今回は、ルッキズムとは何か、また身近でもありがちな「ルッキズムによる失言の具体例」や、人に与える影響をご紹介します。
失言の前に…そもそも「ルッキズム」とは?
ルッキズムとは、人を中身ではなく「身体の特徴や容姿」などで判断する考え方です。
外見を重視する傾向の強い人に「ルッキズム発言」は多く見られますが、今は多様性が高まっています。
自分らしさを肯定して生きていこうとしている人たちにとって、時代の流れと逆行する考え方として、排除していこうという流れがあるのです。
今回は、意外と周囲でも聞いたことのある「ルッキズム発言」や、失言による影響などをご紹介します。
失言にドン引き…身近な人の気になるルッキズム発言
まずは身近な人の中でも耳にしやすい「ルッキズム発言」から。
1. 「あれ? コロナ太り?」
コロナ禍で、自宅待機期間を経験した私たち。その間、運動する機会が減ってしまい、体重が増加した人も多いはず。
そして、久しぶりに会った人に対して「あれ? 太った? コロナ太り?」といった発言をしてしまった人もいるのでは? 実はこれもルッキズム発言といえます。
そもそも「痩せているほうがいい」というのは、社会的な一つの価値観であるだけで、決して正しいわけではありません。
人の体型や容姿で判断する考え方を修正していけるといいですね。
2. 「顔がいいから採用されたんじゃない?」
企業が社員の採用時に顔の美しさを見て判断する「顔採用」も、ルッキズムのひとつです。
ただし、採用側だけでなく、友達が就職採用試験に合格したと聞いた時、「顔がいいから採用されたんじゃない?」などの発言をしてしまえば、ルッキズム発言になります。
採用に向けて内面や知識の習得などを努力してきた人にとって、容姿だけで優劣を決められるのは不愉快なはずですよね。
3. 「目を二重にしたら? 今は結構安くできるみたいだよ」
一重よりも二重のほうが可愛い、モテるという認識が日本では広く浸透していますよね。
でも、一重の人に対して「今は安く手術できるから、二重にしたら?」といった発言をすれば、ルッキズム発言になります。
一重が自分の魅力だと感じている人もいますし、「二重のほうがいい」という価値観を押し付けることになるのです。
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