癒しのシャワ~「激推しユーカリ3種類」香りのハーブ系樹木で“イライラMAX”夏を乗り切る!

斑目茂美 開運花師
更新日:2024-07-31 06:00
投稿日:2024-07-31 06:00
 今年の暑さは格別ですな。猫店長「さぶ」率いる我がお花屋、毎日汗だくで化粧はデロデロ、暑さでスタッフさんの誰かが熱中症気味。

無事に夏を乗り切りたい

 暑さのせいか? 更年期のせいか? イライラMAXメンタルは頻繁に休憩を入れないと閉店まではとてもじゃないけれど保てない…。それくらい破壊力のある災害級の暑さでございます。

 完全に暑さでやられた身体を引きずって家に帰ると、玄関ドアに吊るした“ある束”からフワッと爽やかな香りがし、一瞬で疲れを吹き飛ばしてくれます。

 今回はそんな癒しの香りの枝がテーマ。「見てよし! 嗅いでよし! 癒してくれる香りの枝」の解説です。

【読まれています】ハーブ育てるなら一択!虫よけ・若返りにローズマリー、ほっぽらかしで◎

爽やか~な香りを求めて

夏場のお花屋は花保ち問題をはじめとした悩ましい案件が山積み、“試練のシーズン”です。通常業務に加えて、夏場特有の業務もプラスαであり、忙殺される中、時折フワッと香る爽やか系植物に心奪われますな。あー癒されるー! 香りの元に鼻をくっつけて深呼吸でございます。

 ミントやタイムなどお決まりのハーブ系はもちろんですが、夏の暑さにも負けない、時間の経過とともに香りがさらに引き立つワタクシのイチオシは樹木! 月桂樹やヒペリカムなども良いですが、強い香りを放つユーカリがオススメでございます。

 ユーカリといっても形状、形、色と種類が豊富。「こんなのあったの?」なものもあったりで、追い求めるとキリなし。

 お花屋でも切り花や鉢物として入手が比較的簡単で、色・形・香りと大満足なものをご紹介しましょ。

1. ユーカリ・ベイビーブルー(銀世界)

「銀世界」というからには色も濃いシルバー。香りも強く、スパイシーで爽やか!! 心なしか頭がスッキリする…。フレッシュやドライで香りのタイプが変わってきます。

2. ユーカリ・ポポラス

 丸くシルバー系ハート型の葉のポポラスはユーカリの中でも柔らかく爽やかな香り。この暑さのせいか、近年、花が咲くポポラスをよく見かけます。花はやがて結実し葉の形も細長く変形し、1本のユーカリなのに全く違う種類に見えるから不思議。

3. レモンユーカリ

 個人的には大好きな葉で、フレッシュでもドライでもユーカリの中では異色の爽やかなレモンの香りで完全に癒しモードに突入! 夏のオシャレにも程がある花束にはよく使用されております。

 なんせお花屋さんもお疲れモードな時に、レモンユーカリは触るたびにワクワク癒されっぱなし。切り花・鉢物いずれも入手が簡単。虫除け・蚊除け効果も大いに期待でき、魅力の一つです。

もしもゲットできたなら…

 生きた植物の香りで癒されたいアナタさま。こんな使い方がオススメでございます。

1. スワッグ

 ユーカリ以外の香りの樹木を束にして新緑の香りを楽しむのも素敵。束ねたものを壁やドアにかけるだけで風が流れるたびに癒されます。飾るなら日当たりの良い場所はNG。いずれはドライフラワーになりますが、この暑さ、速攻で茶色く変色してしまいます。

 ぜひ日の当たらない、風通しの良い場所で。気や人の流れが良い廊下や階段など、“良い気”とともに香りものせてみてはいかかでしょう。

2. リース

 リースの土台を使うも良いですが、長い枝を曲げて自然な形のリースを作っても味があります。スワッグ同様、ドライフラワーになることを視野に入れた場所に飾りましょう。

3. 普通に飾る

 切り枝として出まわる樹木はユーカリに限らず、夏場は切り花と比べても日持ちは優秀です。ただ花瓶に水を入れて飾るユーカリなどの樹木は、フレッシュな香りを長く楽しめて、空気の流れで葉が揺れるたびに涼しげな風に変わります。

 いかがです? 香りはストレスを一瞬でも忘れさせてくれます。

動物の誤飲に要注意

 ただし、ユーカリは猫をはじめとした動物には有害です。飾っておけばネズミ除けにもなる代物なので、動物が誤って口に含んだりしたら大変なことになります。

 エッセンシャルオイルやアロマオイルも同様ですね。

 飾る場合は注意が必要。とはいえ、ハーブやユーカリなどの強い独特な香りは、そもそも動物は苦手で近寄りませんが、用心くださいませ。

 香りの高い樹木がアナタに穏やかな時間をプレゼントしてくれることを…遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


育休明けのモヤモヤがしんどい。先輩ママの体験談から紐解く3つの解決法
 育休明けのママたちは、職場復帰するにあたって多くのモヤモヤを感じているようです。子供と仕事と生活の間で、ベストな答えを...
透明ボードの下から失礼しますよ♡ 不思議&かわいい空飛ぶ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
未来のような街の先に…
 未来のような街は、まるで先の見えないトンネルのよう。  その先にあるものは明るいものであってほしい。
ほっこり癒し漫画/第77回「もふもふサマー」
【連載第77回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【難解女ことば】蒲魚、何て読む? 予測変換出てこない…
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
8年前に“ゆるFIRE”した男 新NISAより確実なリターンは自分への投資
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
母親は夢を諦めなきゃダメですか?夫を「支えてあげて」の言葉が悔しい
 かつて漫画家を目指していた夫婦の絵里奈と拓郎。双子の子供ができたことを機に、夢を諦め堅気の生活をしている。  夜...
浮気より酷い夫の裏切り SNSには私の知らない「もう1人の彼」がいた
 かつて漫画家を目指していた夫婦の絵里奈と拓郎。双子の子供ができたことを機に、夢を諦め堅気の生活を暮らしている。 ...
妊娠妻の電話に出ない…いまだ夢見る漫画家志望の夫とワンオペ妻の軋轢
 初夏の印象が霞むほどの汗ばむ陽気の午前中。  林絵里奈は井の頭公園の池のほとりのベンチに腰を掛け、在りし日のデー...
「晩ごはん何?」焼肉、すき焼き却下でもやし炒め! 家族間攻防LINE3戦
 仕事で疲れて帰宅した時、一番楽しみなのは晩ごはんですよね! とはいえ、主婦としては毎日の晩ごはんのメニューを考えるのも...
【ファミマ】コンビニ衣類正直レビュー、ショーパンゆる履きはOKだけど
 ファミリーマートとファセッタズム(FACETASM)のデザイナー落合宏理氏が共同開発した衣類「コンビニエンスウェア」。...
【独自】すいかばか初の“夕方専用すいか”、気になる出来栄えは?
 すいか生産量全国47位、ごくごくレアな山梨県ですいか作りに情熱を注ぐ「寿風土(こどぶきふうど)ファーム」代表の小林栄一...
インフルエンサー退職願望のアラフォー、“発信=スキル”なる大きな勘違い
 普通の会社員を続けることに不安を感じる女性が増えています。周囲に自分の才能を活かして稼いでいるがいると、「自分も何か発...
職場やママ友“ケチな人”との付き合い方5選 1円単位で文句ブーブーは勘弁
「この飲み会、私はあまり飲んでないから、あなたたちが多めに払ってくれるよね?」「ここの料理、5,000円もするの? え〜...
背徳感がたまらにゃい♡ ガラステーブルの下から見る涼し気“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
夏場の観葉植物、様子が変!間違った育て方、救済法、最新便利グッズまで
 危険な暑さが続く夏。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は古い平屋の建屋のため、エアコンをフル活用しても、毎日が熱中...