第19週「悪女の賢者ぶり?」#94
予想していなかった人物の突然の訪問に、喜びを爆発させる寅子(伊藤沙莉)。優未(竹澤咲子)と稲(田中真弓)も加わり、4人で楽しい時間を過ごす。
片や、昔から寅子の性格をよく知っている涼子(桜井ユキ)は、おせっかいだとは思いつつも、航一(岡田将生)に寅子に関するアドバイスをする。
【本日のツボ】
優三からのラブレター
※※以下、ネタバレあります※※
花江(森田望智)の来訪を喜ぶ寅子たち。稲と優未、4人で囲む食卓は実に楽しそうでした。周りを明るくする花江の存在は重要です。上機嫌の稲は歌を披露。「それじゃ、稲、歌いま~す」と、歌い出したのは、北原白秋作詞、中山晋平作曲の童謡「砂山」。手振り身振りつきで朗々と歌う稲。とてもルフィの中の人(アニメ「ワンピース」のルフィの声優さん)とは思えません。
これまでドラマ出演は少なそうですが、今回をきっかけに、ドラマ出演の依頼が殺到するのではないでしょうか。それこそ、アンパンマンの戸田恵子のように、俳優としていろんな役を演じているのを見たくなりました。
一方、喫茶「ライトハウス」にはカウンターでひとり食事をとる航一(岡田将生)。そんな彼に、「一つだけよろしくて?」と涼子(桜井ユキ)が話しかけます。
「トラコちゃんは昔からお気立てはよろしいけれど、全方位に愛がおありで、恋愛ごとの機微のようなことには無頓着ですの。ですから、後悔なさらぬように」
果たして、涼子さまの忠告は、航一の背中を押すことになるのでしょうか。
花江来訪の真の目的は…
再び、寅子の家。稲と優未が寝て、2人きりになった寅子と花江。「トラちゃん、私になにかいうことない?」と花江が切り出します。「トラちゃん、ここからが本題です。手紙で優未から聞いたんだけど、最近、いい人がいるんですって?」
どうやら、花江来訪の真の目的は、寅子と航一のことだったようです。優未も起きてきて、寅子に、優三が大切に持っていた寅子手製のお守りを手渡します。「中、見て」と。そこには小さく折りたたんだ紙が入っていました。
「お父さんからのお手紙」、優未の言葉に少し動揺する寅子。手紙には気づかなかったようで、そのことを花江に聞かれると、「だって、お守り開けて、中身見ないじゃない?」と。そういうところ、いかにも寅子だなあ、と。
そして、優未がいつ、この手紙に気付いたのかも気になりますが、そこには、優三からの寅子に対する愛が詰まっていました。これは、誰が何と言おうと優三からのラブレターです。
果たして、このラブレターが寅子の背中を押すことになるのでしょうか。明日が待ち遠しいです。
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