韓国男子の指テクと巧みなクンニリングに溺れ、天国からよもや地獄へ #4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-05-10 17:10
投稿日:2024-05-03 06:00

これまでのあらすじ

 第5次韓流ブームと謳われる昨今、「年下韓国人男性とのお付き合い中」と微笑むのは愛香さん(仮名・35歳フリーライター/独身)だ。相手の男性は、ソジュンさん(27歳動画編集/独身)。

 愛香さんは大失恋をきっかけにリアルな恋愛はしないと決め、韓流アイドルの推し活を始めた。「K-POPアイドルの推し活は、手が届かないからこそ傷つかない。彼らが今日も元気に活動していると思うだけで幸せ」と平穏な日々を送っていた。

 そんな折、知人女性にソジュンさんを紹介された。まさに青天の霹靂だった。

 愛香さんはソジュンさんの整ったルックス、高身長で筋肉質なスタイル、美しい低音ボイスにときめいた。ソジュンさんも愛香さんを気に入ったらしい。2人は急接近し、2度目のデートでホテルに行く流れに。

 しかし、前戯を楽しむ間もなく彼はペニスを挿入。愛香さんは驚く一方で、彼に激しく求められる現実に興奮した。

 獰猛(どうもう)な胴突きののち、フェラチオを望む彼の言いなりにもなった。そして、再びバックからペニスが叩き込まれたのち、彼が動画を撮っていることに気づいたのだ。

「韓国ではセックス中の動画撮影はよくあること」との言葉に息をのんでいた直後、アクメに達した彼のザーメンがヒップに噴きかかって…日韓カップルの恋愛に迫る第4弾!

 前回までの話はコチラ→第1話第2話第3話

惚れた弱みで甘い言葉を

――ソジュンさんがアクメに達し、愛香さんのヒップにザーメンが噴射された。その後をお聞かせください。

「驚きの連続で記憶が定かではありませんが、『彼が快楽を得て、アクメに達してくれた』という嬉しさはありましたね。同時に『やっと終わった』と、安堵にも包まれました。

 前戯もなく正常位で挿入されてフェラチオと続き、とどめはバックからの挿入で、その上、動画撮影だなんて…。初めてのセックスでこれらの行為をされたら、日本人なら誰でもびっくりしますよね?

 ただ、そこは美形の韓国人男性…惚れた弱みで、つい甘い言葉をかけてしまったんです。

 行為後、

――ソジュン君が気持ちよくなってくれて嬉しい。

 彼がティッシュでザーメンを拭き取りベッドに横たわると、私は彼の胸元に顔を寄せました。ぶ厚い胸板を上下させて呼吸するさまは、セックスの余韻にどっぷりと浸れましたし、汗の香りがアクア系の香水と入り混じり、とてもセクシー。

――愛香さん、好きです…僕たちは恋人です。

 彼も私の体を抱き寄せてきて…嬉しかったです。早急なセックスと変態じみた行為には驚かされましたが、こうしてセックスの余韻に浸っていると、彼に愛されている実感がわいてくるんです。

 2人の鼓動が同化して、身も心も溶け合うようで…。視線を上げると、どの角度から見ても整った顔立ちのソジュン君が微笑んでいて、もうそれだけで夢心地。

韓国の兵役事情

――ソジュン君、かなり筋肉質なのね。洋服を着ていても分かったけど、ここまでの肉体派だとは思わなかったわ。

 私は隆々と盛り上がる彼の胸板や二の腕を触り、その硬さと盛り上がりを確かめるように、優しくさすったんです。

――韓国では兵役があるので、徹底的に鍛えられます。日本人男性は『細マッチョ』が多いようですが、韓国人男性はかなりムキムキになるまで鍛えるのが大多数ですね。兵役を終えても、ジムでトレーニングするのは、筋肉を衰えさせたくない気持ちも大きいと思います。

――ソジュン君…兵役は?

 私は彼の高い鼻梁と美しい唇を見つめながら聞きました。

――行きましたよ。大学1年で休学して2年間の兵役を経て、また大学に戻りました。僕の周りでは大学1年で行くことが多かったです。

――頑張ったのね。

――頑張りました。でも韓国人として当然のことです。ただ…その頃は、アイドルを目指すというビジョンは無かったから、今思うと早くからアイドル活動をしておけばよかったという後悔もあります…。

――そう…。

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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