ギャラ飲み収入だけで年400万円の貯金達成!元キャバ嬢が浪費しないワケ

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2024-04-02 06:00
投稿日:2024-04-02 06:00

「ギャラ飲み」とは?

 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全国的に利用エリアが拡大していて、注目度が高まっているんです。

 ちなみに「ギャラ飲み」とは、男性(ゲスト)が女性(キャスト)にお金を払って食事やお酒を楽しんだりすること。「飲み」といっても飲食に限らず、美術館やゴルフコースを一緒に回ることもある、いわば『出張コンパニオン』に近い形態です。

 なかでも、大手サービス「pato」に登録するキャスト(通称「pato嬢」)は狭き門をかいくぐった美女だけがなれるとか。一体、どんな人が……?

 pato嬢として働くキャストに話を聞きたいとキネカ社に連絡。彼女たちを取材してみると、驚くべき“素性(素顔)”が見えてきました。

 前回のpato嬢ルポ「ホステス歴10年→ギャラ飲み嬢に転身、面識なしで突然10万円分シャンパンギフトが…」は→コチラ

【話を聞いたpato嬢】えり子さん(仮名/31歳)

 今回取材したのは、patoキャスト歴1年で、「ギャラ飲みで稼いだお金はほぼ全て貯金している」と教えてくれた、えり子さん(仮名/31歳)。目鼻立ちの整った正統派美人で、話し方も落ち着いた雰囲気の女性です。

 茨城県出身で、大学への進学を機に上京しました。大学卒業後はフルタイムで広告代理店に勤務するかたわら、夜はキャバクラに5年ほど勤務していましたが、友人からギャラ飲みの話を聞き、自分でpatoを検索して応募したといいます。

 patoキャストになるには通過率10%という厳しい審査があり、えり子さんは「30歳を過ぎて、受かるわけがない…」と半ば諦めていたとか。しかし、なにごとも経験として受けてみると、見事合格!

 狭き門な上に30歳を過ぎてからのギャラ飲みデビューという、奇跡を起こしたのです。

ギャラ飲みでビジネスの師匠に出会った

 現在、えり子さんはお昼の仕事もしながら、週2~3回ほどギャラ飲みをこなし、月30~40万円をコンスタントに稼いでいます。

 そこで驚いたのは、「patoキャストに登録してからの1年間だけで、400万円ほど貯金をした」ということ。ギャラ飲みでの収入はほぼ手をつけていないと言うのです。

 副業で毎月30万円超の収入があれば、ブランド物を買ったり旅行するなどお金を使いたくなるものではないかと思いますが、「もともとそんなに物欲もないし、自炊もするので昼間の収入で十分。そこまで出費はないですね」。

美容代もほぼ“自腹”なし

 patoキャストとして必要になってくるであろう美容代も、patoで働くと貯まるポイントが使える提携クリニックで施術を受けているので、全然かかっていないとか。

 えり子さんは、「ギャラ飲みの収入は、夢をかなえるための資金として貯めています」とキッパリ。その夢とは、「キャバ嬢が蔑まれない社会を作ること」だと明かし、コンテンツ制作やアンテナショップを設けるため、準備中なのだそうです。

patoで知り合った男性にビジネスの弟子入り

 自身も5年に渡りキャバ嬢を経験し、知り得たキャバ嬢という仕事に必要な心得やスキル、それに伴う苦労と努力、社会にとって必要なサービスであることなどを踏まえて、キャバ嬢のイメージアップを図りたいとやる気まんまん。

「ただお客さんとお酒を飲むだけの仕事ではない」ということを、世に知らしめていきたいと言うのです。

 ただ、「初めての起業で、なかなか大がかりな事業を一人で始めるのは難しいのでは?」と聞いたところ、「新規事業のアドバイスをくれるお客さんとpatoで出会って、今では弟子入りしました」と言うえり子さん。そのお客さん(A氏)とは仕事の相談をするために週に何回も連絡を取っているとのこと。

 はたから見ると「A氏は、えり子さんに下心があるのでは?」という思いもよぎりますが、「男女の関係は一切ない」ときっぱり。A氏の真意は本人にしかわからないところではありますが…。

 ギャラ飲みで報酬を得ながら、人生をも変えるビジネスパートナーに出会えるだなんて、一石二鳥ですね。

恋愛面もアクティブに!結婚願望もあります

 patoで出会って、今やビジネスの師匠となったA氏とは男女関係にないと話すえり子さんですが、実は以前patoで出会った独身のお客さんと付き合ったことがあるそうです。

 その彼とはすぐに別れてしまいましたが、それ以外にも職場恋愛で付き合ったこともあるし、「patoを始める前には東カレのマッチングアプリを通じて彼氏ができたことも…」と、恋愛に対してアクティブな模様。

「いい人が現れたらすぐにでも結婚したい」

 えり子さんには結婚願望もあって、「いい人が現れたらすぐにでも結婚したい」と言います。

 仕事を2つかけ持ちしながら新事業の立ち上げ準備もしつつ、結婚願望もあるとは、公私ともにポテンシャルが高いですね。

 そんなえり子さんは、「patoはやめられない!」と言うほど、収入面でも人脈面でもpatoをフル活用し、仕事にも恋愛にも活力を見出しているようです。

 ギャラ飲みで貯めた資金での新事業も、うまくいくことを願っています。

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


U1000円のファブリックミストは香水の代わりになる? 3商品で実験
 物価高っていつまで続くんでしょうか。いろんなものが値上げされて、お財布が大ピンチ。  筆者が大好きな香水も、結構いい...
40代女性のソロキャンプ 最低限の持ち物&防犯面で気を付けたいこと
 大自然の中、自分と向き合い、静かで何もない時間を過ごせるソロキャンプ。忙しい日々から逃れ、内面を丁寧に整えたい40代女...
開運の実「イイギリ」はお正月限定ではない!クリスマスも守ってくれる
 クリスマスやお正月などイベントづくしの12月。今回はお正月の生け込みには欠かせない開運素材「イイギリ」のお話です。名前...
電話の声似すぎ問題でお母さんも大混乱! 仲良し姉妹LINEあるある3選
 仲の良い姉妹に憧れる人は多いですよね。実際に、仲の良い姉妹は、成人して家を出ても頻繁にLINEのやりとりをする仲良し姉...
年齢差感じる“トンデモ新入社員”の珍行動 あちこちマイペースすぎん?
 仕事に対する姿勢は、年代によって大きく違います。そのため「仕事とはこうあるべき」と信念を持って進めてきたお局や大先輩た...
隣に誰かがいるのに「人恋しい」と思ってしまうこと、ない?
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
40女、無印良品でクリスマススワッグづくりに人生初挑戦!
 クリスマスシーズン到来。40半ば、人生初のクリスマススワッグづくりに挑戦してきました。おいおい自分、丁寧な暮らしをして...
独身友人が“メンタル落ち”に…結婚しないなら孤独を避けよ!
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  現代は、結婚する・し...
つーかなんであの子が? 同僚への嫉妬心の抑え方と嫉妬された時の対処法
 同期入社の同僚でも、時が経つと仕事ができる人、できない人、差が出てきますよね。中には、同僚に嫉妬してしまう、もしくは嫉...
猫島の美しい光景…探検ごっこで美少年“たまたま”が見張り番
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ストレスで声が出ない…急遽ソロ参戦した夫の「親子遠足」で学んだこと
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
いじめてる? 抱きしめてる? 君たちにはどう見えるか?
 どちらにみえるかは、そのときの自分の心の持ちようで見え方が変わりそう。  きっと、それって狛犬だけの話じゃなくて...
「嬲ると嫐る」“本家”はどっち?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり読み切り漫画/第62回「おとこまえ ダンシ会」
【連載第62回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
流鉄・幸谷駅で発見!「猫のコーヒー」自販機で出合った癒しの紙コップ
 千葉県の松戸市と流山市を結ぶ、6駅しかない小さなローカル線、流鉄流山線。常磐線と武蔵野線につながるJR新松戸駅への乗り...
彼の浮気タレコミにも“無”、冷たっ!合理的な人から届くLINE3つの特徴
「合理的」とは、明確な目標があり無駄がない様子をいいます。  特に仕事では、合理的な人がとても高く評価されますよね...