「妊娠アウティング」経験者たちのエピソード 悲劇はどうすれば防げたのか

コクハク編集部
更新日:2024-08-15 06:00
投稿日:2024-08-15 06:00
 皆さんは、「妊娠アウティング」という言葉を知っていますか? もしかしたら、実際に被害を受けたことがある人もいるかもしれませんね。
 今回は「妊娠アウティング」とは何かや被害者のエピソード、妊娠アウティングされないための対策などをご紹介します。

そもそも妊娠アウティングって何?

「妊娠アウティング」とは、妊娠した本人が同意していないのに、妊娠の事実を周囲に言いふらされることをいいます。芸能人でいえば、テレビや雑誌などのメディアによる妊娠スクープが該当しますね。

 でも実は、芸能人だけでなく、一般人でも妊娠アウティングの被害に遭っている人は少なくないようなのです。

妊娠アウティング被害者のつらいエピソード

 実際に、妊娠アウティング被害者のエピソードをみていきましょう。

1. 保育園中にバラされたのに流産

「夏休みに同じ保育園のママ友から何度もプールへのお誘いがありました。毎回体調不良で断るのも気まずかったので、妊娠をカミングアウト。

 内緒にしてほしいと伝えたのですが、勝手に保育園のママ友LINEでバラされ、みんなからお祝いのLINEをいただくことに…。ところが、その後10週でまさかの流産。みんなに妊娠経過を聞かれるたびに亡くなったことを伝えるのはつらかったです」(30代・OL)

 内緒にしてと伝えたにも関わらず、グループLINEで暴露するとは無神経ですね…。 流産するだけでもつらいのに、みんなに説明するのは相当きつかったことでしょう。

【読まれています】妊娠妻の電話に出ない…いまだ夢見る漫画家志望の夫とワンオペ妻の軋轢

2. 職場の上司がまさかの妊娠アウティング

「職場に迷惑をかけないようにと、上司にだけ妊娠報告をしました。ところが、上司が同僚に伝えたようで私の部署に一気に広まってしまったのです。

 産休までは普通に仕事がしたいと思っていたのに、プロジェクトからも外され、周囲に必要以上に気を遣われて、ストレスしかありませんでした」(20代・アパレル関係)

 信頼していた上司に裏切られるとはつらかったですね。周囲の心遣いはうれしいものですが、逆にストレスになる気持ち、よくわかります。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


同僚のボールペン“カチカチ”に敏感反応!繊細すぎる人へのLINEどう返す
 世の中には、人一倍豊かな観察力や感受性を持つ人も存在します。そうした人は「優しい」「気遣いができる」などの長所をたくさ...
黄金色の葉と朱赤の柿の景色 心まで秋色に染まるような日
 秋は色鮮やかな季節。まるで黄金色のイチョウの葉、鮮やかな朱赤の柿。  心まで秋色に染まるような日だった。 ...
「何で後ろから撮るにゃ?」“たまたま”の質問攻めにきゅん♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
年末大掃除、夫が戦力にならない…今年こそやる気を出してもらう方法4つ
 年末の大仕事といえば、家の大掃除ですよね。やはり、一年の汚れを綺麗にしてから、新しい一年を迎えたいものです。でも、何か...
コスパ最強!シクラメン超長生き育成術、この冬は美しい姿をキープさせる
 暖冬にも程がある2023年師走ですね。  カントリー風情たっぷりの立地にある猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花...
日用品は見た目も大事よね♡ 好みの香りで良質な睡眠時間を
 コクハクリーダーズ1期生の「あんず」と申します。今回、ワクワクしながら新商品を使う機会に恵まれました。  日常生活で...
2023-12-16 17:32 ライフスタイル
「見慣れる」ってこわい 散らかった部屋を眺めて考えたこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
温泉旅行を計画中! でも浴衣の下は何が正解? オトナ女性の3つの選択肢
 彼氏や女友達と楽しむ温泉旅行。最近では旅館に添えつけの浴衣が用意されているところも多いですよね。  でも浴衣姿で...
悪臭漂う子どもの地獄汚部屋にもう限界!私がブチ切れた“ゴミ袋事件”の夜
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
尾道の町並みより絶景也! 恥ずかしがり屋のクロ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ふわっと何かが降り立った? 神々の宿る土地の光は優しい
 夜道を歩いていたら、ふわっと何かが降り立った気がした。  振り返ると黄色い稲穂が揺れていた。でも全然怖くはなかっ...
『姑息(こそく)』本来の意味は“ずるい”ではなく、一時しのぎ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ぼっちの年越し最高!大人の女性だからこそ許される“心の洗濯”プラン5選
 お正月といえば、恋人と過ごしたり、実家に帰省したり、賑やかに過ごす人が多いですよね。でも実は今、ぼっちでも一人のお正月...
【45歳からの歯科矯正】まじか。矯正8カ月で主治医から衝撃の提案が…
【これまでのお話し】 45歳で歯科矯正を始めようと思ったワケ(#1)/45歳女、5年越しにワイヤー矯正を決断!(#...
ほっこり読み切り漫画/第63回「フクフクモフモフ規格外ナノダ」
【連載第63回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
子、姪、甥への「お年玉適正価格」問題 親戚と決めた我が家のルールは…
 子供たちのお正月の楽しみといえば、なんといっても「お年玉」ですよね。でも、大人にとっては「親戚の子へのお年玉の額をどう...