占い好きな成功者と占い好きな非成功者の違い…占いライターで一攫千金も

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2024-07-09 21:59
投稿日:2024-04-13 06:00
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳の時に仕事中心で働く生き方をドロップアウト。現在は悠々自適な老後(?)を送りながら、還暦過ぎの童貞として注目を集めています。

占いは当たるのか、当たらないのか

 気持ち悪いやつと思われるかもしれないけど、実は占いが大好きでね。雑誌の後ろの占いページは必ず読むし、朝の情報番組のチェックも怠らない。

 テレビは女性視聴者に向けているのか、ラッキーアイテムが「赤い口紅」とか「大きなイヤリング」とかで、オジさんはちょっと困惑しちゃうけど(笑)。

 ──占いが好きな女性は多いですよね。

 で、今回は「占いは本当に当たるのか?」って話なんだけど、科学的に考えたら、まぁ当たらないよね。

 偶然とかはあるかもしれないけど、さすがに占い好きのオレでも、弟や父親が死んだ日とか母親の介護で大変な時、テレビから「きょうは絶好調ですよ~」とか聞こえてきて、少しはイラっとしたからさ。

有名人が占いにハマる理由

 だけど、成功してる経営者とか芸能人や政治家って、なぜだか高いお金を払って有名な占い師に見てもらっていたりするよね。ご利益があるといわれてる神社にせっせとお参りに行ってたり、スピリチャルな世界を信じてる感じでもなさそうなのにね。

 ──それはちょっと気になってました。

 それで考えたんだけど、もしかして成功する人って、成功には努力や才能だけじゃなくて「運が必要」と本能的に理解してるんじゃないかなって。

 中小企業白書によると日本の製造業では1年で20%が倒産、5年後には50%が廃業に追い込まれて、10年後まで生き残れる企業はたった36%だとか。

 ベンチャーに限れば、起業しても10年後まで生き残る企業は6.3%というデータもあるし、そうなると倒産の具体的な要因よりも「運があるかどうか」が大きいと思うんだよ。

 自身の才能と努力だけで成功をつかめると思っている人は、失敗すると自分を否定されたと自信をなくして立ち直れない。

 だけど、同じ状況でも「今回は運がなかっただけ」と受け取る人は、失敗を自分のせいにする必要がないから、くよくよせず次のチャレンジに進める。いい意味で開き直れるんだよ。

 だいたい未来って想像もしてなかったようなことが起こるもので、どの選択をすれば成功するかなんて誰にも分からないよ。

 たとえ選んだ道でうまくいかずとも、失敗の痛みから早めに抜け出して、すぐに新しいチャレンジに挑むのが成功者のメンタリティーだとしたら、占いはひとつのリスクヘッジなんだろうね。

 成功の秘訣は「成功するまで続けること」という人もいるし、そもそも一度も失敗のない人生なんて何もしなかったと同じ。だから、運の存在をそれなりに信じているほうが成功する率は高いと思うよ。

 関係ないけど、オレも63歳で童貞の未来なんて若い頃は想像もつかなかったなぁ(笑)。

山口明
記事一覧
プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

ライフスタイル 新着一覧


幼き日、帰り道の記憶
 幼き日、帰り道の記憶――。  僕らのこどもの時代を思い出してみる。
嫁に「ブス!」「出来が悪い」モラハラ義母から身を守る4つの方法。なめられないために、どうする?
 義母との関係は、なかなか難しいものです。 中には、人をなめているのか、嫁いびりがストレス発散になっている姑も…。
【女偏の漢字探し】「振」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
トホホ…義母へのLINEは後悔の嵐。「いつでも来て」は社交辞令なのに!
 今回お送りするのは「義母への後悔LINE」。送るか迷ったときは少し時間を置いてからLINEしたほうがいいかも。「あんな...
2025-05-03 06:00 ライフスタイル
“会話下手”はそこがダメ! スナックママが指摘する「3:1」の法則とは?
 みなさんは自分のことを会話上手だと思いますか? スナックなどの水商売で最も大切なスキルがこの会話力なのですが、何をもっ...
理解不能!「外出キャンセル界隈」あるある。空腹は寝て解消、高級レストランよりカップ麺…ってウソでしょ
 お風呂に入るのが億劫になり、入浴を諦めてしまうクセがついている人を指す「風呂キャンセル界隈」。SNSを中心に話題になり...
なんて経済的! タフでお得な花々5選。おしゃれ植物「ラックス」はゴミ捨て場でも美しく咲く
 本日も猫店長「さぶ」率いる我がお花屋に隣接している「ほっぽらかしラボ」(売れ残った二軍、三軍の花鉢商品の置き場)をボー...
もう嫌!「節約疲れ」する前に…ストレスなく試せる5つの貯金方法
「毎日毎日節約のために出費を抑えた生活をしていて、全然楽しくない」と感じているそこのあなた! それは、節約疲れが出てきて...
ツー“にゃんたま”撮影に成功!さらに茶色のイケ猫が…♡ 可愛いアクシデントあるある
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お客は昔の恋人か? 傲慢な一言に「じゃあ、あんたがやってみろよ」と反論するか問題
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
酔っ払い同士のLINEに爆笑! きのこたけのこ論争から記憶喪失コンビまで恥ずかしっ…
 人はお酒を飲むと日頃心に秘めている本音が出てきますよね。酔っ払い同士のLINEをのぞいてみると、本音同士の面白い会話が...
商店街で「縄張り荒らし」騒動が勃発! ムキムキお兄さんを近隣おじさまと奪い合う…顛末はいかに
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
中年のニラが歯に挟まる問題。口内インフラも老朽化するのだ。治療は保険治療か、それとも自費か
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
ワーママも専業主婦も、みんな違ってみんないい。それでも女は“自分の収入”を持った方がいいと思う
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
切ない…親の老いを実感したエピソード。ゴミ屋敷一歩手前、母の死から父の独り言が急増
 GWや年末年始など、長期休みに帰省する人は多いですよね。実家で過ごすと「懐かしい」「ホッとする」と感じ、心身ともに満た...
アラフィフ独女が『人事の人見』を見て思うこと。平成の働き方はもう通用しない…私たちはどう振る舞うべき?
 アラフィフ独女ライターのmiraeです。前回のコラムでもお伝えしたとおり、アラフィフである私は、氷河期世代として社会に...