根元まで頬張って
――えっ?
そう告げた時には、彼の手は私の後頭部を撫で、彼の股間へと導いてきたんです。
(うそ…先にフェラチオ? クンニリングスもまだなのに…)
驚く一方で、彼を逃したくない気持ちのほうが勝りました。性臭の漂うぬらつくペニスに顔を寄せ、まずは根元を握って裏スジを舐め上げました。
――ああ…気持ちいいです。
彼がうっとりした声を上げると、私はさらに舌を絡ませました。裏スジからチロチロと舌先を舐め上げ、カリのくびれをぐるりと一周させると、ひと思いに亀頭を口に含んだんです。
――おお…愛香…さん。
快楽の唸りを耳にすると、もっと聞きたくなりますよね。私は口をOの字に広げたまま、ズブズブと根元まで頬張っていきました。
(ン…硬い…太いわ)
根元までズッポリ咥えながら、再び舌で裏スジをねぶりました。唾液をたっぷり溜めて手で根元をしごき、陰嚢もやわやわと刺激すると、彼ったら感激したように、
――うう…気持ちいいです…はああ!
これまで聞いたことのない切迫した喘ぎを漏らしたんです。
私のフェラチオに拍車がかかったのは言うまでもありません。彼のペニスをしごきながら、ジュブジュブと頭を打ち振り、唇の締めつけや舌の躍らせ方に強弱をつけて必死に奉仕をしたんです。
いえ、奉仕という概念はなかったですね。ただただ彼に気持ちよくなって欲しい。彼を離したくない一心です。陰嚢も優しく揉みしだき、蟻の門渡りも軽くくすぐり、尖らせた舌先を尿道口に差し入れてあふれる透明汁を啜りました」
彼を虜にしたい一心で
――聞いているだけでドキドキします。続けてください。
「しばらくはフェラチオに没頭していましたが、私のヴァギナは濡れに濡れ、熱いエキスがシーツに滴っていくのが分かって…。
(ああ、私…感じてる)
そう実感しましたね。大好きなソジュン君を虜にしたい一心で、持てるテクニックをここぞとばかりに披露しました。
――愛香さん…もうダメです…。
彼はさらに切羽詰まった声を上げたんです。
(もしかして、このまま口内発射?)
ならば彼に口でイッてもらおうと私は身構えました。その際には、彼の目の前でザーメンを飲んで見せようと思うほど、私も興奮してしまって…。
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