【独占】いきなり“ヤリマン願望”宣言した漫画家のモヤモヤと裸への価値観

河合桃子 ライター、ジャーナリスト
更新日:2024-04-26 06:00
投稿日:2024-04-26 06:00

ヤリマンたちの信念「私は“サセコ”じゃない」

――どんなポリシーや言葉に学びを?

 例えばセクシー女優さんは「私はヤリマンだけど“サセコ”じゃない」という信念を持っていました。相手を選んでるしセックスする上でも自らの身も守っていると。性感染症対策はしっかりしていて、マッチングアプリで出会った男性には行為前に性病検査をさせるとも話していました。ピルも飲んでいるし、その上でコンドームも付けさせると。

――「ゴムつけて」と言いにくい女性は多いですもんね。

 ですよね。また裏垢女子さんは教育機関で働いている方でした。仕事後にハプバーに繰り出し、何人の男性とできるかに挑戦してるアグレッシブな方でした。

 セックスを感情抜きで楽しんでいて、そのことに後ろめたさを感じていないところが潔くて素敵だなと。「裏垢が本当の顔なのかも」と言っていたことが印象的でした。

裸は汚いものだと思ってた

――ご自身のなかでも価値観が大きく変わりましたか?

 変わりましたね。ヤリマンの方たちが嫌なことから身を守りつつ、自分の願望に忠実に男性たちを狩っていらっしゃるお話を聞いているうちに、自分の身体をもっと知るべきだと思うようになりました。実はこの漫画を描き始めて、お風呂で自分の裸を見られるようになったんです。

――なぜ裸を見られなかったのですか。

 自分の身体であっても、裸は“汚いもの”みたいな感覚が幼い頃から強くあって、見ちゃいけないような気がしていました。なにより理想とかけ離れたプロポーションではない自分の体をまじまじと見たらショックを受けるような、複雑な気持ちで…。

 ヤリマンさん達の話を聞くうちに、自分の裸くらい、自分がしっかり見れなくてどうするんだろう…という気持ちになり今では自然と裸が見られるようになりました。

 私のヤリマン道の第一歩は、自分の体を大事にすること、理想の身体ではないにしろ、自分を受け入れることだと発見できました。これは大きな変化だと思います。

 漫画の主人公の成長とともに自身も成長したという、まおいつかさん。【後編】では作品内でのナビゲーター的存在であるヤリマンのひまわりについて、そのモデルとなった方々のエピソードなどにググッと迫ります。

河合桃子
記事一覧
ライター、ジャーナリスト
1977年生まれ、週刊誌を中心に執筆。大分県の椎茸農家から都内のハプニングバー摘発事件まで幅広く取材。ライフワークはママ友の家庭のいざこざや性愛事情を聞くこと。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「昔からの友達を好きになった…」彼女に昇格できる?気になる男性の本音
 異性としてまったく意識していなかった男友達を好きになったら、あなたはどうしますか? 「今の関係が壊れてしまうかも……」...
恋バナ調査隊 2023-11-21 06:00 ラブ
あーじれったい!くっつけたい2人のキューピッドになる手順や成功のコツ
 どう考えてもお互いに好意があっていい感じなのに、なぜか一向に付き合わない男女がいると、もどかしくなりますよね。くっつけ...
恋バナ調査隊 2023-11-20 06:00 ラブ
「いっそ嫌いになれたら楽なのに…」好きと言えない関係に悩む女性たち
 好きな彼と特別な関係になれないとしても、相手に「好き」と伝えられる恋はまだマシかもしれません。世の中には、自分の気持ち...
恋バナ調査隊 2023-11-20 06:00 ラブ
社内不倫デートの誘いは第1~第3会議室の暗号で…ムフフ♡お誘いLINE
 好きな彼からくる夜のお誘いLINE。それまでの空気が一変して、ラブラブな甘いムードに包まれますよね。今回はそんなドキド...
恋バナ調査隊 2023-11-19 06:00 ラブ
「ダメ妻がご迷惑かけまくって…」自称・リーダー気質50代夫の結婚懺悔
「冷酷と激情のあいだvol.169〜女性編〜」では、モラハラが激しい11歳年上の夫に対して悩む妻・麻子さん(44歳・仮名...
並木まき 2023-11-18 06:00 ラブ
新婚早々モラハラ夫に豹変!悪者扱いされ、離婚も拒まれる44歳妻の孤独
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-11-18 06:00 ラブ
ハライチ岩井が19歳タレントと電撃婚 娘や姪が10代で結婚したがったら
 お笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気(37)が13日、18歳下のタレント・奥森皐月(19)との結婚を所属事務所を通じて発...
「女として見れない」発言にショック、引き下がる前に5つの改善策を
 好意を抱いている男性から「女として見れない」と言われたら、誰だってショックですよね。  好かれようと必死に努力してい...
恋バナ調査隊 2023-11-17 06:00 ラブ
“ささっと和食”が感動級だった!アラフォー女性を好きになった男性の告白
 アラフォーになって女性としての自信を失くしてしまっている人もいるのではないでしょうか? 「年齢的に私なんか需要ない...
恋バナ調査隊 2023-11-17 06:00 ラブ
今話題のセカンドパートナー 不倫とどこが違うの?
 ユーチューバーが発言したこともあり、近ごろ話題の「セカンドパートナー」。どういう関係なのか、不倫とは何が違うのかを調べ...
内藤みか 2023-11-16 06:00 ラブ
やっぱり「セフレから付き合う恋」ってなし?男性の本音と彼女昇格のコツ
 セフレの男性に恋をした時、「彼女になりたいけど、セフレから付き合うのは絶対に無理……」と感じてしまいますよね。でも、実...
恋バナ調査隊 2023-11-16 06:00 ラブ
時代遅れな夫「そこまで太ったらおばさん」って…ドン引きルッキズム発言
 ジェンダーレスや多種多様なありのままの生き方、姿が尊重される時代です。  にも関わらず、未だに古い時代の価値観を引き...
恋バナ調査隊 2023-11-16 06:00 ラブ
男性が一緒にいたい女性とは? 今すぐできる魔法の共感テク
「ずっと一緒にいたい」って、好きな人に言われてみたくないですか?  仲良さそうなカップルを見かけて、「どうやった...
若林杏樹 2023-11-15 06:00 ラブ
夫に結婚記念日を忘れられた!可愛いor笑えない、どっちの仕返しを選ぶ
 記念日を大切にする女性が多いのに対して、男性は記念日を忘れがち。それでも一番大切な結婚記念日だけは覚えておいてほしいで...
恋バナ調査隊 2023-11-15 06:00 ラブ
私の親は共依存夫婦だったのかも…結婚後も自立にこだわる理由を考えた
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  つい最近、自分の親に...
豆木メイ 2023-11-14 06:00 ラブ
年収だけがネックじゃなかった…「格差婚」の種類&よくあるトラブル5つ
 格差婚と聞くと、年収に格差があるペアの結婚を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。でも、内面や価値観などが極端に異...
恋バナ調査隊 2023-11-14 06:00 ラブ