NHK朝ドラ「ブギウギ」~第22週「あ~しんど♪」#106
ワンマンショーに向けて稽古や衣装合わせが続く中、スズ子(趣里)は新しいマネージャーのタケシ(三浦獠太)の様子を見て不安を感じていた。
スズ子が大野(木野花)にタケシのことを相談すると…。
そして迎えたショー当日、タケシは寝坊して遅刻してしまう。楽屋にやって来たタケシに、スズ子は自分のステージをよく見ておくようにと伝える。
山下(近藤芳正)がそばにいない中で臨む舞台、新曲「買物ブギ」が会場を席巻する!
【本日のツボ】
ポンコツマネジャー、タケシ覚醒!
※※以下、ネタバレあります※※
今週、マネジャーの山下が突然辞めると言い出し、自分の代わりにと甥のタケシを連れて来ました。
このタケシがとんでもないポンコツで、やる気ない、能力ない、のないないづくし。演じる三浦獠太(26)はご存知、“キングカズ”三浦知良の長男。お父さんは56歳にしていまだ現役で頑張っているのに、なんなんだこのダメダメぶりは! とドラマと現実がごっちゃになるほどイライラしました。
そもそも、山下もいままでスズ子のために尽くしてくれていたのに、最後の最後でこれはないでしょ、と山下に対する怒りまで沸いてきました。
ズブの素人を自分の後釜に連れて来て、引継ぎもしないで「スズさんにおまかせ」ってあまりにも無責任過ぎやしませんか、と。
「アンタ、よう見ときや」
そして、本日。「買物ブギ」お披露目の大事なステージの初日に、あろうことか寝坊をしてしまったタケシ。慌ててスズ子宅に駆け込むも、スズ子は1人で劇場へ。
「やってしまった」「いつもそう」「どうせクビだ」と落ち込むタケシに、「正直にぶつかれ。誤魔化しなく。正直にぶつかって、一生懸命働け」と助言する大野。「ほら立て! 福来さんが待ってる」と送り出します。
一方のスズ子は、羽鳥(草彅剛)やタナケン(生瀬勝久)、そして、山下に言われた言葉を思い出していました。そこにタケシが到着。怒るかと思いきや、「来たんか。逃げたかと思ったわ」と優しく声を掛けるスズ子。
遅刻と、音楽に詳しいというのも嘘だったと謝り、「けじめをつけなければと思って」と話すタケシに、「アンタ、よう見ときや」と言ってステージに向かうスズ子。
「買物ブギ」をユーモア交えた演出で楽しく歌い上げるスズ子と、それを見て喜ぶ観客を舞台袖から見つめるタケシ。スズ子に大きな拍手を贈ります。タケシ、覚醒の瞬間です。
楽屋に戻って来たスズ子に、今までにない大きな声で「お疲れさまでした」とタケシ。
「どうや。見たか。お客さん、どんな顔してた?」
「最高の笑顔でした。福来さん、ほんとうにカッコ良かった」
「これが歌や。これがお客さんを楽しませるいうことや。それがどんなに素晴らしい仕事か、アンタにもっとちゃーんとわかって欲しい」
自分がこれまで教わってきたことを、今度は若い人に伝える番だと、スズ子は語ります。
終わりよければすべてよし
そして、「これからも一緒に頑張ろうな」とタケシに手を差し出します。その手を両手で掴んで、「はい。よろしくお願いします」と深々と頭を下げました。
めでたしめでたし。終わりよければすべてよし。マネジャーの仕事は山下が教えた方がよかったんじゃ…と思いますが、「買物ブギ」の圧巻のステージに免じて許します。
ラスト。スズ子、愛子、大野さん、タケシがちゃぶ台を囲んで食事するシーンにもほっこり。スズ子もますますたくましくなりました。
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