これまでのあらすじ
異業種交流会での出会いをきっかけに、妻子ある男性との付き合いが始まった千鶴さん(仮名・35歳化粧品会社を経てイベント会社/独身)。
「内縁の妻」歴2年となる彼女の狙いは、ずばり略奪婚だ。お相手の男性・正樹さん(仮名・39歳会社経営/妻子アリ)は、「妻とは仮面夫婦状態だが、4歳の息子の将来のためにも小学校受験は成功させたい。受験が終わるまでの2年間、どうか待って欲しい」と告げ、その誠意を理解してもらうためにもと、以下の条件を提示しれくれた。
・2人の新居となる住まいへの引っ越し
・正樹さんが経営する「イベント会社」への転職
正樹さんの愛情を信じた千鶴さんは、2年間待つことを決意。その日から略奪婚へのカウントダウンが始まった。内縁の妻から本妻へのステージアップを目論む彼女に迫る――。
気になる続きの前に、第1話はコチラからお読みいただけます。
仕事も住む場所も一変
――2年をかけて「略奪婚」への計画が始まった。続きをお聞かせください。
「彼が転職と引っ越しを提案してくれたので、当時33歳の私は、10年間勤めた化粧品会社を辞め、彼が経営するイベント会社への転職を決めました。もちろん、社員たちに付き合っていることは内緒です。
そして、引っ越しもしました。彼の会社は新宿と渋谷にあり、家族と住む自宅は杉並区の荻窪。自宅と会社の行き来が便利な中野の3LDKのマンションを借りてくれたんです。
略奪婚を決めてからは仕事も住む場所も一変しましたが、そこに戸惑いはありません。なぜなら、プライベートでしか知らなかった彼は、仕事場でも魅力にあふれていたんです。
対人スキルや決断力、リーダーシップ、カリスマ性。何よりも、私を不安にさせないようマメに連絡をくれて、家庭の話は一切しない気づかいも嬉しかったですね。
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