添い寝&ストレス監視!ガーミンのスマートウォッチ「Lily 2」その腕前は

コクハク編集部
更新日:2024-01-31 13:54
投稿日:2024-01-30 06:00
 ストレスや疲れが貯まってくると、口唇ヘルペスができて黄信号を発する我が身体。よくできたヤツめ、と感心しますが、そもそも論としてストレスや疲れを貯めない生活を目指したいところ。
 と思っていたら、日頃の健康管理に役立つスマートウォッチが新発売されたというので、体験会に行ってきました。その“腕前”は?

「Lily 2(リリー ツー)」って知ってる?

 今回試したのは、ガーミンジャパンが展開する「Lily(リリー)」の最新モデル。Lilyは、女性向けのスマートファッションウォッチのシリーズ名で、1月に「Lily 2(リリー ツー)」が発売されました。

ガーミンとは?

 ここで少し、お勉強的な要素を。ガーミン(GARMIN)は1989年創業の米国企業です。航空業界向けにGPSナビゲーション製品をリリースしたのち、航空や船舶、自動車業界でBtoBのビジネス展開。つまり、企業を相手に製品を提供したのがはじまりです。

 それから自社の技術やノウハウを転用し、アウトドアやフィットネス分野でBtoCとして事業拡大させ、健康管理機能に特化したスマートウォッチも開発。ガーミンの十八番の技術であるGPSの正確性は1本の小さな腕時計でも健在、自信あり――というわけです。

ストレスレベルをチェック!

 体験会では、Lily 2を腕につけただけで「ストレスレベル」がわかる機能を試すことに。

 実際に装着し、まずは現状のストレスレベルを計測。0-25は「休息」、26-50は「低」、51-75は「中」、76-100は「高」のランクと評価され、50(中レベルストレス)超えの高い数値が出たら、リラックスしたり、身体を動かしましょうの合図。

 筆者の数値は「71」、安定のお疲れモードです。

腹式呼吸で「4444」、どう変化する?

 計測後もLily 2をつけたまま、ヨガインストラクターで呼吸コーチとしても活動する堀杏子さんのレクチャーのもと、腹式呼吸で、息を吸う(4秒)→息を止める(4秒)→息を吐く(4秒)→息を止める(4秒)を1セットとした「4444」の呼吸法を5分間、行いました。

 呼吸内容とタイムの画面表示に加え、ブルブルッと軽い振動で切り替えのタイミングがわかるので、目をつむってのスーハー(鼻の音)も可能です。

結果は…

 ストレス変化の数値は「0」。マイナス表示になると“ストレス減”の証しなので、イマイチの結果でしたが(苦笑)、不慣れな呼吸法に加え、体験中の写真を“自撮り”しなければいけない外的要因も考慮したいところ。

 実際、ストレスレベルは「48」(低)まで落ちた瞬間も。ストレスレベルの数値は流動的に変化するのかもしれません。

「Lily 2」を体感して特筆すべき機能は2つ

 多機能を謳ったLily 2。iPhone、androidに対応しているので、LINEや電話の着信、gmailなどのメッセージ通知はお手のもの。もちろん、Suicaとも連動しています。スペックの詳細は公式HPなどに譲るとして、特筆すべきと感じた機能は2つ。

 まずひとつは何といっても「バッテリーの持ち」。使用状況によって異なるものの、約5日間は充電なしでの使用も可能とのこと。

 長らく日本のスマートウォッチ市場で圧倒的な視野を誇るApple Watchは“1日バッテリーが持たない”という嘆きがSNSで多くあがるぐらい、バッテリー事情に不安があるのも事実…。そう考えると5日間は魅力ですよね。

睡眠の質がわかる

 もうひとつは「睡眠スコアのデータ化」です。同機能は1月発売の新モデルより搭載。腕につけたまま就寝すると、睡眠スコアが0~100の間で数値化され、改善点のアドバイスもつくといいます。自身の睡眠の質が、曖昧な感覚ではなく、きちんと数字で目視できるのは説得力がありますよね。

 一緒に“添い寝”できるのは、バッテリーの持ちが優秀だからこそ。充電をうっかり忘れがちなアラフォー世代の強い相棒になってくれそうです。

気になるお値段!

 気になる価格は3万9800円(税込み)~。バンドの材質によって価格はオンされ、シリコンバンドが最もリーズナブル(ほかはナイロン製、レザー製)。

 Apple Watchの下位モデルよりちょっと高めだけれど、検討の余地はありかと。

 ワンランク上の健康管理を目指すべくスマートウォッチの購入を検討するならリンゴちゃん一択ではなく、まずはリサーチ。自分に合った1本をゲットしたいところです。

(編集O)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


朝立ち、オマン湖、チンチン!普通の会話なのに下ネタかました的なLINE
 普通に会話しているだけなのに、相手からしたらどう考えても下ネタにしか聞こえない言葉ってありますよね。引きつった相手の表...
大谷の“一平ちゃん騒動”で不安 友人との金銭トラブルQ&A~弁護士解説
 ドジャースの大谷翔平(29)の専属通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法賭博に関与したとして球団から今月20日、電...
【スナック超入門編】どんな場所?若葉印のホステスが実感する5大特徴
 みなさんは、そもそも「スナック」がどんなところかご存知でしょうか?  キャバクラやガールズバーとは何が違うの?...
高級クラブのホステス→ギャラ飲み嬢に 面識なしで突然10万円ギフトが…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「正しくないこと」が「美しくない」とは限らないと知った
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
松田聖子まさかの中大法学部を卒業! 通信制の学び直しで成功する人は?
 先日、歌手の松田聖子さん(62)が中央大学法学部の通信教育過程を卒業したことが話題になりました。近頃、通信制大学で学び...
瞬き厳禁! 春到来の歓びを表現する黒“たまたま”を見逃すな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スタレビの名曲が聞きたい!仏教と深い関係のある「木蓮」とその仲間たち
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、ただいま卒業式や送別など春特有のイベント仕事で、いつにも増して花まみれの毎日...
“炎上常連”麻生さん級の「ルッキズム失言」していませんか?
 最近、よく耳にするのが「ルッキズム」という言葉です。政治家や芸能人が、何気なく言った一言で「ルッキズム発言だ」と叩かれ...
女の敵は女だから?忘れた頃にぼっ発する「専業主婦論争」をガチで考える
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  X(旧Twi...
職場の同僚ランチが苦痛すぎる…一人の時間を確保する4つの冴えた処世術
 業務内容へのストレスより、職場でのランチタイムが苦痛という人は多いですよね。正直、仕事で疲れているのに、休憩時間まで同...
離婚→シンママになり、心底よかったこと4つ 我慢は美徳っていつの話?
 世間では、離婚してシンママになった女性に対して「かわいそう」「大変そう」といったイメージがあるかもしれません。  で...
春まであと少し?
 残雪の甲斐駒ヶ岳を背にすっかり葉も落ちた葡萄畑  春まであと少しが意外と長い
春のお花と記念撮影にゃ! ウサギみたいなしっぽの“たまたま”
 きょうは、ウサギ君みたい! しっぽの短いにゃんたま君に出逢いました。  しっぽが短い猫は長い猫と比べると、臆病で...
ほっこり癒し漫画/第70回「すぷりんぐファミリー」
【連載第70回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
男と女の物語、だからこそ「娚」の当て字が使われた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...