卒入学、彼岸、送別会【花屋が教える】予算内で理想の花束を贈る7カ条

斑目茂美 開運花師
更新日:2024-02-21 06:00
投稿日:2024-02-21 06:00

4. いつ、どんなシチュエーションで贈るのか

 式典など人前で渡す、レストランで食事の前に渡す、花を持ったまま電車やバスで移動する、なども花束の仕上がりに関わってくる情報です。

 それと同じくらい、完成したお花の受け取り時期、そこからどれくらいの時間の経過で相手に渡すのかも重要。花束を受け取って、車の中や会社に1日放置するなんて情報などは花束を作ってからいただくには遅すぎます。

5. 希望のイメージ

 差し上げる相手もそうですが、花束やアレンジメントを差し上げるアナタ自身もイメージをお持ちであれば、伝えた方がよろしいかと思います。

 花束ならばラウンドブーケ風の丈が短めなのか、ボリューミーで縦長のワンサイドブーケなのか。あるいは、フワフワかわいい、ワイルド、ナチュラル、清楚な感じなどなど。

 推し活用なら、推しメンカラーの花束、応援しているサッカーや野球のチームカラー、差し上げる方のお国の国旗イメージなんてオーダーも珍しくありませんよ。

6. 色や種類などにこだわりが「あるorなし」

 バラやガーベラなど人気のあるお花は、色別で花言葉が違ったり、本数に意味があったりもしますので、アナタのこだわりは伝えした方がベター。

 ただシンプルにセンスの良いものを、というリクエストでも、1~4の情報を伝えた上でお花屋さんのセンスにおまかせが無難です。

7. 目の前のお花屋さんを信じる

 春のこの時期、学校などの役員さんや会社の花束担当さんからのご注文を承る機会がとても多いのですが、よく「○○円の予算でどんな花が何本入りますか?」という質問をいただきます。

 1束数百円単位で大量オーダーの場合は、1束ごとのボリュームが気になるのは当然ですが、1000円以上の花束であれば、「本数はわからーん!」と思わずお答えしてしまいます。

 気持ちはお察しいたしますが、正直、いただいたご予算ピッタンコカンカンなんてことは、まずありません

 あらかじめ花の種類と単価を聞かれ、何を何本など、それが複数種で…ともなると、予算オーバーしたぶんのお代をいただく方向でお花屋さんは動きます。

 ですが、ザックリとアナタが譲れない必要な情報を頂戴し、おまかせいただければ、お花屋さんは予算よりオーバーしていても、ご予算で納め、目の前のお客様の満足度を見計らいながら、自分の信じる花屋仕事をキッチリするはずでございます。

 お花屋さんも人間。あらかじめ下調べをしたアナタと、アナタの選んだお花屋さんを信じてあげてくださいませ。

おわりに

 ご紹介した7つのルールは、毎日お客様との接待の中で私たち花屋が口にする項目。ご参考になれば幸いです。

 アナタの選ぶ素敵な花で幸せな春の門出を迎えられますことを…遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


今しか聞けない子供の可愛い言い訳8選。胸がキュンキュンしてまうやろー
 子育てをしていると子供の言い訳を微笑ましく感じる瞬間があります。今回は、定番セリフやほっこり系、しんみりするものなど、...
買って失敗!ダイソー詰め替え容器の“天国と地獄”。オイルやシャントリ、小分けするのにベストな商品は?
 髪の毛用にボディマッサージ用に何かとオイルが手放せない乾燥肌の40代編集部員です。2、3種類をオイルを用途や気分に合わ...
忘年会キャンセル界隈に立ちはだかる壁。飲み会回避に使える理由6選
 12月も中旬に差し掛かり、もう年末も目の前。冬休みを目前にワクワクしている人も多いと思いますが、ちょっと待って。社会人...
今さら聞けないホテル&旅館でのNG行動5つ。テレビをつけたまま外出はありorなし?
 年末年始、家族や友人と旅行に出かける人もいるでしょう。でも意外に知られていないNG行動をしてしまい、旅館やホテルから嫌...
道路の真ん中が特等席! 宮城県・田代島の自由気まま“たまたま”に憧れる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
赤いガーベラ1本400円買える? “赤除外”で楽しむクリスマスフラワーを花屋店主が提案
 お歳暮とクリスマスと正月…お花の市場もごった煮のおかしな状態になっています。年中行事に敏感な花業界に身を置くワタクシで...
世間話に役立つ! 40代が知っておくべき2024年流行語大賞ワード5選
 2024年の新語・流行語大賞が12月2日、発表されました。皆さんはもうチェックしましたか? なかには「聞いたことがない...
更年期障害と付き合うおばさんの心得。私は「ツヤ髪」で自信を取り戻す
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
紀州のドン・ファン元妻のLINEグループ「恋して昇天ナンマイダ」の元ネタはこれか? BL好き疑惑が浮上中
 12月12日、「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助さん(当時77)への殺人罪に問われた元妻、須藤早貴被告(28)の判決公...
2024-12-17 06:00 ライフスタイル
中山美穂さんは「入浴中の不慮の事故」で…40代から気を付けたい“お風呂のヒヤリハット”
 中山美穂さんのニュースが話題になっていますが、お風呂でのヒヤリハットは、案外見過ごしがち。特に40代を過ぎた人は、しっ...
むくみ、冷え対策にも…貴女に合う年末年始を楽しむデトックスアロマは?【フェロモンジャッジ調香師が解説】
 年末はイベントや食事会の機会が増える楽しい時期ですね。お酒や食事を思いきり楽しむ反面、気がつけば体重が増え、体のむくみ...
静謐な深い山の中
 何か深いことを考えようと思ったけれど  かすかな川の音を聴くだけで  ただ心が安らぐのだね
セクシーな男の余裕が尊い! 不意にポロリした“たまたま”にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第87回「こたつチャージ」
【連載第87回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女ことば】「眉目秀麗」は誰に当てはまる“褒め”四字熟語?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「38歳です」→マチアプ男「あーwww結構いってる」って感じ悪っ! 縁切り不可避LINE3選
 自分のLINEを読んで相手がどう捉えるか、どんな気持ちになるかまで考えられない人や、わざとトゲのある言い方をしたがる人...