「うちに泊まる?」オタ友以上恋人未満の彼にそう言わせた。

mirae.(みれ) ライター
更新日:2024-07-01 06:00
投稿日:2024-07-01 06:00

彼は「うちに泊まる?」と言った

 周囲のオフ会メンバーたち続々とがカップルになっていく中で、自分もKくんと恋人同士になりたい! という思いが日に日に増していました。親しくしていた仲間たちも「早くKくんとくっつきなよ!」と煽ってきたり…。

 チャットで話している際も、お互いに好意があるような言動をしたりと、ネット上ではまるで付き合っているような雰囲気を漂わせることも。気持ちを確かめることも確かめられることもなく、それでも「Kくんと私は両思いなはず」と思い込んでいました。

 とはいえ、私は関東で彼は北の地方都市という遠距離。ネット上では毎日会えてもリアルで会うのは難しい。関東でオフ会があるたびに彼は上京をしていましたが、2人だけで会えないことにいつしか焦りはマックスに…。

 私は思い切って彼の地元に遊びに行くことにしたのです。

「そっちに行ったら遊んで欲しい」と仕かけたところ、彼は快諾。そしてこう言ったのです。

「泊まる場所をまだ見つけてないなら、うちに泊まれば?」

緊張しながら向かった北の地

 なんていうことでしょう! 彼の方から「うちに泊まりなよ」と提案をしてきたのです。彼は大学の近くのアパートでひとり暮らしをしていました。もちろん狭い1Kの部屋です。

「いいの?」
「もちろん!」

 彼は嬉しそうに答えました。いきなり好きな人の家に泊まることになり、「もしかしたら、あんなことやこんなことが起きるかもしれない」「一気に関係が進んじゃうかもしれない」「誘われたらどうしよう!」「下着はどうしたらいい?」「初めての時ってどうしたらいいの?」などの勝手な妄想がふくらんでいきます。

 新幹線の手配をするかたわら、かわいい下着を買ったり、パソコンでこっそりセックスについて調べたりと、“初体験の準備”も抜かりなく進めました。

 そして、「いよいよ初体験しちゃうかも…」という淡い期待と緊張に包まれ、新幹線に乗り込んだのですが、その期待を大きく裏切るようなできごとが待っていたのです。

 次回に続きます。

mirae.(みれ)
記事一覧
ライター
アラフィフのフリーライター。ライター歴は15年以上。いろいろこじれて48歳で処女卒業。現在は性に奔放で貪欲に、独身生活を謳歌中。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「38と偽って」妊娠捏造、処置代カンパ…息を吐くように嘘をつく40女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-16 06:00 ラブ
察してちゃん、ずるくない!? 既婚者の彼が「別れたいサイン」で濁すワケ
 現在、既婚者の彼と不倫中の女性もいるでしょう。ただ既婚者の中は、関係を終わりにしたくてもハッキリ「別れよう」と言えない...
恋バナ調査隊 2023-09-16 06:00 ラブ
金持ちと結婚=幸せとは限らない? 意外と高い離婚率のワケ
 女性なら、多くの人が憧れる「玉の輿婚」。一見、経済的にゆとりがある結婚生活は、幸せでいっぱいのように思いますよね。でも...
恋バナ調査隊 2023-09-15 06:00 ラブ
チェリーな童貞男子ついに4割に…! あえて付き合うメリットとデメリット
 童貞男性は、私たちの想像以上に大勢います。出会った男性が童貞だったケースも実は結構あるものなのです。  童貞男性と付...
内藤みか 2023-09-14 06:00 ラブ
他人様に相談しにくい性事情、彼氏の“性欲”がつらい場合はどうする?
 いくら仲が良くても、彼氏との性事情は友達に相談しづらいですよね。 「つらい」と感じていても、1人で抱え込んでいる女性...
恋バナ調査隊 2023-09-14 06:00 ラブ
「どんな人がタイプなの?」紹介で“好みの男性”に巡り合うベスト返答
 年齢が上がってくると出会いの数も減ってきてしまいますよね。 「いいな」と思った人にはすでにパートナーがいたり、そ...
若林杏樹 2023-09-13 06:00 ラブ
元々彼も元彼も今彼も気がつけば…「モラハラされやすい女性」特徴5つ
 モラハラ男とは恋愛も結婚もしたくありませんよね。でも、元彼からも今彼からもモラハラを受けるのであれば、あなた自身になに...
恋バナ調査隊 2023-09-13 06:00 ラブ
恋愛めんどくさい!? モテるがゆえに逃げたくなる5つの瞬間があるらしい
 きっと誰もが1度は「モテモテの人生を味わいたい!」と思った経験があるでしょう。でも、モテたらモテたで悩みが尽きないみた...
恋バナ調査隊 2023-09-12 06:00 ラブ
夫に「他の男性としていい?」と聞いたら…レス9年目夫婦の現状は玉虫色
 以前からこのコラムでお伝えしていますように、筆者の夫婦はセックスレス状態がかれこれ8年間ほど続いています。  女...
豆木メイ 2023-09-12 06:00 ラブ
たとえ“出会いの主流”でも「マッチングアプリを使わない」納得の理由6選
 異性との出会いにマッチングアプリが欠かせなくなった時代ですが、世の中にはまだまだ「マッチングアプリは使わない」と言う女...
恋バナ調査隊 2023-09-11 06:00 ラブ
墓場まで持っていく覚悟で…不倫カップル「密会デート」スポット5選
 既婚者の男性の70%、女性の30%が経験済みといわれているのが、不倫。読者の女性の中にも、もしかして不倫をしている方が...
恋バナ調査隊 2023-09-11 06:00 ラブ
妄想は自由です!アプリもいいけど憧れる「ロマンチックな出会い方」6選
 現代の出会いの場といえば、マッチングアプリ。昔はマッチングアプリでの出会いはマイナスのイメージが定着していましたが、今...
恋バナ調査隊 2023-09-10 06:00 ラブ
結婚から介護まで直滑降かも…すごい年上を好きになったら覚悟すべきこと
 自分よりも年上の男性には、包容力や安定感など、なんとも言えない魅力がありますよね。10歳以上、年の離れた男性と結婚する...
別れたら彼女が不憫でしょ? セックスレスと冷めを自覚する30男の葛藤
「冷酷と激情のあいだvol.159〜女性編〜」では、半同棲中の恋人・カズナリさん(31歳・仮名)に対して、夜の生活を「生...
並木まき 2023-09-09 06:00 ラブ
夜のベッドインは「褒美デー」限定! 年下男調教中の34歳女が漏らす不安
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-09 06:00 ラブ
タトゥーの入った彼と恋愛、そして結婚…心配する周囲との付き合い方は?
 最近では、ファッションとしてタトゥーを入れる人が増えていますよね。とはいえ、まだまだ日本はタトゥーや刺青に厳しい国とい...
恋バナ調査隊 2023-09-08 06:00 ラブ