをしてM美さんが感じたのは「遊び目的の人が多い」でした。

「せっかく東京に行くんだから、女性とも知り合いたい」といったワンナイト目的の人も多かったのです。M美さんは真面目な恋愛を求めていたので、遊びっぽい男性は全員お断りしたそうです。

「東京に来たら何しても許されるかのように考えている人は、やり取りもいい加減なのですぐわかる」と話すM美さんですが、なかには本気の出会いを求めている人もいたのが救いだったとか。

 けれど仕事の休みが不規則な彼女は、相手の上京スケジュールになかなか合わせられず、会うには至らなかったそうです。

 やはり遠距離は会うのも続けるのもハードルは高そうです。M美さんは彼が「〇日に行くけど会えますか?」と誘ってきて、それに合わせるのにも疑問を感じました。

 彼主導でデートの日程が決まり、都合のいい女になりそうな予感がしたので、今後は遠距離の人と関わるのを控えるようにしたそうです。

 遠距離の男性との出会いは、相手の目的を探りつつ、慎重に進めたほうがいいのかもしれません。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


「結婚ていいよ♡」クソバイスにイラッ。ジューンブライドの過剰な“幸せアピ”はやめて~!
 6月の花嫁=ジューンブライド。幸せになれるという言い伝えから、6月に結婚する人は多いですよね。でも浮かれすぎには要注意...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
実は「シングルマザー」がモテるって本当? 僕たちが惹かれてしまった理由
 3組に1組は離婚しているとも言われる現代。子どもを抱えたまま離婚する「シングルマザー」も身近な存在となりました。実は「...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
恋人とは「趣味が合わない」方がいい、ってマジすか? 5つの意見に納得…
「恋人とは趣味が合う方がいい」という意見はよく耳にしますが、「恋人とは趣味が合わない方がいい」と考える女性も案外多いのだ...
恋バナ調査隊 2025-06-02 06:00 ラブ
うわぁ…彼女に“激萎え”したLINE3選。そのお世話、裏目にでてるかもよ?
 付き合った当初と違う…と彼女の変化に不満を抱く男性は多い様子。中には「女として見られない」と、気持ちが冷めてしまう人も...
恋バナ調査隊 2025-06-01 06:00 ラブ
「俺は毎日もやしでいいのに」質素な生活を望む47歳夫。家事代行を頼む妻との結婚を後悔する毎日
「冷酷と激情のあいだvol.248〜女性編〜」では、家計に満足なお金を負担せず、家事への労力も渋る夫への妻・美幸さん(仮...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
「生活費は10万しかくれない」夫が“セコ過ぎる”と嘆く43歳妻。お金も家事も私ばかり…と不満が募る日々
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
不倫はもうおしまい。女たちが最後の“さよならLINE”を送る瞬間
 大好きな男性とはお別れなんてしたくありませんよね。でも相手が既婚者だったらどうでしょうか? 今回は、既婚者の彼との最後...
恋バナ調査隊 2025-05-31 06:00 ラブ
【漫画】疑似結婚って何?ドS上司から提案された条件と、彼が“シンパパ”になったワケ『授かり疑似婚』#3
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】ちょおえええ!シゴデキ上司「俺、奥さんいないよ」突然の“顎クイ”告白から…『授かり疑似婚』#2
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】うっわ~女物の靴…弟に追い出された夜、ドSな上司との運命の歯車が回り始めた『授かり疑似婚』#1
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
「訴えられる…」女装子の妻に“レズビアン”関係がバレる? 不倫の終わりは略奪か、それとも #3
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった女装バーで、女装が趣味の直樹さん(43歳エンターテイ...
蒼井凜花 2025-05-30 06:00 ラブ
梅宮アンナは大病を経験した“しびれ仲間”と再婚…「いたわり婚」がブームの予感
 梅宮アンナさんが52歳で電撃再婚されました。お相手とは出会って10日、乳がんの診断を受けたことを公表し、現在も治療を続...
内藤みか 2025-05-29 06:00 ラブ
早めに逃げて! モラハラ夫、3つの常套句。卑劣な行為は母親の影響か?
 倫理・道徳に反した嫌がらせを繰り返し、相手を精神的に追い詰める「モラハラ夫」。周囲から見れば「おかしい」と気が付くのに...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
「対岸の家事」に共感。それでも私が“専業主婦”を選んだ3つの理由
 夫婦共働きが当たり前になってきている今の時代に、あえて専業主婦を選択する女性もいます。セレブならいざ知らず、物価高のご...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
今すぐ離れて! 自己中男があなたから搾取する6つのこと。お金より大事なものを失うかも
 恋愛は人生を豊かにする要素の1つであるはず。マイナスになるような恋愛はしたくありませんよね。だとしたら、これら6タイプ...
恋バナ調査隊 2025-05-28 06:00 ラブ
なぜ? 親友の夫が襲来…彼女の「裏の顔」に愕然。まさか私が“使われてた”なんて!
 著名人が不倫で活動自粛するというニュースが相次ぐ昨今。そのせいか日常生活で「不倫」という言葉を聞くことが増えたと感じて...