【スナック超入門編】どんな場所?若葉印のホステスが実感する5大特徴

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2024-03-29 06:00
投稿日:2024-03-29 06:00

 みなさんは、そもそも「スナック」がどんなところかご存知でしょうか?

 キャバクラやガールズバーとは何が違うの? など、厳密にはよくわからないという方は男女問わず、いらっしゃるかと思います。

 今回は超~今更ながら、スナックという場所の解説をさせてください!

 前回のお話し【我がスナック人気NO.1イケオジの回答 イライラMAX時に“凪”になるコツ】はコチラ

【スナックとキャバクラの違いは?】

遠方の実家より近場のスナック!

 スナックをはじめ、キャバクラ・ガールズバー・ラウンジなど、いわゆる夜職(水商売のこと)にはさまざまな種類があります。

 どれも共通しているのは、「女性の従業員の接客を受けながらお酒を楽しむ場所」だということ。スナックやガールズバーはカウンター越しの接客が多く、キャバクラやラウンジはお客さんの隣に座ることが多いです。

「座る場所が違うだけで、大した違いはないの?」と思われるかもしれませんが、実はこの「座る場所」にこそ大きな違いがあるんです。

 こうしたお店を開くには営業許可証が必要ですが、スナックの多くは居酒屋などと同じ「飲食業」として届けを出します。

 ではキャバクラは?

 接待を行う「風俗業」で届けを出さなければいけません。そして接待する際の従業員の座る位置がポイントで、スナックは原則、お客さんの隣に座れないのです!

 なのですが…!! 老舗のスナックなんかでは風俗業で許可をとっているところもあり、どろんぱのモデルにしている私の勤め先がまさにこれ。

スナック独自の“5大特徴”とは

 細かいようですが、実はちゃんとルールが決まっているんですね。ほかにもスナック独自の“5大特徴”としては、

1. オシャレな飲み物がない(横文字のカクテルを頼んでも出ません、初期デートには不向き)

2. リーズナブルに遊べる(お酒・カラオケ・おつまみ・ママの人生アドバイスつきで長い時間居座っても1万円未満が多い)

3. お姉さんが小綺麗な普段着(GUやGRLでどれだけ高見えする服を買えるかが勝負)

4. ごはんがおいしい(ただし味つけは目分量なので、時々すごく濃かったりする)

5. ソファがクタクタ(常連さんのおしりに合わせて凹んでいたり色褪せているのに、なぜか居心地がいい)

 などが挙げられます。

 要は実家感がハンパないわけです。老若男女どんな人でも楽しむことができる、この実家感こそがスナック最大の魅力と言えるでしょう。

 今週末はぜひお近くにスナックがないか探してみてください。

 もしかして第2の実家になっちゃうかも…?

【登場人物紹介】

モジョ子:自信がほしい主人公。スナック勤務数年目にしてはじめてスナックとは何かを知る。

ママ:どろんぱのママ。ホステス業一筋ウン十年の大ベテラン。お客さんにも容赦ない女傑。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「あの子、消されたらしいよ」“噂”が立った瞬間、表舞台には戻れない。芸能界に漂う“沈黙のルール”
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。  現在は清浄化...
仕事したくな~い! 連休明け、仕事中にこっそりやってる “現実逃避テク”7選。これでメンタル保ってます
 長い連休が終わった翌日の仕事…。朝からやる気が出ず、つい現実逃避したくなるものです。そんなとき、みんなはどんな方法で気...
もっと高く!ジャンピング“にゃんたま”を見よ。躍動感あふれる猫から目が離せない♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
親の介護、孤独死のニュースで実感…私が40代で「終活」を始めたリアルなきっかけ
「終活」というキーワードを聞いて、何歳から始めるものだと思いますか? 実は近年、特に健康に問題がなかったり、若年層であっ...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第104回「夢でもいいからアエルトイイナ」
【連載第104回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「梛(ナギ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
誕生日にめちゃ嬉しい♡ 斬新な“たんおめLINE”3選。「宝探し開始!」お茶目な姉の仕込みにキュン
 大切な親友や気になっている人など、あなたにとって特別な相手へ“誕生日おめでとう=たんおめLINE”を送るときは一工夫す...
スマホ社会にゾゾッ…。65歳童貞、アナログ人間に世間は厳しい? 僕が“鉛筆”にこだわる壮大な理由
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
「息子の結婚相手はこんな人がいい!」8人の姑が“理想の嫁像”とリアルな本音をガチ告白
「息子の結婚相手はこんな人がいい」という理想の女性像を、姑の立場になる方たちに語ってもらいました。結婚を決めるのは本人た...
義母vs実母の“初孫”バトル勃発! マウント合戦に巻き込まれた新妻の叫び「私たちは代理戦争の駒じゃない」
 幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
おやつにワクワク♡ 猫の尻尾がピン♪ “にゃんたま”の勝利ポーズが尊すぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どもを思うほど胸が痛い…ひとり親家庭が抱える“見えない苦労”。差別や偏見とどう向き合う?
 2024年に離婚した夫婦の数はなんと18万組にのぼるのだそう。なかには「ひとり親家庭」となる人もいるでしょう。子どもと...
コンクリ貫通の生命力!「タカラジェンヌ」が由来の高貴なお花、寒さに弱いはずが“3度の冬”を越えたわけ
 今年の夏も暑かった!、我がお花屋の店先では、暑さにめっぽう強い見上げるほど大きく育った「南国生まれの貴婦人」が見ごろを...
効いてくれよ、スタバ1杯分! 更年期女がすがる心のお守り。すべてはプラシーボ効果と気づいても
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
この夏もやらかした! 女たちの“反省エピ”7選。「自分史上最も夏を無駄にした」「大出費でクレカを直視できない」
 毎年のことながら、終わってから「もっとこうしておけば…」と思うのが夏休み。今年も例に漏れず、反省を抱えたまま日常に戻っ...
「逃げたら干されるぞ」若手芸人が踏み込んだ“後戻りできない”選択。大金と引き換えに失ったキャリア
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。  現在は清浄化...